Vol.49 自分でバランス型ファンドをつくる
このサイトをご覧の方のなかには、VOL47・48のバランス型ファンドの個性を見ていて、「自分で作れないものかなぁ」と思った、するどい方もいるかもしれません。そう、バランス型ファンドは最初から完璧なものを作ることは難しいけれど、バランス型をイメージしながら、少しづつウエイトを考えていけば、自分で作っていくこともできるのです。今回は、ファンドに投資するときのベースとなる“自分で作るバランス型”をイメージして、ファンドの個性をみていくシリーズの番外編として基本を抑えていきましょう。
銘柄選びでも然り、とかく人は、注目されるもの・人気があるものを=買いたいもの・自分にとっても有益なものと捉えてしまいがちです。一見難しそうなファンド選びもまさにそうで、売れているファンドの上位には、投資対象や運用方針が似たファンドが並んでいることもめずらしくありません。そこで、VOL45より、注目されている分配金がもらえるタイプのファンドや人気のバランス型を見て来たわけですが、本来、ファンド選びには、投資ニーズや自分の相場観などを反映させてバランス型をなぞらえたMyポートフォリオづくりをしていくことが必要不可欠です。
どういうものかというと、
左記の4つの投資対象をバランス良く埋めていくことが最も基本的なポートフォリオになります。もちろん、基本形のように投資資金を四等分してみるのも1つの方法ではありますが、ここに、自らの今後に対する投資判断を反映させることによって自分自身が納得できるポートフォリオにすることができます。さらに、4つの投資対象に加えて、REITやコモディティーといったセクターにも資金を配分するかどうか、そのウエイトをどうするかなど、総合的に判断するには、預貯金や今後のライフイベントまでを踏まえて、適宜見直していくことになります。
金融商品選びは、旅行の手配と同じように、人に任せれば任せるほど、コストは掛かるけれど手間は掛からなくなり、知識や経験を積んで自ら動けば動くほど、手間・ひまは掛かるけれど、自分が納得できるものにどんどん近づいていくわけです。次回は、どこまでを自分でリサーチするかという視点で、最適なポートフォリオづくりを考えていきましょう。
野尻美江子
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こんばんは、野尻さん。
やはりポートフォリオは自分で作るのが一番いいと、私は思います。
投資は自己責任なので、人(たとえプロでも)に任せて十分な成績が得られなくて不満を持つよりも、自分で全ての責任を持つ方が好きだからです。
投資の最低目標を5%においているので、どう考えてもこの基準が達成できない日本債券の組み入れはゼロですが、あとは組み入れています。この中で今年の成績が良かったのはREITと中国株です。(昨年は日本株でした)
by renbajinharuhi (2006-12-27 21:29)