記事 での「親鸞を読む」の検索結果 2,830件
願作仏心は、すなはちこれ度衆生心なり
(5)願作仏心は、すなはちこれ度衆生心なり
横超の菩提心を明らかにするために『論註』から引かれます。
『論の註』にいはく、「王舎城所説の『無量寿経』を案ずるに、三輩生(往生を願う行者を上輩..
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よこさまに超えるとは
(4)よこさまに超えるとは
この一つ前の文で、本願の信心について「たとへば阿伽陀(あかだ)薬(やく)のよく一切の毒を滅するがごとし。如来誓願の薬は、よく智愚の毒を滅するなり」と述べられていました..
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竪と横
(3)竪と横
ここで注目したいのは「竪と横」という表現です。自力を「竪」、他力を「横」と言い表す発想はどこから来ているのでしょう。
思いつくのは『大経』下巻に「かならず超絶して去(す)つること..
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二双四重
(2)二双四重
さてこの文は菩提心を二双四重(このことばは存覚の注釈書『六要鈔』に由来します)という方式で分類していますので、まずこの親鸞独特の方式について述べておかなければなりません。二双とは..
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菩提心について二種あり
第1回 願作仏心は、すなはちこれ度衆生心
(1) 菩提心について二種あり
みなさん、こんにちは。今年の6月20日で中断していました「『教行信証』信巻を読む」を再開し、「信巻を読む(2)」として..
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是非しらず(結讃2)
(10)是非しらず(結讃2)
是非しらず邪正(じゃしょう)もわかぬ このみなり 小慈小悲もなけれども 名利に人師をこのむなり(第116首)
是非善悪をしらずして 慈悲のこころもないままに ..
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よしあしの文字をもしらぬ(結讃1)
(9)よしあしの文字をもしらぬ(結讃1)
よしあしの文字をもしらぬひとはみは まことのこころなりけるを 善悪の字をしりがほは おおそらごとのかたちなり(第115首)
よしあしの文字すら知ら..
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自然法爾章(2)
(8)自然法爾章(2)
ちかひのやうは、「無上仏にならしめん」と誓ひたまへるなり。無上仏と申すは、かたちもなくまします。かたちもましまさぬゆゑに、自然とは申すなり。かたちましますとしめすとき..
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自然法爾章(1)
(7)自然法爾章(1)
「獲(ぎゃく)」の字は、因位のときうるを獲といふ。「得」の字は、果位のときにいたりてうることを得といふなり。
「名」の字は、因位のときのなを名といふ。「号」の字は、..
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弓削の守屋の大連
(6)弓削の守屋の大連(善光寺讃)
弓削(ゆげ)の守屋の大連(おおむらじ) 邪見きはまりなきゆゑに よろづのものをすすめんと やすくほとけとまうしけり(第114首)
弓削の守屋の大連 もの..
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かなしきかなやこのごろの
(5)かなしきかなやこのごろの
かなしきかなやこのごろの 和国の道俗みなともに 仏教の威儀をもととして 天地の鬼神を尊敬(そんきょう)す(第104首)
かなしいことにこのごろは 僧侶も俗も..
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五濁増のしるしには
(4)五濁増のしるしには
五濁増のしるしには この世の道俗ことごとく 外儀(げぎ)は仏教のすがたにて 内心外道を帰敬(ききょう)せり(第100首)
濁りに満ちた世のしるし、僧侶も俗もみなと..
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