記事 での「第七官界彷徨」の検索結果 22件
新宿・落合散歩(5)
第四章:鳥取県人たち
落合地域に居住した鳥取県人たちのはしりは日本画家にして民族学研究者である橋浦泰雄である。橋浦の自伝『五塵録』には1920(大正9)年に早稲田から上高田に引っ越してきた当時..
タグ: 新宿 落合 散歩 文化史 鳥取 橋浦泰雄 橋浦時雄 有島武郎 秋田雨雀 佐々木孝丸
蘚の恋愛?
尾崎翠『第七官界彷徨』読了。
忘れられた作家、尾崎翠というが、少なくともこの作品は、心ある人にいつまでも思い出される作品であるようだ。かといって、私が読んで面白かったかというと……何とも..
タグ: 尾崎翠 第七官界彷徨
霧や影のちらつきに似て(4)
そしてこの時代の作家の多くは、映画という映像表現がもっている固有のレトリックを文学、文章に取り入れていくことになる。それは意図的に行っていないのかもしれないが、映画がさまざまな形で見せる映像的なトリッ..
タグ: 尾崎翠 中村惠一 映画 映画漫想 第七官界彷徨 地下室アントンの一夜 リュミエール兄弟 坂東妻三郎 霧や影
霧や影のちらつきに似て(3)
尾崎翠の戦前期唯一の著書は『第七官界彷徨』(1933年 啓松堂)であるが、この一冊は評論家、板垣直子のすすめによって実現した。同じシリーズの平林たい子『花子の結婚其の他』の序には「板垣直子さんのすゝ..
タグ: 尾崎翠 映画 機械美学 板垣鷹穂 堀野正雄 平林たい子 板垣直子 第七官界彷徨 竹中英太郎 プラトン社
鳥取県立図書館発行の「郷土出身文学者シリーズ⑦『尾崎翠』」
鳥取県立図書館が毎年一冊刊行している郷土出身文学者シリーズ。今年はその第七弾で『尾崎翠』が刊行されました。さすがに『第七官界彷徨』の作家ですから7番目ということでしょうか。
私は「尾崎翠..
タグ: 鳥取 落合 尾崎翠 鳥取県立図書館 郷土出身文学者 第七官界彷徨 日出山陽子 石原深予 土井淑平 中村惠一
鳥取と東京・落合の風景と(6)
6.尾崎翠の落合風景
最後に尾崎翠の小説の中に描かれたと思しき描写を拾ってみたい。
西向きの窓から首を出した左側は、幾条かの径を持った原っぱで、原っぱが緩い傾斜で上ったところに杉林が..
タグ: 尾崎翠 落合 歩行 第七官界彷徨 こほろぎ嬢 木犀 林芙美子 落合町山川記 詩人の靴 地下室アントンの一夜
鳥取と東京・落合の風景と(4)
4.鳥取の蒲生川と妙正寺川
もう一つフォーラムでありがたかったのが4日午前中の「翠文学&浦富海岸ジオツアー」であった。尾崎翠の生まれ故郷である岩美町の岩井温泉に行った際のこと、町を流れる蒲生川..
タグ: 落合 尾崎翠 妙正寺川 蒲生川 岩美 林芙美子 橋浦泰雄 五塵録 第七官界彷徨 涌島義博
鳥取と東京・落合の風景と(1)
1.東京・落合を歩く
2010年の夏、私は初めて鳥取に向かっていた。仕事や旅行などで日本全国をかなり歩いた私にとって足を踏み入れていない二つの県の一つが鳥取県であった。ちなみに最後に残った一県..
タグ: 尾崎翠 橋浦泰雄 鳥取 尾崎翠フォーラム 林芙美子 村山知義 落合 五塵録 第七官界彷徨 瀧口修造
<お願い>尾崎翠関連の写真を探しています。貸していただけませんか?
鳥取県立図書館から郷土作家の小冊子『尾崎翠』の刊行が予定されています。
その中で、尾崎翠と落合というコーナーが設定されます。
昭和2年から昭和7年まで尾崎翠は上落合の妙正寺川近く、三輪地区..
タグ: 落合 尾崎翠 妙正寺川 第七官界彷徨 こほろぎ嬢 アップルパイの午後 柏木図書館 落合火葬場 写真
「第七官界への引鉄」板垣直子と一冊の本 (7)
落合町山川記
この紹介が掲載される直前の「改造」1983(昭和8)年9月号には林芙美子の「落合町山川記」が掲載される。尾崎翠が兄に伴われて鳥取に帰ったのは前年8月末または9月初めのことだから、..
タグ: 尾崎翠 第七官界彷徨 火の鳥 婦人公論 女人藝術 落合町山川記 林芙美子
「第七官界への引鉄」板垣直子と一冊の本 (6)
『文藝ノート』での尾崎翠の評価
『文藝ノート』に収録された「女流文壇」は1931(昭和6)年「文学」9月号(岩波)に掲載されたもの。時期は「第七官界彷徨」の「新興藝術研究2」掲載の直後である。..
タグ: 尾崎翠 板垣直子 文藝ノート 林芙美子 平林たい子 中條百合子 窪川いね子 無風帯から 新潮 第七官界彷徨
「第七官界への引鉄」板垣直子と一冊の本 (5)
昭和8年の『第七官界彷徨』
尾崎翠が戦前に出版できた唯一の著作である『第七官界彷徨』は啓松堂からの刊行であると書いた。この出版社は1933(昭和8)年に集中して女流作品を出版する。『第七官界彷..
タグ: 尾崎翠 火の鳥 板垣直子 第七官界彷徨 文藝ノオト 城夏子 林芙美子 平林たい子 丸岡美耶子 大田洋子