鳥取と東京・落合の風景と(6)
6.尾崎翠の落合風景
最後に尾崎翠の小説の中に描かれたと思しき描写を拾ってみたい。
西向きの窓から首を出した左側は、幾条かの径を持った原っぱで、原っぱが緩い傾斜で上ったところに杉林が..
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鳥取と東京・落合の風景と(5)
5.落合町山川記
林芙美子が書いた「落合町山川記」には尾崎翠と松下文子が住んでいた上落合850番地のことが書かれている。まずはそこから見てゆきたい。
木口のいい家で、近所が大変にぎやかであ..
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「第七官界への引鉄」板垣直子と一冊の本 (7)
落合町山川記
この紹介が掲載される直前の「改造」1983(昭和8)年9月号には林芙美子の「落合町山川記」が掲載される。尾崎翠が兄に伴われて鳥取に帰ったのは前年8月末または9月初めのことだから、..
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