秘事法門
（６）秘事法門 ここで話題となっているのは、吉崎御坊に集まってくる念仏者に「珠数の一連をももつひとなし」ということです。蓮如はそんな人たちを、数珠をもたずに「仏をば手づかみにこそせられたり」と批..
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第２帖・第５通
（５）第２帖・第５通 そもそも、この三四年のあひだにおいて、当山の念仏者の風情(ふぜい)をみおよぶに、まことにもつて他力の安心決定せしめたる分なし。そのゆゑは、珠数(じゅず)の一連(いちれん..
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念仏衆生を摂取してすてず
（４）念仏衆生を摂取してすてず 蓮如はこの「おふみ」に、『観無量寿経』から「光明遍照　十方世界　念仏衆生　摂取不捨（光明はあまねく十方世界を照らし、念仏衆生を摂取してすてず）」という文を、そして..
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法と機
（３）法と機 法（教え）の視点に立つときは、悪人「であるにもかかわらず」救われるとなりますが、しかし機（教えを受けるわれら）の視点に立ったときは、悪人「であるがゆえに」救われるのです。 弥陀の..
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造悪不善のわれら
（２）造悪不善のわれら ここでまず注目したいのは、「末代濁世の、造悪不善の、われらがごときの凡夫」ということばです。これまでもこの「機の深信」については折にふれて考えてきました。蓮如は他力の信心..
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第２帖・第４通
第８回　第２帖・第４通、第５通、第６通 （１）第２帖・第４通 それ、弥陀如来の超世の本願と申すは、末代(まつだい)濁世(じょくせ)の造悪不善のわれらがごときの凡夫のためにおこしたまへる無上..
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一念と多念
（２２）一念と多念 蓮如は、諸神・諸仏・菩薩をかろんずべからすと述べたあと、最後に真実の信心をとることが肝要であると説いていますが、ここで目を引くのが「一念をもっては往生治定の時剋とさだめて、そ..
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第２帖・第３通、後段
（２１）第２帖・第３通、後段 一　開山親鸞聖人のすすめましますところの弥陀如来の他力真実信心といふは、もろもろの雑(ぞう)行(ぎょう)をすてて専修専念・一向一心に弥陀に帰命するをもつて、本願..
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生死問題と人生問題
（２０）生死問題と人生問題 金子大栄氏があるところでこんなことを言っていて印象に残っています。真宗の布教師たちが集まっているところに一人の婦人がやってこられ、いろいろな人生の悩みを持ち出して、ど..
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神明（しんめい）について
（１９）神明（しんめい）について 諸法・諸宗を誹謗しないこと、諸神・諸仏・菩薩を侮らないことを、さらに詳しく説いていきます。まず神明をかろんじてはならないことについて、神は仏法不信のものを仏法へ..
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第２帖・第３通、中段
（１８）第２帖・第３通、中段 一　神明(しんめい)と申すは、それ仏法において信もなき衆生のむなしく地獄におちんことをかなしみおぼしめして、これをなにとしてもすくはんがために、仮に神とあらはれ..
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しかし黙しておられない
（１７）しかし黙しておられない もっと身近なところで考えてみますと、たとえば以前の職場の同僚たちと久しぶりに顔を合わす機会があったとして、そこでみんなに自分は阿弥陀仏の本願を信じていると言うとし..
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