「雨の裾」(古井 由吉)
昨年8月に読んだ「鐘の渡り」に形式的(連作集)にも内容的にも続く作品。その世界はますます深まっている。
雨の裾作者: 古井 由吉出版社/メーカー: 講談社発売日: 2015/06/11メディア:..
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「鐘の渡り」(古井 由吉)
古井由吉という作家については、学生時代に芥川賞受賞作の「杳子・妻隠」だけを読んだ後は全く読んでいなかった。印象は悪くはなかったのだが、「内向の作家」というのにあまり魅力を感じなかったこともある。たまに..
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「オジいサン」(京極 夏彦)
京極夏彦氏の作品(「死ねばいいのに」は凄かった)なので、かなり期待していたのだが、それほど目を剥く出来ではなかった。
オジいサン作者: 京極 夏彦出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 201..
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「逝年」(石田 衣良)
逝年―call boy2作者: 石田 衣良出版社/メーカー: 集英社発売日: 2008/03メディア: 単行本以前5年くらい前だったかに読んだ「娼年」の続編である。
「娼年」を読んだのはこのブログ..
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「最終目的地」( ピーター キャメロン)
「イギリス古典小説の味わいをもつ」、こういう小説を読むのは久々だ。
最終目的地 (新潮クレスト・ブックス)作者: ピーター キャメロン出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2009/04メディア: 単..
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「小さいおうち」(中島 京子)
2010年後半の第143回直木賞受賞作。中島京子の作品は初めて。デビュー作「FUTON」という田山花袋へのオマージュ(?)作品があるらしいのは知っていたが…。特に読む気は起きなかったのだが、ub763..
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