次男のＤＳ問題！

 

長男は、今日もいそいそＤＳを楽しんで。
床に座り込み、背中を丸めてピコピコと。

・・・・そして背後に忍び寄る男・・・・・

ＤＳに興味津々の年中次男。

長男の肩にぺッタリとくっついて、画面を覗き込んでいる。
やっぱり自分もやってみたいよね。
すぐ目の前でやってるんだもんね。
「おおっ！すご！」
とか、一緒に叫んでいるし。

でもね。やっぱりして欲しくないのよ。まだあなたには。
安易な楽しみを知って欲しくない。
楽しんで遊ぶって事、そんなに簡単じゃないんだよ。
友達と一緒に楽しもうと思ったら、みんな少しずつ我慢したり、ルールを守ったりするでしょ。
本当の楽しさは、自分で作り出していくモノなのよ。
ボタンを押せば、目の前に現れて、自分は何の我慢もしなくて、自動的に楽しめるゲーム。
”楽しまされている”遊びなんだよ。
そして、ひとりで”遊ばれて”いるだけなのよ。
それ、今のあなたに分るかな？
まだまだいっぱい知って欲しいことがある。
まだまだたくさんの楽しいことが、自分で見つけられる年頃なのに。
安易な遊びをする前に。
指先を使うだけでなく、体も全部使って欲しい。
そういうこと、頭で理解できるかな？

それにね、今あなたにお兄ちゃんと同じことをさせるわけにもいかないの。
同じ家に住む、同じ親から生まれてきた兄弟。
だからこそ、公平に平等に接したい。
それはお母さんのわがままかしら？

お兄ちゃんと同じ年齢になるまで、同じ体験を積み重ねてくるまで、もう少し、
側で見ているだけで我慢できないかしら？

そんな風に思っていた矢先。

「おれにも、かーしーて。」

次男が長男に聞いている。

「いいけど。」

意外に長男はあっさり次男に言う。

ほんと？ほんとに貸しちゃうの？
そして、私が止めに入ろうとすると。
　　
「いいけどさ。おまえ、こんな小さい時からゲームばっかやってると、馬鹿になるよ。
　目も悪くなるし、ゲーム脳になって死んじゃうよ（？？？）　それでもでもやる？」

そう言われた次男。

「えー？！やだよー！馬鹿になりたくないーっ！
　おれ、やっぱり小学生くらいになってから、馬鹿になる～。ゲーム見るだけにする～」

ええええええええっ！！！！！

そんなあっさり引いちゃうのお？？？？？？？

長男の言い方もひどいけど、そんな脅しにあっさり乗ってしまう次男はいかがなものか？
そして、「小学生になってから馬鹿になることにする」なんて何かが間違っているわよ！！
でも、まあ私の心配は今のところ小休止に。

スイミングの昇級試験に次男が受かった時とかに、長男が御褒美としてＤＳを３回貸すそうです。
こんな約束を兄弟でしているところを見るのは、本当にほほえましいです。
が。
普段のほかのおもちゃでも、そんな風に仲良くしてくれませんかっ！

でもまあ、とりあえずなんとかこのＤＳ問題も片付きそうです。

さて、そんな兄弟の様子を見ながら、温かい今日はベランダの大掃除と窓拭きを。
窓拭きは背筋を意識して。腕を思いっきり伸ばしましょう。
肘を固定して、左右に腕を振れば、二の腕のエクササイズでゴザイマス。
私のほうが、お馬鹿さんなのかも・・・・

そんな疲れた大掃除＆エクササイズのあとは。
子ども達とおやつです。
今日はｍｉｙｕさんに教わったレシピで「おからクッキー」を作りました。
生のおからではなく、自然食のお店などで取り扱っている「乾燥おから」を使いました。
そして砂糖を少なくして、メープルシロップを加え、しっとり感を出して。
子ども達にもなかなか好評。
ダイエッターの私でもＯＫ。
ヘルシークッキー。おいしゅうございましたっ。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

コメント 8

なんと！
ゆうこりんさんが手を出さずとも、
オニイチャンが解決しちゃったのですね！！
宗教関係の雑誌で、
(ワタシがその宗教に入信しているわけではないのですが)
「兄弟は完全に平等に育てるのではなく、
年長者を立てて育てること。
そうすると、自然に年長者が年少のものを可愛がる」
という話を読んだのですが、
「そんな上手くいくもんか～！」
と思ったものです。が。
ゆうこりんさん家ではそれが実践されているのですね。
兄弟は平等でありつつ、
年齢差によって差別も生まれる。
その均衡を上手くとって育てておられる。
スゴイ、スゴイです。尊敬。

