記事 での「親鸞を読む」の検索結果 2,831件
大悲の願船に乗じて、光明の広海にうかびぬれば
(17)大悲の願船に乗じて、光明の広海にうかびぬれば
ここで親鸞は経典の「乃至」とは善導のいう「下至」と同じで、「下一声から、上一形(一生)をつくすまで」の意味であるとして、「一念が多念か」と..
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本文5
(16)本文5
つづいて、本文4で引用された経文や善導のことばについて注釈が施されます。
『経』に「乃至」といひ、釈には「下至」といへり。乃下その言(ことば)異なりといへども、その意(..
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点と線
(15)点と線
信楽が開発するのはまさに「時剋の極促」です。しかし忘れてならないのは、それは開発の瞬間のことであり、信楽はそれで終わるわけではないということです。
信楽は線香花火のように、..
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一念か多念か
(14)一念か多念か
ここで述べられるのは「称名の徧数」についてです。一見、些末なことに思われますが、実際は信心と念仏についての本質的な問題に関わり、現に、法然門下において一念義と多念義の対立..
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本文4
(13)本文4
これまで、不回向の行について、摂取不捨について、そして信心正因について説かれてきましたが、次は行の一念について述べられます。
おほよそ往相回向の行信について、行にすなは..
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信心正因とは
(12)信心正因とは
としますと親鸞がこの両重因縁を説くのはどういう意味があるのでしょう。やはり問題の焦点は信心にあります。
光明名号に縁って往生が得られるとしますと、そして光明名号は十方..
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両重因縁
(11)両重因縁
名号と光明により往生させてもらうが、ただそこには信心が必要だと素直に理解すればいいと思うのですが、この段については昔からやかましい議論があり、第一重と第二重の関係をどうとらえ..
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本文3
(10)本文3
さらに続きます。両重因縁とよばれる段です。
まことに知んぬ、徳号の慈父(じぶ)ましまさずは能生の因闕(か)けなん。光明の悲母(ひも)ましまさずは所生の縁乖(そむ)きなん..
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即ちのとき
(9)即ちのとき
龍樹は「即時入必定」と言っていましたが、この「即ちのとき」について思いを廻らせてみましょう。
本願名号の行信をえることで正定聚不退の位につくことができると言われます。宇宙..
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摂取してすてたまはず
(8)摂取してすてたまはず
宇宙のかなたからやってくるかすかな信号(本願名号)を傍受したとき何が起こるのでしょう。親鸞はこれまでの引用に出てきたことばから重要なものを四つ上げています。「歓喜地..
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行信ということば
(7)行信ということば
この文のなかに行信ということばが二度出てきます、「真実の行信をうれば」と「この行信に帰入すれば」と。言うまでもなく念仏が行で信心が信であり、ふたつつなげて行信としている..
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本文2
(6)本文2
本文1のつづきです。
しかれば、真実の行信を獲れば、心に歓喜おほきがゆゑに、これを歓喜地(初地のこと。菩薩道52階位のうち、第41階位。不退の位)と名づく。これを初果(小..
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