記事 での「尾形亀之助」の検索結果 9件
新宿・落合散歩(3)
第二章:アヴァンギャルド芸術のゆりかご「マヴォ」
第一章で書いたように大正後期のアヴァンギャルド芸術運動の中心的な存在は前衛芸術家集団マヴォである。マヴォはベルリンから戻った村山知義を中心に未..
タグ: 落合 村山知義 柳瀬正夢 岡田龍夫 萩谷恭次郎 死刑宣告 尾形亀之助 高見澤路直 マヴォ MAVO
新宿・落合散歩(2)
第一章:初期の落合住民は画家たち
落合地域への人の流入に大きな変化が生じたのは関東大震災以後である。落合地域が震災の被害、特に下町地域で甚大な被害となった火災を免れたことから中心部からの避難者..
タグ: マヴォ 尾形亀之助 佐伯祐三 土方与志 築地小劇場 関東大震災 平林たい子 村山知義 高見澤路直 柳瀬正夢
平林たい子と柳瀬正夢、落合での二人(1)
作家、平林たい子には1933(昭和8)年に啓松堂から出版された作品集『花子の結婚其の他』がある。啓松堂から出版されたこのシリーズは雑誌『火の鳥』によった女性作家たちの作品集として刊行されており、評論..
タグ: 柳瀬正夢 平林たい子 落合 マヴォ 尾形亀之助 板垣直子 城夏子 林芙美子 尾崎翠 火の鳥
霧や影のちらつきに似て(2)
1896年12月20日鳥取県岩井郡において、後に雑誌『女人藝術』に「映畫漫想」を連載した作家、尾崎翠は生まれている。尾崎が生まれた時期、まさにパリで映画が誕生し、それが日本に越境し、大阪において人々..
タグ: 尾崎翠 映画漫想 女人芸術 鳥取 宮沢賢治 銀河鉄道の夜 未来派 マリネッティ 森鴎外 未来派美術協会
若き柳瀬正夢と落合という場(2)
ちなみに高群の日記にでてくる小山は作家・小山勝清のことで、大正13年の小島きよの日記にも「小山さんのところ」として登場している。その後、落合地域は昭和初期になって文学者とくにプロレタリア文学者がかたま..
タグ: 未来派美術協会 中村彜 鶴田吾郎 曾宮一念 尾形亀之助 MAVO 関東大震災 佐伯祐三 長谷川如是閑 村山知義
若き柳瀬正夢と落合という場(1)
1900年1月12日、松山・大街道で生まれた柳瀬正夢が門司と東京をいったりきたりしながらも画家としての生活を、東京を基盤にして行ってゆこうと意識したのはいつのことだったのだろうか。一握りの画家以外は..
タグ: 柳瀬正夢 落合 金山平三 高群逸枝 我等 未来派 アビラ村 長谷川如是閑 中村惠一 大山郁夫
未来派百周年と三角の家(3)
3.三角の家
柳瀬正夢は村山知義の自宅のすぐそばの車屋の二階に住んでいたし、尾形亀之助は1923(大正12)年から1926(大正15)年の暮れまで上落合742番地にあった村山のおばが所有する借..
タグ: 村山知義 村山籌子 マヴォ MAVO 柳瀬正夢 尾形亀之助 ピノッキオ 婦人之友 上落合 三角の家
未来派百周年と三角の家(2)
2.MAVOの結成に向けて
マリネッティとの出会いと、その後の出来事は、『演劇的自叙伝2』の一節を引用して紹介したい。
「マリネッチはりゅうとした燕尾服でホテルにいた。ヴァッサリの世話で、..
タグ: 柳瀬正夢 尾形亀之助 大浦周造 マリネッティ 神原泰 村山知義 東郷青児 高見沢路直 未来派研究 岡田竜夫
黒い光と闇の感触―辻潤と竹中英太郎(1)
新宿区上落合の1920~30年代について調べていると辻潤がさまざまな局面で登場してくる。気になって少し調べてみると、辻潤自身が居を定めたことはなくて、実際には上落合に住んだ親戚のところに同居したり、..
タグ: 辻潤 竹中英太郎 上落合 津田光造 エロシェンコ 村山知義 尾形亀之助 吉行エイスケ 吉行あぐり 林房雄