ゲーム脳、存在します。
ゲーム中は一定の部分しか使わないのです。
その部分しか発達しないので、情緒不安定になったり、
チック症状が現れたりするそうです。

ウチも窓拭きしました。
三男おんぶ紐でせたらって。
ああ～いい汗かいたし、お乳も済んだし、
ココで一杯。
こんな調子なので痩せません。
by りうが (2006-12-27 20:56) 

長男君、かわいいですね！
きっと今までご両親に言い聞かされてきたことをきちんと納得していたんでしょうね。
だからこそ、それを次男君に伝えることが出来た。
ゆうこりんさんのように子育てにしっかりとポリシーを持っていて、子供にねだられてもそれを曲げず、しかも、ただ力で押さえつけるのではなく、本人も納得するよう話して理解させる。その努力の賜ですね！
お兄ちゃんに言われてあっさり納得している次男君もniceです。
by ｒｉｓａ (2006-12-28 06:20) 

お子ちゃまたちのやりとりに、これまでのゆうこりんさんの
子育てが出ていらっしゃるのでしょうね。
きちんと伝えていらっしゃること、私も真似したいです！
おからクッキー、ありがとうございます。
作っていただけて、嬉しい～♪

今年は、ゆうこりんさんと出会えて子育て観が深まった気がします。
普段のよく考えられた子育て観が、吟味された文章にしっかり
表現されていて、読むたびに「私もそう思ってた！」とか
「そういう視点もあるんだ。うん、うん。」と頷いていました。
来年も子育てが楽しみになってきました！
本当にありがとうございました。
ゆうこりんさんは、子育て以外のところが
お忙しくなるのかもしれませんね。楽しみにしてます。
よいお年をお迎えくださいね☆
by miyu (2006-12-28 22:49) 

ゲームボーイを長男に与えた時、私も次男にゲームをさせていいものか悩みました。
　でも二人仲良く時間を守ってやっているので、ある程度はしょうがないかな・・と納得しないながらも遊ばせています。
　ただゲーム的な考え方、「だめならリセット」とか「命に対する軽い考え方」については違う部分で次男に対してだけでなく長男にもケアしていかないと・・と思っています。
　次男君、素直に長男君に従ってかわいいですね♪

　来年もゆうこりんさんの子育てに対する考え方、次男君の面白話（カワイイお話が多くて次男君ファンです＾＾）など楽しみにしています。よいお年を！
by ちゅーこ (2006-12-28 23:20) 

＞りうがさん
「兄弟は完全に平等に育てるのではなく、年長者を立てて育てること。
そうすると、自然に年長者が年少のものを可愛がる」

そんなにうまくは行かないですよね～。ね～。
我が家で毎日毎日どんなにひどい状況が繰り広げられていることか・・・

ただ、どちらにも不公平感だけは持って欲しくないです。
上の子だから、とか下の子だから、というわけではなくて。
だから、私達夫婦は、長男を一度も「おにいちゃん」と言った事はありません。次男も長男を「お兄ちゃん」とは呼びません。名前を呼びすて。
長男も「お兄ちゃん」って言われなくて良いそうです。
そういうことも今度記事にしたいと思っています。
by ゆうこりん (2006-12-29 21:43) 

＞ｒｉｓａさん
長男は今まで何年も、それこそ耳にタコが出来るほどゲームの悪影響について聞かされています。それこそ「すり込み」状態で。（微妙に間違っていますが）
外でゲームをする子を見かける度に「ああいうの、お母さんはかっこ悪いと思う。」ということも。
「価値観のうえこみ、すり込み」ですね。
良いか悪いかは、判断が分かれると思いますが、少なくとも親の正直な気持ちはいつもまっすぐに伝えたいと思っています。
by ゆうこりん (2006-12-29 21:48) 

＞miyuさん
もしかして今頃は、３人のお子さんに囲まれて、あわただしくも幸せな毎日を送られているのでしょうか。
昨年はたくさんのステキなコメントをありがとうございました。
私のほうこそ、ｍｉｙｕさんの子育てに対する真摯な思いに、触発されてばかりでした。
今年も宜しくお願いいたします
by ゆうこりん (2007-01-09 08:50) 

＞ちゅーこさん
次男坊はどこもこんな風な破天荒ぶりなのでしょうか？
それともうちだけ？
長男との違いを親として私も思う存分楽しんでいます。

ゲーム内でのリセット観を現実と混同してしまうのは、ゲームをすることよりも、実体験の無さから来ると私は思っています。
昆虫を捕まえたり、死なせてしまったり、ペットを飼ったり、その死に直面したり、身近な人を亡くした悲しみを味わったり。

そんな身に迫る実体験があれば、「ゲームの中の死」「現実に死ぬということ」の二つを混同することはなくなるのではないかと思います。
どんなに言葉を尽くして語り教えていくよりも、きっと簡単で大事なことだと・・・
by ゆうこりん (2007-01-09 08:57)