新宿・落合散歩(11)
第八章:女性作家たちの落合
女性作家が自覚をもって本格的に台頭してきたのは大正末期から昭和初期にかけての時期であったと考える。もちろん雑誌『青鞜』の存在は大きく、女性解放運動の先鞭をつける先進..
タグ: 橋本憲三 中本たか子 三上於菟吉 女人藝術 青鞜 伊藤野枝 長谷川時雨 女性作家 落合 九條武子
新宿・落合散歩(9)
第七章:落合ソヴィエト
村山知義の妻、籌子から獄中の知義への手紙を読むと(『ありし日の妻の手紙』)、二人の間の長男である亜土のことを書いており、「最近アドちゃんはピオニール活動に夢中で・・・」..
タグ: 落合 新宿 落合ソヴィエト 柳瀬正夢 村山知義 村山籌子 佐々木孝丸 中野重治 芹沢光治良 鹿地亘
新宿・落合散歩(4)
第三章:東京熊本人村
「下落合のいわゆる東京熊本人村に住んだ」という記述を見つけたのは弥生美術館において開催された挿絵画家・竹中英太郎展(2006年)の会場パネルだったと記憶している。竹中英太..
タグ: 東京熊本人村 竹中英太郎 小山勝清 白井喬二 高群逸枝 中井 下落合 落合 中村惠一 人と人
若き柳瀬正夢と落合という場(1)
1900年1月12日、松山・大街道で生まれた柳瀬正夢が門司と東京をいったりきたりしながらも画家としての生活を、東京を基盤にして行ってゆこうと意識したのはいつのことだったのだろうか。一握りの画家以外は..
タグ: 柳瀬正夢 落合 金山平三 高群逸枝 我等 未来派 アビラ村 長谷川如是閑 中村惠一 大山郁夫
竹中英太郎周辺の人間関係と疑問など(1)
1.東京熊本人村の竹中英太郎
挿絵画家である竹中英太郎のデビュー当時、つまり下落合に居住していた時期を中心に今まで調べてきたし、文章も書いてきた。『新青年』への登場以降は多くの研究者もいるし、..
タグ: 竹中英太郎 落合 小山勝清 高群逸枝 美濃部長行 人と人 新青年 横溝正史 苦楽 三上於菟吉
鳥取と東京・落合の風景と(2)
2.落合に住んだ作家や画家たち
橋浦泰雄がみた1920(大正9)年の落合はまだ村の様子を残しているが、次第に郊外住宅地としてひらけていったようだ。落合地域における早い時期の在住文化人は詩人の川路..
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