記事 での「古井由吉」の検索結果 17件
葬式読み
古井由吉『杳子・妻隠』読了。
先ごろ亡くなった作家の芥川賞作品。亡くなって初めて読むことが私の場合は多いように思うので、鉄ヲタの廃線を見に行く「葬式鉄」に合わせてそういうタイトルをつけてみた..
タグ: ポール・オースター 古井由吉 物故作家 芥川賞 杳子・妻隠 ガラスの街 柴田元幸
2015年6月
毎日新聞2015年6月24日夕刊に、6月の文芸時評が掲載されました。
《車谷長吉が亡くなった。デビューしたのは一九七〇年代で中上健次の同時代人だが、そののち作品を書きあぐね、一九九〇年代以降「鹽..
タグ: 車谷長吉 古井由吉 リービ英雄 岩井秀人 高橋三千綱 金原ひとみ 山崎ナオコーラ
2014年3月
毎日新聞2014年3月25日夕刊に、3月の文芸時評が掲載されました。
《二〇〇六年に刊行した『辻』から数年おきに連作短篇(たんぺん)集を書き継いできた古井由吉が、最新作『鐘の渡り』(新潮社)を出..
タグ: 古井由吉 小林エリカ 四元康祐
仕事としての文学
「相互理解」を諦めている、あるいはそれを期待していない種類の人を相手に、ぼくは何を為し得るか。
「文学をする」かぎり、その「対象」とはなり得ない種類の人たちがいることをしっかりと認識し、必要に応..
タグ: 古井由吉 相互理解 仕事人間
12読目
昨夜からのつづきで、18日・日曜日も欲にかかったように本を読んだ。
読んだのは、古井由吉の『やすらい花』と『蜩の声』。
『やすらい花』のほうは2010年3月刊行なので、すでに1年8ヵ月が経..
タグ: 古井由吉 やすらい花 蜩の声
ものにする
おととい、やっと『蜩の声』を読み終え、昨夜、古井由吉と松浦輝の対談を読んだ。
まずは、その対談の一節の引用から:
松浦:熟すというか醸すというかね。言葉が自分の中に入って、それがいろいろな..
タグ: 群像 対談 古井由吉 松浦寿輝
共作
このブログの「若き親友」と「編集者魂」で登場した編集者から、昨夕メールが来た。
先週末ぼくが郵送した「半分まで書けた原稿」に対するコメントだった。
「どのようなジャンルのものにしたいのか、によ..
タグ: 群像 古井由吉 松浦寿輝
老い
古井由吉の前著『やすらい花』に:
鎮花祭、花鎮めの祭りというものがあることを、毎年、住まいの正面に咲き盛る花の散る頃になると思う。その往古からの祭りを今に伝える神社があり、年々花の散る頃に賑々し..
タグ: 古井由吉 やすらい花 蜩の声 出不精
新刊
古井由吉著『蜩の声』が、きのう届いた。
菊地信義氏による装幀は、同氏が担当している「講談社文芸文庫」の最近の傾向とつうじるものがあり、表題が銀文字だが、地の紙のうっすらとまだらなクリーム色がよい..
タグ: 古井由吉 蜩の声 聖耳 夜明けの家 花切れ
単行本化
きのうの記事にも書いたが、古井由吉の新刊『蜩の声』が出た。
そこで、前作『やすらい花』とちょっと比較をしてみた。
表題 表題作 雑誌連載最終月 単..
タグ: 単行本化 蜩の声 やすらい花 古井由吉
寄り道
この1ヵ月のあいだに、「ペン・シャープナー」について2回くらい記事を書いたとおもう。
そのあいだ、応募作品執筆のためやyoutubeで気になったものなど、いろいろな本を読んでいたのだが、やっと昨..
タグ: 古井由吉 蜩の声 やすらい花
言葉の実体
きょうも2つの引用をさせてもらおうとおもう。
1.しかし作家の蜜月などとおいうものはせいぜい二作ぐらいまでのもので、三作目にはもう表現の手ごたえは微妙にずれて、言葉はもうなにか別なものを探ってい..
タグ: 真理 表現 頼住光子 古井由吉