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「平成18年度における特殊切手・ふるさと切手の発行計画」について [郵便局]

 日本郵政公社の報道発表資料(郵便関係)より、11月24日付で「「平成18年度における特殊切手・ふるさと切手の発行計画」について」という表題で、来年度の切手発行計画が公表されました。

これは毎年年末辺りに、翌年の特殊切手及びふるさと切手の発行計画を公表するのですが、昨年がここ近年に無く異様に早い報道発表になっていたのに対し、今年はまあちょっと早め位な発表時期でしょうか。
(因みに、2005年度は前年10月15日、2004年度は同年1月21日、2003年度は前年10月24日及び12月17日、2002年度は前年12月3日、2001年度は前年11月19日という具合ですね)
詳しい内容については、前述の報道資料をご覧頂ければよろしいかと思いますし、また当店では今回も毎年恒例(??)として、「雑貨屋の簡易郵便局」にて「2006年度 ふるさと切手発行予定&風景印絵柄対応予定表」を作成して掲載していますので、こちらもご覧頂きたいのですが....

 さて、ふるさと切手については現段階で14種類対象に挙げられていますが、それを元に来年度の発行計画について突っ込むべき点をざっと述べてみることにしましょう:

・来年度も「1年度1支社1題材」という方針は貫かれているのですが(近畿支社のように国体切手が別途有るものは別ですが)、この中で何故か沖縄支社が含まれていない。
(沖縄の沖縄らしい絵柄が好きという方も多いのですが、何故なんでしょうねぇ)

・毎年のことですが、ここ数年来発行計画の段階では「近畿の花」だの「関東のくだもの」だのと切手の名称が余りにも漠然としすぎた物が非常に多いのですが、今年は全14種類のうち、「一筆啓上・丸岡城」(福井県)以外は全て特定の場所などを特定していない物になっていますし、当然どこの物が題材になっているのか特定することが全くといって良いほど出来ない状態なのが特徴的でしょうか。
(おかげで前述の「2006年度 ふるさと切手発行予定&風景印絵柄対応予定表」についても、現段階で予想できたのは、「一筆啓上・丸岡城」だけという有様ですし(^^;;)

・またこのような切手の名称が余りにも漠然としすぎた物は、大概の場合「連刷」で発行されることが殆どであり、平たく言えば1つの切手で種類を増やせばそれだけ売れる、ひいては儲かるという郵政公社の近年の傾向を今年度以上に反映させたものだとも言える。
(※「連刷」についての考察は以前にエントリー「ふるさと切手「東北のくだもの」の発行」にて述べておりますので、参考までに)

・「近畿の花」とか「関東のくだもの」とか、以前他の公社支社で発行された企画をそのまま(敢えて言えば)パクっているとしか思えない題材が多々見られたり、また「九州の花と風景II」や「神奈川県の花II」のように安易に続編に頼ったりなど、新たな題材を掘り起こしたり、提案したりするというのがまるっきり見られない。
(上記の「連刷」だったり、次に取り上げる「花切手」だったり、どの公社支社も何事も無難で横並び的な姿勢しか見えないんですよね)

・これも毎年のことですが、来年も「中国5県の花」だの「愛知の自然」だの、相変わらず馬鹿の一つ覚えのように花切手のシリーズ物が横並びで揃っており、定番の「国土緑化」も含めると半数以上(14種類のうち8種類)に及んでいる。
(確かに花の切手は無難で売れ行きも良いのですが....ただ、どれもこれも花切手ばかりだと、似通った種類ばかり出てくるだけでなく、集める側や使う側も「どれも一緒」になってしまい、もう飽和状態に陥ってしまうのも事実)

・その一方で、花切手シリーズの先駆けである「東京の四季の花・木」シリーズも「集大成です」と書かれているようにいよいよ最終回なのかと思わせる展開が気になる(笑)。
(確かにこのシリーズも来年で7回目ですからねぇ....しかも過去6回で被っている花もありましたし(^^;;)

 まあ、例年以上に批判的な言い分になってしまいましたが....実際に絵柄として出てくると綺麗な物も出てくるでしょうし、まずはどんな絵柄の物が出てくるのか、大いに期待することにしましょう(^^)。


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