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Vol.5 投資の情報ソースの特徴を知ろう

投資や保険など、お金に関する様々な質問に
幅広い分野のプロフェッショナルがズバリ答えるこのコラム。

今回もVol.1Vol.2Vol.3Vol.4、に引き続き
今月の質問「最近、株式投資をはじめたのですが、
情報はどのように収集するのがいいでしょうか?」
を取り上げます。

Q.相変わらず低金利が続いています。
このまま銀行に貯金をしていてもお金を増やすことができないと考え、 最近、株式への投資をはじめました。

でも、株に関する情報を集めるにも
「新聞」「雑誌」「TV」「四季報」「インターネット」など
メディアがたくさんありすぎて混乱してしまいます。

また市場では、落ち着いたと思ったサブプライム問題がまた浮かびあがり、 急に株価が下がったりするなど、毎日が予測できないことの連続です。

私のような初心者はどのように情報を収集するべきでしょうか。

(30代男性)

今回は新聞、マネー雑誌、経済誌など様々なメディアで活躍中の
ファイナンシャルプランナー 深野康彦さんに答えていただきました。


深野康彦 プロフィール

有限会社ファイナンシャルリサーチ代表
ファイナンシャルプランナー

様々なメディアを中心に、個人の資産運用や管理、家計管理や見直しなど、お金に関する啓蒙活動及び、新聞・マネー雑誌、経済誌などへの執筆・取材協力および金融データの提供を行っている。

ラジオ日経ファイナンシャルBOX/木曜日のパーソナリティでもある。
主な著書に『家計崩壊──「見えないインフレ」時代を生きる知恵 (講談社+α新書)』(講談社)などがある。

■情報ソースのそれぞれの特徴を知ろう

株式投資をするうえでは、情報収集を欠かすことができません。

情報を収集する媒体では、
新聞、マネー誌や経済誌、テレビやラジオなどのニュース、
インターネット、会社四季報や日経会社情報等々、
さまざまなものがあります。

情報を収集、平たく言えば情報を「集める」ためには、
それぞれの情報ソースの特徴を知る必要があります。


■インターネットは情報収集の最強ツール

新聞は速効性にやや劣るものの、情報内容は細かく掲載されています。
時間をかけて丁寧に情報を集めるには最適かもしれません。

マネー誌や経済誌などは株式などに内容が絞られていますので、
新聞ではわからない情報なども豊富です。
ただ、マネー誌は月刊誌がほとんどなので、
情報の鮮度はどうしても落ちてしまいます。
新たに気づかされる情報が多いのも事実ですが、
個別銘柄などの情報は、確認という使い方になってしまいがちです。

テレビやラジオなどのニュースは速報性に優れているため、情報の第一報を捕まえるイメージです。
耳から聞いて情報を集めることができるので、何かをしながら情報収ができるのは便利ですね。

速報性ではテレビやニュースに負けないのがインターネット。
時の経過とともに、情報量は増えていきますが、常に自分から情報を集めに行くという能動的なスタンスが求められることになります。

もちろん、過去のデータを集めることもできたり、
専門家のHPやブログを除いたり、
あいるはさまざまなスクリーニング機能などを使うこともできます。
時と場所を選ばないため、
インターネットは情報収集の最強ツールといえるでしょう。

ただ、インターネット上には、
情報があふれているといっても過言ではありません。
中には、信憑性に疑問符がついてしまうものもありますので、
自分がお気に入りのHPなどを登録されておくとよいでしょう。

唯一のネックは、印刷などの手間がかかるということでしょうか。

株式投資のバイブルとも言われる会社四季報や日経会社情報は、
四半期に一度、3、6、9、12月の中旬頃に発売されます。
一冊で上場会社全ての決算情報が過去分と
今期や来期の予想数字(来期の予想数字は会社四季報のみ)が
網羅されています。

気軽に企業の一次情報を入手できるという点では、
手元に一冊は置いておきたいものです。

さて、前編はこのあたりにして、
次回は投資スタンスによって情報を使い分けるという観点から
述べてみたいと思います。

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2007-11-27 11:41  nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(1) 
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