USJ2005晩秋:1日目・クリスマスツアーは足元ツアー [旅行記]
指定された時刻午後3時5分すぎに入り口近くの待ち合わせ場所へ。そこで今回ガイドをして下さるTさんと、同行するFさん達にお会いしました。Tさんは見るからに明るくて人好きのする、というか人に好かれて人が好きなんだろうなあという感じのするお姉さん。・・・私とは正反対のタイプです。はははー。
しかし一方で、胸に付けていたエルモのぬいぐるみのアラームを何度も間違って鳴らしたり、我々とFさん(男性と女性のカップル)の名前を最初に間違えてインプットしたらしく、何度も取り違えたりとお茶目な一面も。
いろいろ説明を受けつつサンタの帽子を渡されて、これをかぶってスタートです。
前に付いているのはエルモとゾーイ。自分で撮ったので、ちょっとうまくフレームに収まっていませんが。ふわふわの白い部分が分厚くて、かぶっているとかなり暖かい帽子です。もちろん目立ちますが、まあそれはそれで。USJでは他にもシュレックの耳付けている人とか、いろいろ居ますので大丈夫大丈夫。
歩き出してまず最初に、パークを入ってすぐのお買い物エリアを覆っているルーフからつり下がっている、リースの説明をしてもらいました。重さ750kgだとか。母がテレビで見たらしいのですが、このクリスマスの飾り付け、11月になってすぐに一晩で一気にパーク中を模様替えしたそうです。本当にパーク中が装飾されていますのですごいなあと思いますが、そういう切り替え時期を狙って2日連続で来たらきっと面白いんでしょうね。
我々とFさん達2組だけ、参加者計4人のツアーだったのでイヤフォンなども付けずに、肉声で説明を聞きます。どこに行くかというのも結構融通が利くらしく、歩きながらガイドのTさんが話を振っては我々の様子を見てどういうものに興味があるのか探っている感じ。しかし私たちも含めて引っ込み思案な人間が揃っていたのか、もう一つ押し出しに弱いところがあったので全般的にTさんに引っ張っていってもらった感じでした。
というわけでまず行ったのはTさんお薦めの「エンジェル像」。
一見ただの像ですが。 動きます。
これは我々の帽子を掴んでひっくり返そうとしている一瞬前の写真。
この天使様は他にも、カップルであるFさん達の頭を左右から手で包み込んで無理矢理くっつけさせたり、女の子が抱いていたネコのぬいぐるみを渡されて可愛がったり、頭髪のあまり多くないおじさんの頭をなでなでしたり、非常に慈愛に満ちた天使様でした。
周囲の地面にロープがぐるりと置かれていて、そこから中にはこのエンジェル像と写真撮影をしようとする人だけが入れる仕組み。で、撮ろうとするとエンジェル様が動くという。ただし毎回かならず動いてくれるというわけでもないので、そのあたりはお祈りが必要です。我々はツアー参加者でガイドさんと一緒だったので、天使様もサービスしてくれた様子でした。天国の沙汰も金次第なのね・・・ふっ。
クリスマスツアーということで、クリスマス関連の話をいろいろ聞きます。昼食でも食べたブッシュ・ド・ノエルは、なぜクリスマスのケーキなのか、とか。クリスマス時期には暖炉に大きな薪をくべて燃やすという習慣があり、それは火を絶やさないためだったり、この時期には先祖の霊が里帰りしてくるという話もあって、それらの人々を迎えて暖めるためだったり、あと魔よけだったりもするそうです。
それから、このパークはアメリカの様々な地方、様々な時代の街並みをそのまま持ってきていますが、マンホールも違うんですよーという話も。
これはビバリーヒルズと書かれています。
そうして歩いているうちにパレードに遭遇。母がこのパレード好きなので、途中からではありましたがここで一旦パレードを見に自由行動ということになります。Tさんは「ここで待っていますからね」とちょっと離れた角を指定して、我々は各自勝手にパレードを見に。
このパレード、ハッピー・ハーモニー・セレブレーションについては2日目にも見たので、またそちらでレポを書きます。
戻ってくると、夜のラグーンショーを見るために、ツアー参加者専用に設けられたスペースの説明を。あとでまとめますが、このツアーのキーポイントはようするに「ガイドさんが案内してくれる」と「3つのアトラクションに並ばずに入れる」と「クリスマスの特別セレモニー2つについて、見やすい特等席が用意されている」ことにあるのです。
そしてまたマンホール。ニューヨークエリアなので、NYです。Cは・・・なんだっけ。
同じく足元の石畳。左右に真っ直ぐ線が走っている部分が見えると思いますが、これはかつて路面電車が走っていた後で、今はもう走っていないのでセメントで埋めてあるそうです。
次に案内されたのは、アトラクション「バック・トゥ・ザ・フューチャー・ザ・ライド」。常設のアトラクションで前回来た時唯一乗っていなかったアトラクションなので、とても楽しみにしていました。(ちなみに前回のアトラクション編記事その1、その2)。
