師匠のこと
　立川談春『赤めだか』読了。 　 　タイトルから、ミステリにおける赤ニシンのようなものかと思ったら、全然違った。 　自分のことというよりも、偉大な奇人・立川談志を描いている。なんかなあ、すご..
タグ： 赤めだか 立川談春 ノンフィクション

素人写真だけれど
　町田康『膝のうえのともだち』読了。 　素人写真だけれど、最後の文章を読んで、22年間一緒にいたココアちゃんに対する思いを読んだだけでも価値はある。売る本か？　とはちょっと思ったけれども、ど..
タグ： 膝のうえのともだち 町田康 ノンフィクション 李小牧 歌舞伎町の住人たち 対談集

本日の一文
de19. 私は楽天家だ。それ以外の者であることは、人生において役に立たないだろう。 ウィンストン・チャーチル 1874年11月30日 ～ 1965年1月24日 イギリスの政治家..
タグ： 原爆 首相 作家 政治家 イギリス ノーベル文学賞 ウィンストンチャーチル 楽天家 ノンフィクション

面白いのとよくわからないのと
　万城目学『ザ・万歩計』読了。 　あの万城目先生のエッセイ集で、面白くないわけがないのだが、特に面白がらせてやろう、笑かそうと思っていないところがまたいいわけで……そうか、京都大学だけれども..
タグ： ノンフィクション 暴走老人！ 藤原智美 万城目学 エッセイ ザ・万歩計 マダムキュリーと朝食を 小林エリカ

「援助しない」技術
　原康子『南国港町おばちゃん信金: 「支援」って何?“おまけ組”共生コミュニティの創り方』読了。 　割りとさらさら読んじゃった。南インドの町のスラムに住む貧しいおばちゃんたちの頼母子講の手助..
タグ： 南国港町おばちゃん信金 原康子 ノンフィクション

描かれたのはスペインそのもの～濫読日記
描かれたのはスペインそのもの～濫読日記「さもなくば喪服を　闘牛士エル・コルドベスの肖像」 　その日は雨だった。砂の足元は滑りやすい。下手をすれば死人が出る。興行主は中止すべきかどうか、迷った。だが、男..
タグ： 早川書房 パリは燃えているか ノンフィクション ドミニク・ラピエール ラリー・コリンズ フランコ スペイン 闘牛 さもなくば喪服を

りんご、買っちゃう
　谷村志穂『ききりんご紀行』読了。 　日本からロシアまで、りんごにまつわるエピソードや、取材した最新の事情が満載。焼きリンゴやアップルパイなどのお料理の仕方もちりばめられていて、思わずりんご..
タグ： ノンフィクション ききりんご紀行 谷村志穂 連作短編 夜の蟻 芥川賞作家 高井有一

2016/12/18 　お前はまだグンマを知らない　3巻
漫画　井田ヒロト 舞台は草津温泉。そして…吉田松陰！ ハイテンション・グンマ人しかわからない？ギャグ満載のお前はまだグンマを知らないの3巻です。
タグ： ノンフィクション 新潮社 グンマ ギャグ 井田ヒロト

2016/12/14 　お前はまだグンマを知らない　1巻
漫画　井田ヒロト 心にググッとグンマ県！ グンマ出身（ただし出生は神奈川県平塚）の漫画家・井田ヒロトによるグンマの真実を 余すこと無く描き出した衝撃の問題作！
タグ： グンマ 新潮社 ノンフィクション ギャグ 井田ヒロト

常人ならざる体験をさらりと語る～高野秀行の講演を聞く
常人ならざる体験をさらりと語る～高野秀行の講演を聞く　「謎の独立国家　ソマリランド」という分厚い本を書いた高野秀行の講演を９月24日に聞いた。「未知の旅には罠がある」のタイトルで、広島県山岳連盟が主催..
タグ： 謎の独立国家　ソマリランド ソマリランド ノンフィクション 高野秀行 アヘン王国潜入記

冒険は表現行為である～山の図書館
冒険は表現行為である～山の図書館「旅人の表現術」（角幡唯介著）　角幡は自らを「探検家」と称している。普通、探検家が書いた著作とは、探検という行為がまず完結し、そのおまけとして探検記が存在する。場合によ..
タグ： 旅人の表現術 探検 角幡唯介 冒険 空白の五マイル アグルーカの行方 ノンフィクション 文章論 ノンフィクション論

身近な街だったけれど
　阿川大樹『横浜黄金町パフィー通り』読了。 　 　確かに、我々の学生時代、下宿が黄金町なんていうと、「ええ～？」なんて言われていた。日ノ出町でもまだ、「ふぅ～ん」なんて言われていた。何とも摩訶..
タグ： 近藤史恵 阿川大樹 横浜黄金町パフィー通り ほおずき地獄 時代物 江戸うつろ舟ミステリー ノンフィクション 加門正一