記事 での「富国強兵」の検索結果 89件
和洋折衷(3)
先進の文物が請来されたとき、必ず旧の文化との間で摩擦が生じ、戦闘が起こる。仏教が伝わってこの列島に宗教改革が起こったとき、旧勢力を代表していた葛木、巨勢、物部といった氏族が滅び、蘇我、中臣、大伴とい..
タグ: 富国強兵
和洋折衷(1)
文化が伝播するということは、そうそう生易しいことではない。モノが存在するということと、人がそのモノの意味を理解し、再生産するということは違う次元の話である。
タグ: 富国強兵
国産計算機(4)
1923年(大正十二)、4年5か月の歳月と多額の資金を投入して一号機が完成した。オドナーの手廻し式計算機を模倣したものだったが、10進法を採用し、計算する数字をカウンターに表示するなど、随所に使いや..
タグ: 富国強兵 大本寅治郎 タイガー計算器
国産計算機(3)
第二次大戦前の国産計算機として最も成功したのは「タイガー計算器」である。初期のモデルは手廻しの機械式だったが、のち電動式となり、国内ばかりでなくアメリカ、ヨーロッパにも輸出された。戦後にいたってもな..
タグ: タイガー計算器 大本寅治郎 富国強兵
国産計算機(2)
彼は持ち前の器用さを生かし、1904年(明治三十七)、試作機を完成した。外観は「アリスモメートル」に類し、前面に複数の回転式集計器が備えられた。パンチカードを読み取り、それで桁上がりを算出するのであ..
タグ: 富国強兵 川口市太郎 高橋二郎
発明家たち(3)
矢頭亮一は1878年(明治十一)、現在の大分県豊前市岩屋に生まれた。父親は岩屋村の村長だった。
その家系をさかのぼると、
――赤穂四十七士の一人である矢頭右衛門七(教兼)にたどりつく。
..
タグ: 矢頭亮一 森 鴎外 井上 馨 渋澤栄一 富国強兵
発明家たち(4)
この時点までに、産業界では西洋の計算機が脚光を浴びていた。その8年前に高橋二郎が論文「人口調査電気機械の発明」を発表したのに続いて、1887年(明治二十)には日本生命がイギリスから「テートス計算機」..
タグ: 矢頭亮一 自動算盤 富国強兵
国産計算機(1)
逸見治郎が東京の猿楽町で計算尺の複製に苦心し、矢頭亮一が東京・雑司ヶ谷の工場で独自の計算機の開発に取り組んでいた1902年(明治三十五)の12月、「国勢調査法」が成立した。
国勢院の審議官・高..
タグ: 富国強兵 川口市太郎
発明家たち(2)
計算機はヨーロッパやアメリカが生み出した機械装置には違いないが、蒸気機関や反射炉、自動織機といった近代産業の機器・装置を自力で作り出そうという努力は、江戸幕藩体制の中でもさまざまなかたちで行われてい..
タグ: 富国強兵 逸見治郎
発明家たち(1)
岩倉具視を筆頭に、維新政府の首脳約100人が、2年にわたって”西洋”を学んだ。蒸気で動く巨大な鉄の軍艦を見、汽車や汽船に乗り、電気の下で新聞を読んだ。そのことによって、彼らは変節した。
タグ: 富国強兵
殖産興業(6)
輸送では、鉄道の整備が急ピッチで進められた。
●1889年(明治二十二)7月、東海道本線。
●1891年(明治二十四)9月、東北本線。
列島を南北に貫く鉄道の背骨が完成した。
タグ: 富国強兵
殖産興業(5)
1880年(明治十三年)から官営事業の払い下げが実施された。具体的に言えば、富岡製糸所が三井に、深川洪作分局が浅野総一郎(1848~1930、浅野財閥)に、長崎造船所が岩崎弥太郎(1834~1885..
タグ: 田辺朔郎 吉田光邦 富国強兵