55分待ちくらいの列が出来ていましたが、ツアーなので並ばず入れます。並んでいる人達を横目に特別入り口から入って、Tさんは外で待っていますと言いながら、「これからでロリアン号に乗って3つの時代を旅してもらいますが、危険なツアーですしタイムスリップの途中で落としてしまうともう拾えないので、かぶっているサンタ帽子は脱いでおいて下さい」という説明。私はそんなに揺れるのかーと期待しました。
ここのデロリアン号は8人乗りです。まず小部屋に入って博士から、悪者がデロリアンを奪って逃走したこと、捕まえるには同じくデロリアンに乗ってスピードを出して相手に衝突し、そのエネルギーでタイムスリップして戻ってくるしかないこと、ちなみに操縦は自分(博士)がリモコンでするので心配ないことを説明されます。・・・リモコンで操縦って。それが一番不安なんですよッ。
そこで部屋のドアが開いて、次の部屋にはデロリアン号が止まっています。前列に4人、後列に4人乗れる仕組みで、シートベルトの代わりに腰から太股の部分を押さえるバーが下がってきます。そして場内は暗転し、次の瞬間にはガレージ内に止まっていたはずのデロリアンは発進して2015年のヒル・バレーへ。さらに太古の氷河期や、火山へと。
半球系の大画面に映像が映し出されていて、それに伴って座席(デロリアン号)が上下左右に激しく動くという仮想ジェットコースタータイプのアトラクションです。急降下する場面では座席が前に傾いて、体が前方向に押し出され、逆に上昇する時には座席が後ろに傾いて、後ろ方向へのGを感じるという仕組み。さらにこれに左右の横揺れも加わります。博士のリモコン操縦はかなり不真面目もとい下手くそで、デロリアンは迷走し、とっても揺れます。
・・・USJの全体的なポイントとして、日本人感覚ではやりすぎではないかというくらいの距離でショーが行われ、アトラクションは遠慮がないという特徴があります。
いやー、これも揺れました。座席バーではなくシートベルトを用意すべきではないかと思ったくらいです。実際の車だと、私はホイールハウスの内側の出っ張りとかで足を踏ん張ってGに対抗しますが、このデロリアン号は足元に何もなくてわりと体を固定させる場所がない。よって思いっきり揺さぶられてふらふらになります。なりました。
車酔いも3D酔いもまずしたことがない私でも「おおー」と思ったくらいなので、これらに酔いやすい方は注意した方がいいアトラクションだと思います。
母や女性の方のFさんは終わった後かなりふらふらな顔をしておられました。にこやかに出迎えたガイドのTさんも気を遣って、ではここでちょっと休憩しましょうかとベンチに案内してくださいました。一人ずつ感想を聞かれましたが、やっぱり女性陣はかなりこたえた模様。私は楽しかったのですがー。
その後はニューヨークエリアからサンフランシスコエリアへと移動しつつ、バックトゥザフューチャーから出てきてすぐ左側にある、時計台の付いた建物をTさんが案内してくれます。
「Ghirardelli」というサインが見えますが、ここはアメリカで一番古いチョコレート会社の製造工場を再現していて、元は倉庫だった建物だとか。
そしてUSJでも、サンフランシスコキャンディーズというお菓子ショップになっています。その店内を歩きながら案内してもらって、中では実際にクッキーを焼いているキッチンも見れたり。チョコレートも売っていました。ギラデリ社のものかは確認し忘れました。
中にはやっぱりクリスマスツリー。
向かい側の建物は「KWBB」という看板が掲げられています。これはえーと、何の略だったか忘れてしまいましたが、実在したラジオ局の建物で、アメリカのラジオ局には頭に必ずWかKが付いているそうです。Wが東部の局でKが西部の局らしい。
USJではバーガーショップになっています。この写真では小さくて見えないですが、表に出ている看板がラジオのマイクの形をしていたりします。
足元には例によってサンフランシスコのマンホール。
さらに進むと足元に大きな木の円が。
「これなんだと思いますか?」とTさん。Fさんがすかさず「列車のターンテーブル?」と答えられました。おおー。
たしかに線路がつながっています。
そして線路の先にはこのような車庫が。
スケール的には実物よりずっと小さいですが、きちんと再現されています。
この一帯はザ・ドラゴンズ・パールという中華レストランです。サンフランシスコには全米で最大のチャイニーズタウンがあるので、USJでもサンフランシスコエリアに中華レストラン、だそうです。
そんな感じでツアーはまだまだ続きます。
USJ2005晩秋
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1日目・クリスマスツアーの散策は細かく
1日目・クリスマスツアーハイライトとエビ三昧
クリスマスツアーの収支決算(損得勘定)
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