記事 での「親鸞を読む」の検索結果 2,831件
真実と方便
(3)真実と方便
さて、「二乗三乗は一乗に入らしめんとなり」とあります。釈迦の教えには八万四千の法門があると言われ、声聞のための教え、縁覚のための教え(この二つが小乗の教えです)、菩薩のための..
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ひとつの船
(2)ひとつの船
親鸞が他力につづいて一乗海について説こうとした動機を考えてみますと、直接的には、少し前のところで「大小聖人、重軽悪人、みなおなじくひとしく選択大宝〈海〉に帰して念仏成仏すべし..
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本文1
第7回 ただこれ誓願一仏乗なり
(1)本文1
他力につづいて、今度は一乗海について注釈が施されます。まずは一乗について。
一乗海といふは、一乗(ただひと..
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本文8
(20)本文8
最後に元照〈がんじょう、宋代の律宗の僧〉の文が引用され、他力についての段が終わります。
元照律師のいはく、「あるひはこの方にして惑を破し真を証すれば、すなはち自力を運ぶ..
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主と従
(19)主と従
自力の譬えはよく分かりますが、肝心の他力の譬えはいまひとつピンときません。いちばんの難点は「輪転王の行くにしたがへば」という言い回しで、これではわれらが輪転王の御幸に随うことに..
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本文7
(18)本文7
『論註』からの引用の最後です。
まさにまた例を引きて自力・他力の相を示すべし。ひと三途(火塗=地獄、血塗=畜生、刀塗=餓鬼のこと、三悪道と同じ)を畏るるがゆゑに禁戒を受..
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往相がそのまま還相
(17)往相がそのまま還相
往相がそのまま還相であるということについてもう少し考えてみましょう。
親鸞は善導のことばをもとに「信心のひとはその心すでにつねに浄土に居す」と述べていますが(『..
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還相のはたらき
(16)還相のはたらき
ここで、往相のはたらきだけでなく、還相のはたらき(衆生済度の利他行)もまた如来の本願力によるということが述べられます。第22願をどう読むかは難しいところがありますが、浄..
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本文6
(15)本文6
三願的証のつづきです。
願(第22願)にのたまはく、たとひわれ仏を得たらんに、他方仏土のもろもろの菩薩衆、わが国に来生して、究竟(くきょう)してかならず一生補処(このた..
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臨終まつことなし
(14)臨終まつことなし
「弥陀の誓願不思議にたすけられまゐらせて、往生をばとぐるなりと信じて、念仏申さんとおもひたつこころのをこるとき、すなはち摂取不捨の利益にあづけしめたまふなり」(『歎異..
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すなはち往生をう
(13)すなはち往生をう
結論を先取りしますと、親鸞は往生も信心のときとすることで曇鸞の大経的往生観をそっくり引き継いだのではないでしょうか。以下、親鸞のことばを拾いながら、そのように考える根..
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観経的往生観と大経的往生観
(12)観経的往生観と大経的往生観
観経の説き方をもとにして、臨終の来迎そして来生の往生を前提に大経の第18願や第11願を読みますと、正定聚となり滅度にいたるのはみな来生のことになります。これ..
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