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風のはじまり。 [みる‐ミタリヨンダリ‐。]


京極さんの書く時代は
自分が読んできた時代設定と微妙にずれているから
何故ここ?この時代??と不思議で新鮮なのだ
【後巷説~】では明治維新!では無く
その数年後
【巷説~】【続巷説~】だって
お江戸!てのでも無く、倒幕!でも無い
江戸時代後半・・・

もともと時代小説て読んだ事はなかった
そこにミステリ&妖怪が含まれたので手に取ったのだよな

【京極堂シリーズ】を読んでいると
以前出てきた登場人物が見え隠れしていて
うおっこんなトコにこの人関わってたの
はわ~この人だったか
と、驚いたり喜んだりするのだけど
誰だっけ?どんな経緯で出てきたのだっけ?
も、多くて
なんとな~く朧げに浮かぶ
かと言って読み返すのは至極大変な厚さだから
そのままになっている

つい最近(でも無いが)
陰摩羅鬼の瑕】を読んでいたから由良なんちゃら達は
すぐに思い出せた
南方衆は“骨”ね。はいはい【狂骨の夢】
あ~和田の坊主さん。聞いた事あるぞ?!
あぁあれか、と【鉄鼠の檻】
見つけ出せるのが優越
覚えているのが嬉しい

でも別ものであってほしかったな、も本音

又市さんが出てくる話を初めて読んだのは
【嗤う伊右衛門】
普通にお岩さんのことだと先入観無く読んで
その後に【巷説シリーズ】読んだらこっちでは主人公で
ははぁあのからくりはだからなんだと納得
京極作品あちらこちらのリンク
単独で読んでも面白いけど
これがあるから別のにも手を出す
はまる

未読の【覘き小平次】
ずっっっっと前から読んでみたいと願っている
しかし、文庫にならないので今に至る
何故ならないのでしょ??
【後巷説~】の広告欄に【先巷説百物語】が載っていた
知るの遅いのが悪いのだけれど
嬉しい悲鳴
先!わははは。そういう手があったか~
百さんは出ないのか。うむ~
誰が語り手なのだろう
でもやっぱりまだ先なのね・・・文庫



― 「御 行 奉 為 ___」
りん、と鈴の音が鳴った。―


また逢えるんだ




■関連話*
つむぎいと。


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コメント 2

sknys

こにゃさん、こんばんにゃ。
京極堂シリーズは登場人物の繋がりだけでなく、
作品の構造も対になっていたりします。

冒頭の1行で真犯人を特定する『鉄鼠の檻』と『絡新婦の理』。
「拙僧が殺めたのだ」「貴女が蜘蛛だったのですね」
犯人は「坊主」と「女」なのか‥‥ネタバレじゃんと思うと、
怪しげな禅寺を舞台に坊主がウジャウジャ出て来たり、
女子校〜女系一族で女だらけだったり^^;

京極さんの凄いところは各ページの末尾が必ず「。」で終わっているところ
(文章が頁を跨がないのだ!)。
自分で校正しながら書いているのでしょう。
「ノベルス」と「文庫」では組版・レイアウトが異なる。
同じ小説でもビミョ〜〜〜に違うわけです。

『邪魅の雫』を読み始めました^^

http://www.apple.com/jp/pro/archive/kyogoku/index.html
by sknys (2007-07-26 21:21) 

こにゃ

☆sknysサマ☆ こんにちにゃん^^

妖怪に憑かれた人物を探せばいいだけなのが
こう複雑に絡み合って・・・薀蓄があって(笑)・・・それが醍醐味♪

「。」で終わる。以前何処かでそれを見て(スニさんのコメだったか?!)
本を確認したら・・・。ホントだぁって驚いた覚えがあります。
文字から知るその物語の雰囲気も大事。
京極作品のそこにも惹かれています。

『邪魅の雫』も早く文庫になって欲しい~。
文庫版のカバー、妖怪の造形が好き♡
by こにゃ (2007-07-27 11:10) 

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