プラトン社の雑誌『女性』『苦楽』をめぐって(2)
5.『女性』の文芸誌への変貌
ところが、こうした創刊号での状況は創刊二号に至って一変する。『女性』は大阪ローカルな令嬢御用の雑誌体裁から文芸誌のそれへと変化を始めるのである。小山内薫の戯曲「覚醒」..
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雑誌『女人藝術』をめぐって―村山籌子と小林多喜二を中心に(1)
1.板垣鷹穂あての小林多喜二の手紙から
「こんな処から、始めてお便りを差上げます。二、三日前、此処の独房で、あなたの「美術史の根本問題」を、大変面白くよみ、急に、何かを書きたくなったのです。」..
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