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hide 『PSYENCE』 [音楽(レビュー)]

てか、このブログのサブタイトルに使ってるクセ

何で彼のアルバムレビューがないの???

って思った方がいらっしゃるのなら、その方は大正解です☆

 

PSYENCE

PSYENCE

  • アーティスト: hide
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル
  • 発売日: 1996/09/02
  • メディア: CD

 

ここ最近のニュースでも

本田美奈子.さんDMBQのChinaさん高橋ひろさんなど

多くのミュージシャンが若くしてこの世を去っている世の中。。

そして彼もまた…

 

今年、2005年で早7年が経つ。。

http://www.hide-city.com/

 

『最短期間・最少人数で最高のアルバムが出来た!』

とおっしゃる本人のコメントは“一つの名言”だと思っている。

所属していたX-JAPANのHIDEの楽曲とはまた違った、

ソロアーティストhideらしき楽曲、

もっと言うと、さらに型に囚われない楽曲が聴けるのだ♪

 

01.  PSYENCE

 オープニングインスト曲。

 なんか夜の街に繰り出す若いニイちゃんなイメージw

 メインに響くホーンがイイ感じ。

 ライブで007ばりに登場する彼らが印象強いかな。

 

02.  ERASE

  「えらい事してしもうた やり直せるなら 

   もう二度と バカはしないと誓います…」

 とても愉快なナンバーなんだけども、

 マトモに歌う彼を今聴くと、とても皮肉だったりする。

 でも、不思議な魅力がある!

 

03.  限界破裂

 ハードにPOPなロックンロール(何じゃそりゃ!

 相手を「クスリ」に例えて、

 全て包み込む包容力と言うのだろうか。

 実にエキセントリックなカッコよさだ!

 

04.  DAMAGE

 この曲の「ダメージをくれ」な趣旨

 より発展させたら「ROCKET DIVE」「PINK SPIDER」

 変貌を遂げるんだろうなぁ~となんとなく想像。

 へヴィ。重たさたっぷりですわ。

 

05.  LEMONed I Scream(CHOCO-CHIP version)

 聴けばPOP、されどサイケデリック。

 アイスクリームチョコチップをトッピングw

 

06.  Hi-Ho

 これほど裸の姐さま方が似合う曲はないw

 サンバかつエロティックでとても陽気。

 何気に長編、そして意外な響きをするhideのギターメロが聴き。

 

07.  FLAME

 後に登場します「MISERY」の裏番組。

 とても良く似た歌詞に、とても良く似たメロディ…

 奏でるメロディによってバラードにもなり得ることがわかる。

 「降る星の数を数え終えたら 泣くのやめて歩いて行こう…」

 

08.  BEAUTY & STUPID

 モンキーダンスが似合うhide流ロックンロール!

 聴いていると意外といやらしくない

 “ジェントルメンな曲”だったりするとかしないとか~ 

 

09.  OEDO COW BOYS

 和洋折衷???

 ロデオなメロディにときおり「よぉぉ~っ」と歌舞伎みたく…

 彼の音楽の幅というものを一番感じる挿入曲?

 

10.  Bacteria

 ベチョベチョにグチョグチョ…

 アメーバの雨アラレ、ナゾの生き物の登場です。。

 でも何故かカッコいいへヴィな疾走感っ!

 

11.  GOOD BYE

 先の「ERASE」もそうだが、

 どことなく未来を感じてしまうのは気のせいだろうか…。

 

12.  Cafe Le Psyence

 オープニング曲「PSYENCE」をジャズ風アレンジ。

 それがまたよくしっくり来るんですよね。

 う~ん、コーヒーが飲みたくなる!

 

13.  LASSIE(demo master version)

 愛すべき下等動物、お犬のおバカな曲。

 ワザとデモ上がりにしてあるところが確信犯的神業。

 

14.  POSE

 「壊れたくても 壊せぬ 頭抱えてる~」

 ピンポンからメインメロディへ移行は流石。

 こんなデジタル+ロックが

 後の“PSYBORG”へな感じに…。

 

15.  MISERY(remix version)

 そこに在る哀しみを全て受け止めるような明るい曲。

 ※ただ明るすぎてXへの提供がボツになったという説あり。

  「雨のち晴れを待とう 

    ほら 君の涙を食べちゃおう」

 今でもこの曲はその哀しみの雨を吸い上げる

 太陽のような一曲かな。

 

16.  ATOMIC M・O・M

 ラストに締めくくるは「PSYENCE」を介した、とても滑稽な結び。

 その笑い声には、アルバムとしての完成度の良さと

 hide自身の“してやったり感”が伝わってくる!

 

彼自身がKISSとの出会いによって

既存の壁が崩壊する様を体感したと語るように、

私もhideとの出会いによって

本格的に音楽にどっぷりと聴き込む自分を手に入れることができた。

そんな彼は自分の人生を変えてくれたロックと言う

ジャンルそのものの“壁”を崩そうとしたのではないだろうか?

