記事 での「親鸞を読む」の検索結果 2,831件
分別知と無分別智
(15)分別知と無分別智
本願の智慧の海は「深広にして涯底なし」ですから、声聞や縁覚、さらには菩薩の「はかるところにあらず」で、「ただ仏のみひとりあきらかにさとり」たまうというのですが、これは..
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本文5
(14)本文5
次に無量寿経から引かれます。
ゆゑに『大本』(無量寿経のこと)にのたまはく、「声聞あるいは菩薩、よく聖心(しょうしん、仏のこころ)をきはむることなし。たとへば生れてより..
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転ずるとは
(13)転ずるとは
さて「よろづのこと、みなもつてそらごと、たはごと、まことあることなし」にすぐつづいて「ただ念仏のみぞまことにておはします」とあります。もし「よろづのこと、みなもつてそらごと..
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みなもつてそらごと、たはごと
(12)みなもつてそらごと、たはごと
「凡聖所修の雑修雑善の川水」と「逆謗闡提劫沙無明の海水」が同列に並べられ、いずれも「本願大悲智慧真実劫沙万徳の大宝海水」に転ずるとされていることに引っかか..
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本文4
(11)本文4
一乗海の「一乗」につづいて、次に「海」についての注釈がはじまります。
海といふは、久遠よりこのかた、凡聖所修(ぼんしょうしょしゅう)の雑修雑善(ざっしゅぞうぜん)の川水..
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本文3
(10)本文3
次に『華厳経』から短文が引かれ、そのあと一乗についてのまとめの一文がきます。
『華厳経』にのたまはく、「文珠の法はつねにしかなり。法王はただ一法なり。一切の無碍人、一道..
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無明覆へるをもつてのゆゑに
(9)無明覆へるをもつてのゆゑに
話があまりに抽象的になりました。もっと身近なところ、ぼくらが生きている現場に引きつけて考えてみましょう。ついこの間、信国淳という人のことばを集めた『いのちは誰..
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気づくと見る
(8)気づくと見る
何かにふと「気づく」とき、「わたし」は気づきに遅れを取ります。何かに気づいたのちに、ようやく「わたし」が目を覚まして「あゝ、そうだったのか」と思い知るのです。「わたし」が前..
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無明覆へるをもつてのゆゑに
(7)無明覆へるをもつてのゆゑに
少し前にこう言いました、大悲の願船は、われらがこれから乗り込まなければならないのではなく、もうすでにそのなかに乗っているのだと。ただ、これまでそのことにちっと..
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一切衆生ことごとく仏性あり
(6)一切衆生ことごとく仏性あり
『涅槃経』から四つの文が引かれていますが、いずれも「真理はひとつである」ということ、しかし「ひとつの真理が機に応じてさまざまに説かれる」ということが言われてい..
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本文2
(5)本文2
一乗の意味を確認するために『涅槃経』から引かれます。
『涅槃経』にいはく、「善男子、実諦(実は真実、諦は真如。真実の教えのこと)は名づけて大乗といふ。大乗にあらざるは実諦..
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如より来生す
(4)如より来生す
むこうから思いもかけず到来する、このことを無量寿経は「従如来生(じゅうにょらいしょう、如より来生す)」ということばで表現しています。それは弥陀が「いろもなし、かたちもましま..
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