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「空の境界」第二章 殺人考察(前) を見てきた [芸能とか映画とかテレビとか]

昨日(1/12)の夜にテアトル新宿で「空の境界」第二章 殺人考察(前) を見てきた。

全体的に僕は良かったと思う。

前作の第一章「俯瞰風景」に負けず劣らず、ともかく背景美術が恐ろしく美しい。
ただ、所々でキャラクタと背景とが乖離しているように感じた箇所はあった。 たとえば夕方の学校、式が下駄箱で草履を出そうとしているカットや、夕暮れっぽい警察署前のカット。 構造物の表面に映りこんでいる光の加減が精密で、「これ CG かな、それとも実写取り込みベースかな?」と判らなかったのだけど、そのくらいの映像だったのでキャラクタのアニメ独特の塗りの画の質感との違いが気になったというか。 昼のカットや夜のカットでは気にならないのだけど、そういう夕焼けの光が溢れていたカットは、ちょっと気になった。 でも、見慣れれば気にならなくなる程度かもしれないな。

シナリオや見せ方も良かったと思う。 モノローグは殆どなくて、代わりにキャラクタの振る舞いと背景の画と音と、そして時間制御できっちり見せてくれたように思えた。

漫画や小説をアニメ化する時には画が動いて音が入るけど、更に時間制御も行われるのが重要な点だと思う。 漫画や小説は読み手が自由に読み進められるけど、アニメはそうではない。 TVアニメや OVA では尺の都合があるためか、時にスピーディーを飛び越えて詰め込み・畳み込みになってしまっていると感じる作品がある。 だけど、空の境界第二章は違った。 間がちゃんとあった。 静止して無音、だけども濃密な時間。 そういうものがあった。

うん。幹也がシキに惹かれる理由は... 判りにくいだろうなぁ...

あと。エンディングロール。 第一章のエンディングロールを見たときに「あれ?鮮花は?」と戸惑った仕込みが第二章でも。 原作を読み返してみれば実は原作通りの仕込みだった訳で。 でも、すっかり忘れてて楽しめたw

次章予告は良かったなぁ... 藤乃(CV.能登麻美子)の裂けるような咆哮。 第三章は第一章や二章と比べてボリュームが多い章なので、一体どういう構成になるのかちょっと不安ではあるけど。 でも期待してる。



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