記事 での「産経抄」の検索結果 2,154件
世界はあっという間に冷戦時代に逆戻りした。「
以下全文 もうこんな悲劇は二度と起こしてはいけない、と世界中の人々が誓った、はずだった。冷戦真っ最中だった31年前の9月1日、樺太付近の上空で、大韓航空機がソ連の戦闘機に撃墜され、日本人28人を含む2..
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「孟子」の恒産なくして恒心なし、は今でも十分に通用する金言である
以下全文 感に堪えないといった顔つきで、久々に来日した中国の知人が「日本は本当に清潔な国だというのを再確認した!」と言う。確かに「汚い」の代名詞だった駅のトイレも最近は格段にきれいになったし、目抜き通..
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「見る人の齢(よわ)ひや伸びん蕣(あさがお)は咲く朝毎に初ものの花」
以下全文 夏の朝の情景であろう。「朝顔につるべ取られてもらひ水」。井戸の水をくもうとすると、つるべおけを伝ってアサガオのつるが伸びている。先客に遠慮した作者はご近所に水をもらい受けに-。江戸期の女流俳..
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5歳児の義務教育化の議論もいいが、日本で磨ける異才があるなら、他国に委ねる前に手を打ちたい。
以下全文 才走った人は世の中に大勢いる。「天才」はどうだろう。以前に読んだ産経川柳に秀句があった。「鳶(とび)が鷹(たか)たまに生むから喜ばれ」。異能は暗い夜道があって光るもの。探すのも難しければ、磨..
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ただ、女性の社会進出そのものが目的となってしまえば、本末転倒だろう。
以下全文 「ガラスの天井は破れなかったけれど、ひびは入った」。米国初の女性大統領を目指して、2008年の民主党予備選に臨んだ、ヒラリー・クリントン氏の敗戦の弁である。 ▼ガラスの天井とは、女性の昇進を..
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それにしても高げたで歩き回る隣人の騒々しさは、いくら垣根をめぐらしても耳に障る。
以下全文 洋の東西を問わず、ご近所との付き合いには線引きというものが欠かせない。欧州の格言に「よい垣根は善隣をつくる」とある。別の言い方をすれば「親しき中にも礼儀あり」。お互いに敬意と礼節の二重線を引..
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村山さんの名簿作りの前に立ちはだかった壁の一つも、「個人情報の保護」だった。
以下全文 その分厚い名簿を前にすると、襟(えり)を正さずにはいられない。旧ソ連によるシベリア抑留中に死亡した、約4万6300人が収録されている。今年5月、88歳で亡くなった村山常雄さんが、11年かけて..
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「夜に書き朝に恥じてるラブレター」。小紙の川柳欄で以前に見つけた
以下全文 「夜に書き朝に恥じてるラブレター」。小紙の川柳欄で以前に見つけた。夜、感情の赴くままにつづった恋文は、朝、読み返すと顔が赤らむような内容だ。かといって破り捨てる気にもなれず、引き出しの奥にそ..
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平成の世でも、昏睡強盗からオレオレ詐欺、脱法ハーブの製造販売に至るまで、犯罪の種は尽きない。
以下全文 しとやかに振る舞っていた美しい娘が、豹変(ひょうへん)する。着物の裾をはだけて大あぐらをかき、片肌脱いで、桜吹雪の刺青(いれずみ)を見せつけた。 ▼幕末から明治にかけて活躍した歌舞伎作者、河..
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それどころか日本列島には、「欧米人を恐怖させる自然が嫌というほどあった」。
以下全文 19世紀に入ると、欧米列強はアジア諸国を次々と植民地化していった。日本は絶体絶命の危機に立たされる。独立を守るために戦った幕末の英雄たちの物語は、繰り返し語られてきた。 ▼ただ、元国土交通官..
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男泣きを通り越した「涙の叫び」はどうやら日本の値打ちまで下げた。
以下全文 「山の手線の電車に跳ね飛ばされて怪我(けが)をした」。志賀直哉の短編『城(き)の崎にて』は、惨事をさらりと流すこの書き出しがいい。主人公の「自分」は事故で負った背中の傷を癒やそうと、湯治の宿..
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戦後、日本に蔓延(まんえん)した自虐史観は、中国が仕掛けたプロパガンダ(宣伝)の戦果でもある。歴史戦は、いまなお終わっていない。
以下全文 気のせいか、前宣伝が巧みな映画ほど見てがっかりする。中国の中央公文書館が、旧日本軍の「戦犯」供述書の公開を始め、「侵略中の反人道的な暴行を暴き出す」という惹句(じゃっく)に踊らされてサイトを..
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