記事 での「親鸞を読む」の検索結果 2,831件
往相と還相
(14)往相と還相
功徳大宝海に帰入するそのとき(「念仏まうさんとおもひたつ」そのとき)が往生のときであることはもはや明らかでしょう。ただ、それは往生がはじまるときであり、そのときから往生の生..
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継時ではなく同時
(13)継時ではなく同時
そもそも礼拝・讃歎・作願・観察・回向という五つの行は、まず礼拝、次いで讃嘆というように時間的に継起するものでしょうか。そうではなく、礼拝のあるところ、すでに讃歎・作願..
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本文5
(12)本文5
天親讃の後半です。
功徳大宝海1に帰入すれば、かならず大会衆2(だいえしゅ)のかずにいることをう。蓮華蔵世界3にいたることをうれば、すなはち真如法性の身を証せん。煩悩の..
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一心とは
(11)一心とは
このように親鸞が『浄土論』を換骨奪胎できた背景には、曇鸞の『論註』があります。曇鸞がすでに浄土論の深層を読み込んでいたのです。
これは前に述べたことのおさらいになりますが..
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群生を度せんがために
(10)群生を度せんがために
「世尊、われ一心に尽十方無碍光如来に帰命したてまつりて、安楽国に生ぜんと願ず」と述べている天親が「群生を度せんがために」というのでは何か具合が悪いような気がしない..
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横超の大誓願
(9)横超の大誓願
さて、天親が「わたしは阿弥陀仏の命にしたがいます」と言明する以上、それに先立って阿弥陀仏の命が天親に届いているはずですが、それが「横超の大誓願」です。
誓願といい本願と..
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本文4
(8)本文4
「よきひと」の二人目は天親です。
天親菩薩、論をつくりて説かく、無碍光如来に帰命したてまつる。修多羅1によりて真実をあらはして、横超の大誓願を光闡(こうせん)2す。広く本..
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ただよくつねに如来のみなを称し
(7)ただよくつねに如来のみなを称し
龍樹讃の最後は「ただよくつねに如来のみなを称して、大悲弘誓の恩を報ずべし」です。もとになっているのは『十住論』の「もしひととく不退転地にいたらんとおもはば..
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すなはちのとき必定に入る
(6)すなはちのとき必定に入る
龍樹は、われらが今生で行けるのは阿惟越致までだと考えていた節があります。今生で仏になるのは不可能であり(それはおそらくいのち終わってからのことであり)、今生この..
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本文3
(5)本文3
龍樹讃のつづきです。
難行の陸路、くるしきことを顕示して、易行の水道、たのしきことを信楽(しんぎょう)せしむ。弥陀仏の本願を憶念すれば、自然にすなはちのとき必定にいる。た..
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歓喜地
(4)歓喜地
この短い偈で「歓喜地を証して安楽に生ぜん」と詠っているところに、親鸞が龍樹を「よきひと」と仰いでいることがよく伝わってきます。龍樹は紛れもなく弥陀の本願に遇った人であり、それを『..
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本文2
(3)本文2
最初は龍樹です。
釈迦如来、楞伽山(りょうがせん)にして、衆のために告命(ごうみょう)したまはく、南天竺に、龍樹大士、世にいでて、ことごとくよく有無の見1を摧破(ざいは)..
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