たくさんの人が来て去っていった、旅館の春
本日も 送り迎えて 春の宿
ゆく春や 従業員も 旅立ちぬ
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冬の港町を歩き澄んだ空気の海を見て
あさり汁 殻に眠りし 小(ち)さき海
冬雲や マリーの骸(むくろ) 抱えをり
ただ生きて死ぬ 意味なんて無い 木の葉
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生口島瀬戸田港で住吉さんに手を合わせて
島々の 紙垂(しで)かすめゆき 春北風(はるならい)
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これから働く御宿のある生口島に着いて
春はやて 洗い場の窓 叩きをり
「れもん」の間 窓開け放ち 東風(こち)の海
寒村の 下宿で寝落ち 虎落笛(もがりぶえ)
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まだかまだかと梅雨の来ない日々を過ごして
殻ねぶり 床に放りて あさり汁
地下室の 草茂る窓 密やかに
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