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DLNAとロケフリ 「DTCP-IP」でデジタル放送④ [DLNA ロケフリ研究]

ソニーがもっと楽しくなる


今回は4回目、
ロケーションフリーとDLNA、
各種デジタル放送(地上・BS・110度 CSデジタル)を
送信したり、受信したりできるの?
の視点で比較してみましょう。

これまでの特集

DLNAとロケフリ接続完全理解①↓
http://blog.so-net.ne.jp/sonyandvaiofan/2006-05-05

DLNAとロケフリ接続完全理解②↓
http://blog.so-net.ne.jp/sonyandvaiofan/2006-05-07

DLNAとロケフリ 外接は大違い編③↓
http://blog.so-net.ne.jp/sonyandvaiofan/2006-05-09

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ロケーションフリー:


2006年春現在、
ロケーションフリーにデジタル放送特有の縛り、
コピーワンスや著作権保護は影響しません。

ロケーションフリーの入力端子がアナログだけだからです。
S端子、コンポジットともに、アナログです。

仮にハイビジョンスゴ録で
BSデジタル放送をハイビジョン画質録画しておいたとしても・・・
ベースステーションに入力するときには、
ハイビジョン画質ではなく、これまで通りのスタンダード画質です。

そのため、各種デジタル放送を録画したコンテンツでも、
ロケーションフリーは自由に送信できます。

ただし、デジタル放送の1番のメリットである
ハイビジョン画質での視聴は、もちろんできません。

クライアントのPSXはその画面サイズから当然ですが、
仮にパソコン側がハイビジョン視聴に対応したLCDを備えていても、
ベースステーションから送るデータがアナログ画質のため、
ハイビジョン画質にはなりません。

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DLNA:

次に、DLNAのハイビジョン画質を楽しめる機能(対応規格)
をご紹介しましょう。
これが今回の記事のメインです。

それが最近話題の、DTCP-IP 配信です。

用語説明
「Digital Transmission Content Protection over Internet Protocol」の略です。
ネットワーク上に、デジタル放送などの著作権保護付きデータを
配信させる技術の総称となります。
DTCP-IP の技術により、著作権保護付きデータは、
ホームネットワーク上で自由に扱うことができます。
また、ホームネットワーク以外へのデータ伝送を禁止することで、
著作権付き保護データ自体を保護する役割を持ちます。

さて、
DLNAでのDTCP-IP 配信には、
2006年春の現時点、制限が存在します。
①無線での接続はできず、必ず有線接続になる
②外部への配信はできず、家庭内の配信に限られる(家庭内ネットワーク内限定)

これは、データの転送量、デジタルコンテンツの著作権を考えると、
仕方がないのかなあ、
というところです。


ところで、
DLNA対応機器なら、
全てハイビジョンに対応しているわけではありません。

DLNA対応機器の中でも最近の限られたモデルだけが、
DTCP-IP 配信に対応しているのです。
では、具体的に見ていきましょう。

『DTCP-IP 配信サーバー』

デジタル放送を配信するサーバーになることができるのは、
2006年春現在、VAIOとスゴ録の一部機種だけです。

【DTCP-IP 配信を行うことができる スゴ録】

『RDZ-D97A』
『RDZ-D77A』
には、「DLNA対応ホームサーバー」が搭載されました。
両者とも、最新のDTCP-IP 配信に対応です。

新スゴ録ラインアップの詳細と販売価格は↓
iconicon



【DTCP-IP 配信を行うことができる VAIO】
VAIO Media Ver.5.0 搭載
地上・BS・110度 CSデジタルチューナー内蔵

DTCP-IP 規格にしたがって、
コンテンツを保護した状態でホームネットワーク内に配信します。
外部には配信できません。



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『DTCP-IP 受信クライアント』

次に、受信する側を見ていきましょう。
こちらも、現時点では非常に限られています。

*BRAVIA のXシリーズ
*DTCP-IP 受信に対応しているVAIO
*DTCP-IP 受信に対応しているルームリンク
です。

では、
詳しく見ていきましょう。

【DTCP-IP を受信できるTV】

BRAVIA のXシリーズです。
特別な設定は不要です。
[BRAVIA]KDL-40X1000
[BRAVIA]KDL-46X1000




【DTCP-IP を受信できるVAIO】
まずは、必要スペックを列記してみます。

[発売時期]
2005年9月以降発売の VAIO

[OS]
Windows XP Professional(Service Pack 2)日本語版
Windows XP Home Edition(Service Pack 2)日本語版

[CPU]
HT テクノロジー インテル Pentium 4 プロセッサ
インテル Core Duo プロセッサ(*)
インテル Pentium D プロセッサ
インテル Pentium M プロセッサ (*)

(*)は「電源オプション」の「VAIO 省電力設定」にて、
「CPU 制御」が「動作優先」の設定が必要。

[メモリ] 
512MB 以上
[グラフィックアクセラレーター]
ATI Technologies 社製 MOBILITY RADEON X600 以上
(ATI Technologies 社製 MOBILITY RADEON EXPRESS は含まず)
NVIDIA GeForce 6600 以上
(NVIDIA GeForce Go は含まず)
インテル グラフィックス・メディア・アクセラレーター 950 以上

詳細な対応リストは↓
http://vcl.vaio.sony.co.jp/support/info/2005/041.html#a

上記のスペック上の制限を満たした上で、
クライアントになれるVAIO の条件はこれです。

*VAIO Media Ver.5.0 をインストール
*VAIO Media デジタル放送プラグインをインストール
*アクティベーション作業(初回視聴時のみ)

DTCP-IP受信の詳細な操作方法は
ソニーのサポートページで確認できます。↓
http://vcl.vaio.sony.co.jp/support/info/2005/041.html#b


VAIO以外では、
以前にもご紹介しましたが、
普通のTVをクライアントとして利用できるようにできる、
先進的なVAIOの関連製品が、ルームリンクです。

ルームリンク 
iconicon

VAIOとAV機器をネットワークでつなぐ
中継機の役割を果たします。

サーバー(提供側)から離れた場所にある
大画面テレビやオーディオで再生できます。



シンプルな操作画面を
テレビ画面上に表示して操作します。



付属専用リモコンで、サーバーにためた
ビデオ、音楽、写真を再生・閲覧できます。



ルームリンクを挟めば、
どんなTVでもDLNA対応にできます。

接続するTVがハイビジョン対応であれば、
DTCP-IPを利用し、
D端子で接続してハイビジョン画質での
デジタル放送録画コンテンツを楽しめるのです。

余談ですが、
東芝の新しいTV、 REGZAのZシリーズ
もDNLA対応ですね。
さすがネットワークに強い東芝です。

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これまで計4回、
ロケーションフリーとDLNAの相違点について
ご説明してきました。
なんとなく、違いや利点がわかっていただけたでしょうか?

この文章は、WEB上の各メーカーの掲載情報をもとに作成しています。
正確な商品情報、互換性、不明点などは、
直接メーカーにご確認くださいね。

ロケーションフリーの詳しい情報と販売価格は↓

bn_2006su_01


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