へヴィに攻めるロックなナンバー、POPな歌モノ、

パンキッシュな装いもあれば、さらにはジャズっ気ある楽曲と…

 

次作『Ja,Zoo』において“PSYBORG ROCK”という

一つの完成を迎えたが、未完に終わってしまったのが残念だった。

しかしながら、その基盤になる楽曲はコチラのアルバムで

既に聴くことができ、幾時が経っても変わらぬ良さがあるよ♪

 

X・hide関連ブログ…

X 『破滅に向かって -On The Verge of Destruction-』

12/13 hide’s 41st BIRTHDAY!

hide『SPIRITS』に集う想い…  

敢えてPSYENCEたる☆

 

BLUE BLOOD

BLUE BLOOD

  • アーティスト: X, YOSHIKI, TOSHI, 白鳥瞳
  • 出版社/メーカー: KRE
  • 発売日: 1989/04/21
  • メディア: CD

 
PERFECT SINGLE BOX

PERFECT SINGLE BOX

  • アーティスト: hide, Yukinojo Mori, SOICHI TERADA
  • 出版社/メーカー: ユニバーサルJ
  • 発売日: 2005/09/21
  • メディア: CD

 
Ja,Zoo(ヤズー)

Ja,Zoo(ヤズー)

  • アーティスト: hide, Spread Beaver
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル
  • 発売日: 1998/11/21
  • メディア: CD

KING OF PSYBORG ROCK STAR

KING OF PSYBORG ROCK STAR

  • アーティスト: hide
  • 出版社/メーカー: ユニバーサルミュージック
  • 発売日: 2004/04/28
  • メディア: CD

Destroyer

Destroyer

  • アーティスト: KISS
  • 出版社/メーカー: Mercury / Universal
  • 発売日: 1997/08/12
  • メディア: CD

 

最後まで読んで下さったあなたに、

閉館してしまったhide MUSEUMでの写真新イベント情報を…

 

【hide 41st Birthday Party】

2005/12/13(TUE)

CLUB CITTA

http://www.hide-city.com/cgi-bin/free/news/index.cgi?id=1130573464


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コメント 11

洋楽中心のへなちょこカウボーイズ♂も
hideは好きでした。
『PSYENCE』・・・曲の質がすごく良く、かつ、
バラエティ豊かなアルバムで、当時は愛聴してました。
その後の『ROCKET DIVE』・『PINK SPIDER』・・・そして『ever free』と、
さらにすばらしい曲を生み出していただけに残念です。
永遠に心に残るアーティスト、楽曲です。
by (2005-11-12 00:02) 

鎚鋸

>へなちょこカウボーイズ♂さま
hideも良く聴かれたようで嬉しい限りです!!

亡くなった事によってこれまでの曲の凄さを再認識できたことと、
もっと凄い曲が出来たのでは???という残念な気持ちの
両方の想いがありますね。
とにかく、ありがとうと言いたいです。
by 鎚鋸 (2005-11-12 00:22) 

聴く人を楽しませる音楽をつくる。そののためにどういう作品を作るか常に考えていたhideさん。
自分が自分のプロデュースをする。これって出来そうでなかなか出来ないと思うんですよね。
そういう点も、私が彼を尊敬する理由の1つですね。
by (2005-11-12 01:36) 

鎚鋸

>べるくさま
これはこれはどうもです!
そうですよね。彼の中にはhideというロックスターと
松本秀人少年が同居していると言うように、
常に客観視線を持ちつつ新鮮な音楽を提供してくれていましたね。
だからこそこの先にある音楽が聴いてみたかったです。
by 鎚鋸 (2005-11-12 01:51) 

あーそうだったんですか。このブログのタイトルってhideのタイトルだったんですか。洋楽ばっかなので知りませんでした(笑)。
by (2005-11-12 07:49) 

あとクリムゾンへの書き込みありがとうございます。僕も「RED」を含むジョン・ウェットン参加の3作が一番好きですね。パッキッシュでジャズっぽくてロックの範疇を超えてますよね。もう頭のなかグチャグチャって感じ。
by (2005-11-12 07:52) 

鎚鋸

>gackさま
コメントありがとうございます!
いえいえ。あくまでサブの方に歌詞の一部が使われているというだけで、
メインタイトルは本当に意味の無いものとなっております。。
(ややこしくてすみません…

クリムゾンもまたジャンルを超越した音楽ですね!
ただ、コチラはより聴く者に挑ませるような難解さがありますが。
by 鎚鋸 (2005-11-12 09:30) 

simirei

はじめまして。
hideの文字に惹かれてお邪魔してみました^^
私もブログタイトルやサブにhideやX関係の言葉を
色々探し…疲れて結局普通のものになりました(^^;
元々が洋楽中心に聴いてきたので
もっと早くhideやX JAPANを聴いていれば良かったと
後悔するぐらい彼は衝撃的な存在でした。
興味深いブログなのでまたお邪魔させてくださいね♪
by simirei (2005-11-12 16:43) 

鎚鋸

>reanさま
初めまして、鎚鋸と申します。
ようこそお越し下さいました~。

私もなかなかタイトル決めは難しかったですね(^^;
ただ、“いかにもっ!”な感じにはしたくなかったので
↑で収まりましたが、悩んだ分、今ではとても気に入ってます!

私もやや遅出だったこともあって
ナマのライブ一度も行けなかった事が一番の残念なところです。

また、ちょくちょく更新していきますのでまた見に来てくださいね!
by 鎚鋸 (2005-11-12 21:16) 

miyu-lemoned

「PSYENCE」、、最近よく聞きます。
今の私に「PSYENCE」の曲がピタッとはまるんですよね。
目覚めの一発と、一日のご褒美として眠る前に♪
by miyu-lemoned (2005-11-14 22:53) 

鎚鋸

>miyuさま
ありがとうございます♪
このアルバムの言葉はその多種多様な彩りながら
自分の微妙な気持ちの変化にも対応してくれるような
『精神的な化学(=PSYENCE)』であったりするんですよね♪

「青い空なんて大っ嫌いだ~」なんて前作で言い放っていた
hide自身がその青空を見上げてfreeに進んでいく感じが
充分に想像できるようなアルバムですね!
by 鎚鋸 (2005-11-14 23:04) 

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