マスクの茂吉
山本健吉『句歌歳時記 春』(新潮社)を眺めていると、斎藤茂吉のこんな歌が目に止まりました。
冴えかへるこのゆふまぐれ白髭(しろひげ)に
マスクをかけてわれ一人ゆく 『霜』..
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夏を流す
今朝、玄関ドアを開けるとセミが一斉に鳴いていました。去年はいつ聞いたのか憶えていませんが、一昨年は7月9日でした。蝉しぐれにつつまれると梅雨があけた気になります。
明治26年7月19日、26..
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セミの文学誌
久しぶりに本屋さんに行きたくなり、どこがいいか、あるていど本が有って人の少ないところと考え、お城の前の書店へ出かけました。あちこちの棚を眺めながら、物色していましたが、これと思うものがなく、まあ..
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月刊ホビージャパン2024年6月号
月刊ホビージャパン最新号はナラティブガンダム C装備特集
「月刊ホビージャパン2024年6月号」
「カトキハジメ氏が総合プロデュースを務めるガンプラブランド「MG Ver.Ka」最新アイテ..
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詩人の仕事
十月になりました。明日にかけて低気圧が通過してゆくそうです。窓の外で風がうなっています。今は本屋で目にした岩阪恵子『わたしの木下杢太郎』(講談社)という本を読みはじめています。 木下杢太郎は北原白秋..
タグ: 小説/小説家 清岡卓行 木下杢太郎 文庫 植物 医学 太田母斑 評伝 猛打賞 岩阪恵子
淀川のほとりで
大阪弁というのは肌にまとわりつくような、ぬるま湯につかっているような語感があります。岩阪恵子『淀川にちかい町から』(講談社)は淀川の左岸、大阪市旭区を舞台にした短篇小説集です。戦後から昭和を生きた人..
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