記事 での「長編」の検索結果 248件
こどもたちの運命
中脇初枝『世界の果てのこどもたち』読了。
昔、身の程知らずにも、県の中国残留孤児支援事業のお手伝いをしたことがあった。交流会の宴会通訳を手伝ったが、かなりディープな地域のなまった中国語に..
タグ: 中脇初枝 世界の果てのこどもたち 長編 中国残留孤児 満州国
きつい仕事だ
高殿円『トッカン 特別国税徴収官』読了。
プロフェッショナル物は面白い。特に、非常によく調べられている、自分の知らない世界のものは面白い。さらに、そこにミステリ等の要素が織り込まれていれ..
タグ: トッカン 長編 高殿円
かなりよし
太宰治『斜陽・パンドラの匣』読了。
なんとなく、ちゃんと覚えてないなーなんて、斜陽を読み返すつもりで読んだのに、パンドラの方が大当たり。すごーく、いい話だった。太宰らしいか、らしくないか..
タグ: 木内昇 時代物 櫛挽道守 斜陽 パンドラの匣 長編 太宰治
おもしろうて、やがて悲しき
井上ひさし『おれたちと大砲』読了。
この大長編をすいすいすいっと読ませてしまうのはやはり先生の手腕! だが、幕末に生まれたこのちょっと抜け作の幼馴染たちの何とも滑稽で、最後にまた悲しさと..
タグ: 井上ひさし おれたちと大砲 長編 幕末
お馴染北海道ミステリ等
東直己『鈴蘭』読了。
この人の本を読むと、単純だが北海道に行きたくなる。北海道新幹線はつながるものの、やっぱり車の世界だなあ、とは思うけど。
ちょっと何か、本筋にがっちり関わらない登..
タグ: 連作短編 チルドレン 仙台 伊坂幸太郎 二百年の子供 ファンタジー 大江健三郎 長編 ミステリ 鈴蘭
読み方、浅い?
白石一文『神秘』読了。
結構な長編。さほど飽きずに読めるし、けっこう意外な展開だけれど……結局、なんでこういう話を書いたんだろう? 運命論? 死生観? 読み方が浅すぎてわからないのかしら..
タグ: 久保田裕之 長編 神秘 白石一文 他人と暮らす若者たち 社会学 心理学
死ぬことは、踊ること
保坂和志・作、小沢さかえ・画『チャーちゃん』読了。
作者も愛しい猫を亡くしている、と聞いた。その時に書いた本だ、とも。きっといっぱい泣いたんだろうな、と思う。泣いて泣いて、これが書けたの..
タグ: チャーちゃん 保坂和志 絵本 東京自叙伝 奥泉光 長編
日本のファンタジー
宮部みゆき『荒神』読了。
かなりの長編だが、さすがの筆力で飽きさせない。それにしても、この怪物は怖い。ファンタジーと言っても、やはり緻密な計算がされていて、ラストまで気が抜けない。
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タグ: ファンタジー 時代物 長編 荒神 宮部みゆき 小泉今日子 原宿百景
中国の悲しみ
余華著・飯塚容訳『死者たちの七日間』読了。
これ一冊で、現代中国の(特に都市部)の抱える問題がすべて理解できると同時に、小説としてもかなり優れている。それにしても、なんでこんなに中国現代..
タグ: 時代物 葉室麟 長編 蜩ノ記 余華 飯塚容 死者たちの七日間
心静かに
物書きの勉強をし始めて以来、騒がしい場所が大嫌いになりました。
昔から人混みが苦手でしたが、一層拍車が掛かったようです。
人嫌いになるのも、時間の問題でしょう。
そうしたら仙人目指して頑張る..
タグ: 原作 スクリプト 脚本 川柳 中編 俳句 長編 小説 短歌 短編
珠玉のオムニバス
縄田一男編『吉原花魁』読了。
隆慶一郎、宇江佐真理(惜しい方を……)、藤沢周平など、豪華な布陣による吉原小説オムニバス。どれもこれも面白く、いずれ劣らぬ出来栄え。遊郭を描いているけれど、..
タグ: 藤沢周平 宇江佐真理 縄田一男 隆慶一郎 杉本章子 吉原花魁 オムニバス 時代物 阿寒に果つ 長編
生き方の本だった
しりあがり寿『表現したい人のためのマンガ入門』読了。
漫画の描き方を具体的に説明している本ではなかった。というか、しりあがり寿がこれまでどんなふうにマンガ家とサラリーマンを両立させてきた..
タグ: 平田俊子 二人乗り 連作短編 恋愛小説 しりあがり寿 漫画入門 剣闘士スパルタカス 佐藤賢一 長編