記事 での「薫風濤声」の検索結果 16件
漢歌一首 御影堂
側耳聴濤声
薫風暁雲奇峰生
夢回天平甍
身命不惜伝聖戒
六渉滄波偉業成
昨年六月、鑑真(がんじん)和上(わじょう)坐像(ざぞう)が奉安されている御影堂(みえいどう)が公開されると知り、唐..
タグ: 加藤隆三木 薫風濤声 奈良 鑑真 漢歌 唐招提寺
二 翻訳のコンセプト「信・達・風・形」 『薫風濤声-短歌型和歌漢訳と漢歌』より (連載二)
二 翻訳のコンセプト「信・達・風・形」
約百年前に、中国に厳復(げんふく)という教育家・翻訳家がいました。彼は若い頃に公費でイギリスに留学し、清朝末期に復旦大学と北京大学の学長を務め、ヨーロッパの..
タグ: 漢訳 翻訳 信達雅 信達風形 加藤隆三木 薫風濤声
漢歌一首 阿波踊り
遒男持扇揮
甲撥奏曲篠笛吹
盛夏年一回
名連舞場比高低
艶女戴笠似花飛
阿波踊りは大好きであるが、徳島にはなかなか行けなくて毎年の夏にはテレビで見ている。逞しい男たちが扇子を持っ..
タグ: 漢歌 阿波踊り 薫風濤声 有名連 鼈甲撥 篠笛 盆踊り
一 和歌漢訳の形 『薫風濤声-短歌型和歌漢訳と漢歌』より(連載一)
一 和歌漢訳の形
いままでは、和歌はどのような形に漢訳されていたのでしょうか。
和歌漢訳で一番多いのは漢詩型で、ほかに自由型・短歌型・準短歌型があります。
(一)漢詩型
『百人一首』に収録..
タグ: 薫風濤声 加藤隆三木 和歌漢訳 阿倍仲麻呂 天の原 三笠山 短歌
坪野哲久 短歌漢訳一首 夏日午憩
三夏日当空
仔牛悠悠解困慵
酣睡樹蔭中
桃樹怜犢似有情
欲添緑葉陰更濃
この歌は、のどかな田園風景だけではなく、桃の木が日陰を濃くして仔牛を庇護しようとしている様子も描いている..
タグ: 坪野哲久 短歌漢訳 薫風濤声 加藤隆三木 漢歌 夏日
漢歌一首 伊豆の踊子
初浴伊豆風
清純舞女遇書生
結伴越天城
川公名作今又読
繊細文筆伝心声
つい最近、テレビで『伊豆の踊子』をまた見た。映画のなかの山口百恵と三浦友和は清純そのものなのかそれとも入..
タグ: 川端康成 山口百恵 伊豆の踊子 薫風濤声 加藤隆三木 漢歌
漢歌一首 美濃吉
静室居鬧市
旬珍時品雅趣至
温馨盛情致
清麗中庭客心怡
百年京味伝今世
美濃吉池袋店は駅ビルの一五階に位置し、地下は混雑しているが一五階に上がると閑静な雰囲気に包まれており、何時行っ..
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漢歌一首 敦煌
套靴跨高鞍
一歩三揺穏向前
清鈴響沙山
細看牽駝引路人
疑是秦俑今又現
敦煌に行ったときのことである。鳴沙山に行くと沢山の駱駝がいて、異国情緒に引きずり込まれて乗ってみたくなった。砂..
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順徳院 短歌漢訳一首 内庭雨後
[漢訳]
驟雨俄頃停
留下天水積院坪
静坐対内庭
往日蛙声従未聞
而今呱呱競相鳴
夕立が上がって庭に水たまりができ、歌人は庭を眺めている。そこで、作者はふと何かに気づいた。庭で蛙が..
タグ: 和歌漢訳 加藤隆三木 かわず 夕立 薫風濤声 順徳院
漢歌一首 坪庭
廊前小洞天
白砂雪見青竹垣
幽境方尺間
禅心静対風雨声
寥寂景中慕天然
白い寒水石に本格的な雪見(ゆきみ)型灯籠を買ってきて、日曜大工で浴室の前に坪庭を造った。湯に浸か
りながらラ..
タグ: 坪庭 薫風濤声 漢歌 寂寥 加藤隆三木
漢歌一首 萬珍樓
粤系伝人在
万客接踵誠相待
名声海内外
善隣門内百年楼
食在萬珍極品菜
旧萬珍樓時代には結構通っていたが、火災から萬珍樓は不死鳥のように見事に生き返った。本格的な広東料理として..
タグ: 漢歌 萬珍樓 漢訳 短歌 漢詩 加藤隆三木 薫風濤声
漢歌一首 露天温泉
鱗波連遠空
風寒水暖意融融
凭岩望海穹
夕陽漸遠濤声近
時光流逝不知中
かつて伊豆の熱海・今井浜・戸田・雲見・堂ケ島と伊勢の石鏡に行って、海が見える温泉に浸かったことがある。夕..
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