記事 での「親鸞を読む」の検索結果 2,831件
仏智と罪福
(4)仏智と罪福
さてこのパラドクスは世界そのものに時間があると考えるところから生まれるのではないでしょうか。カントが言うように、われらが世界に時間を持ち込んでいると考えれば、この難問を解消す..
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時間というもの
(3)時間というもの
縁起は「繋がり」であるのに対して、因果は「分離」であることを見ましたが、次いで縁起は「双方向」であるのに対して、因果は「一方向(不可逆)」であることを確認しておきましょう..
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罪福を信ずる
(2)罪福を信ずる
すでに本願に遇った人は「本願を疑う」ことはありません。では、まだ本願に遇っていない人はといいますと、「わたしは本願を疑っています」と言う人はまずいないのではないでしょうか(..
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不了仏智のしるしには
第8回 御ちかひをうたがふ
(1)不了仏智のしるしには
正像末法和讃につづいて仏智疑惑和讃(誡疑讃)がはじまります。その第1首です。
不了仏智1のしるしに..
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恩徳讃
(9)恩徳讃
正像末法和讃の最後に、いわゆる「恩徳讃」がおかれます。
如来大悲の恩徳は
身を粉にしても報ずべし
師主知識の恩徳も
ほねをくだきても謝すべし(59)
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自然のやう(様)をしらせん料なり
(8)自然のやう(様)をしらせん料なり
阿弥陀仏はこの世界の外のどこかにいるわけではありません。経典によれば、浄土というのはここから十万億土のかなたにあるのだから、阿弥陀仏はこの娑婆世界の外に..
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神と仏
(7)神と仏
問題のありかはキリスト教やイスラム教などの一神教と対比してみることではっきりするでしょう。一神教においても、神や精霊から不思議な声が聞こえてきて、それに救われるというように説かれ..
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よきひとの仰せ
(6)よきひとの仰せ
親鸞が本願に遇い救われたとは言うものの、親鸞が本願に直接遇ったわけではありません。親鸞は法然に遇ったのであり、法然の仰せに遇うことで救われたのです。『歎異抄』2章は、親鸞..
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ふたたび往相と還相
(5)ふたたび往相と還相
同じ趣旨の和讃がもう一首詠われます。
往相回向の大慈1より
還相回向の大悲2をう
如来の回向なかりせば
浄土の菩提はいかがせん(52)
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自信教人信
(4)自信教人信
また善導の「自信教人信(みづから信じ、人を教えて信ぜしむ)」ということばを持ち出しますと、「みづから信じ」が往相回向で、「人を教えて信ぜしむ」が還相回向です。これを普通に読み..
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気づきの花が咲く
(3)気づきの花が咲く
もう一度、本願の気づきは「わたし」に起るが「わたし」が起こすのではないということに戻ります。
本願に気づくことができるのは、本願自身の力によるということでした。他力..
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往相回向がそのまま還相回向
(2)往相回向がそのまま還相回向
さて問題は「往相回向の利益」がそのまま「還相回向の利益」でもあるということ、これです。「わたし」が救われることが、そのまま他の人たちが救われることになっている..
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