記事 での「親鸞を読む」の検索結果 2,830件
よく一念の浄信を発して歓喜せん
(4)よく一念の浄信を発して歓喜せん
親鸞はこの第十八願成就文を読み、これはわれらに信がおこる「ときのきはまり」の名状しがたいありようを伝えようとしていると感じられたのに違いありません。この後、..
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乃至一念せん
(3)乃至一念せん
「信の一念」をあらわす経文が上げられます。
ここをもつて『大経』にのたまはく、「あらゆる衆生、その名号を聞きて信心歓喜せんこと、乃至一念せん。至心に回向したまへり。かの..
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永遠といま
(2)永遠といま
しかし「永遠の本願がいまはじまる」とはいったいどういうことでしょう。どこかから、「お前は自分が何を言っているのか分かって言っているのか」という突っ込みが入りそうな気がします。そ..
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信心開発の時剋の極促
第2回 信の一念
(1) 信楽開発の時剋の極促
これまで「横超の菩提心」が主題でしたが、次に「信の一念」が取り上げられます。まずは親鸞の自釈です。
それ真実の信楽を案ずるに、信楽に一念あ..
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なほし掌をかへすがごとく
(13)なほし掌をかへすがごとく
用欽も戒度も元照の弟子で、ここに引用されているのは師匠の『阿弥陀経義疏』を注釈している文です。最後の『楽邦文類』は南宋の宗暁が編集しましたが、この後序は光遠(こ..
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易往而無人(いおうにむにん)
(12)易往而無人(いおうにむにん)
本願念仏の法は難信であるという文がつづきます、一気に読みましょう。
律宗の用欽のいはく、「法の難を説くなかに、まことにこの法をもつて凡(凡夫)を転じて..
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われらひとり一人のなかにプーチンが
(11)われらひとり一人のなかにプーチンが
この世界はまさに五濁悪世と言わなければなりません。とりわけこのところのウクライナの状況は、その映像を観るのがほんとうにつらいものがあります。少し前はト..
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難信の法
(10)難信の法
この後、本願の教えは難信であることが述べられます。まずは元照(がんじょう)の文です。
元照律師のいはく、「他のなすことあたはざるがゆゑに甚難なり。世こぞっていまだ見たてま..
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すでにつねに浄土に居す
(9)すでにつねに浄土に居す
いつも言いますように、仏教の因果という概念は、われらが日常でつかっている原因・結果と微妙に、しかし根本的に異なります。原因と結果は時間的に分離されていますが、仏教の..
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往相と還相
(8)往相と還相
ところが「願作仏心は、すなはちこれ度衆生心なり」という文言は、この構図に重大な疑義を突きつけます。願作仏心とは仏になろうとする心ですから往相であり、度衆生心とは衆生を救おうとす..
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信心の人は本願の人
(7)信心の人は本願の人
そこで如来回向の無上菩提心、他力の回向発願心の登場です。横超の菩提心とは何か、もう一度その原点に戻りましょう。弥陀の本願(「いのち、みな生きらるべし」という「ねがい」)..
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プラスではなくイコール
(6)プラスではなくイコール
いつものごとく回向の主体を「われら」から「如来」へとコペルニクス的に転回しているのです。親鸞にとって回向発願心(ここでは無上菩提心)とは、われらがみずから持たなけれ..
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