谷崎潤一郎と芥川龍之介 ―鏡花を愛した二人の作家
泉鏡花記念館で鏡花生誕150年記念特別展「谷崎潤一郎と芥川龍之介―鏡花を愛した二人の作家」を観てきました。
今年は泉鏡花(明治6年=1873年11月4日生まれ)の生誕150年の..
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「からだ」はどう扱われたか
世の中は、ますますヴァーチャル・リアリティが幅を利かせ、AIがいろんな分野に浸透しています。人間の脳が作り出した産物が人間を支配しつつあるようです。身体もデータに置き換えられ、画像化されます。思..
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いい湯だな
昔の作家たちはよく温泉宿に長期逗留しています。それというのも、当時は東京の下宿代より宿賃の方が安かったそうです。川端康成などは学校へはあまり出席せず、伊豆湯ヶ島の湯本館に滞在することが多く、大学の仲..
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門弟三千人のひと
嵐山光三郎『文人暴食』(マガジンハウス)には佐藤春夫(1892-1964)について <「門弟三千人」と謳われた文豪佐藤春夫だが、しかし、それほど面倒見のいい親分気質ではなかった。むしろ神経質で、気分..
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美しい本の世界<羅生門>
芥川龍之介にとって初の短編集「羅生門」。
装幀は、師である夏目漱石の影響を受けています。
こちらの表紙がそう。
漱石先生の「漾虚集」に倣って、表紙に藍布を用いているのです。
ちなみ..
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バッタとイナゴ
むかし信州へ旅行した帰りに、小魚の佃煮を買ったつもりだったのですが、帰って開けてみると、飴色の虫がぎっしり詰まっていました。間違って隣にあったイナゴの佃煮を取ってしまったようです。いまだに脚を屈..
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