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ポッター走る! [活動報告]

さて、動輪が入って久しぶりに地に足が着いたポッター号、あとはもう5月3日の運転日を待つばかり…、というわけには参りません。きちんと本務機が務まるのか、試運転をしなければなりません。
ということで、本番を3日後にひかえた4月30日、修理後初めてとなるポッターの試運転が行われました。

少々汗ばむくらいの晴天に恵まれたこの日は、絶好の試運転日和になりました。まずはボイラーに給水します。つづいて取り外してあった火格子を装着し、火入れを行います。古新聞から薪へと火を移し、ボイラー水が温まるのを待ちます。
その待ち時間にも手は休まりません。すっかり乾ききったポッターの身体にオイルという潤いを与えていきます。


まずは足回り各部に潤滑油を…


動輪とともにロッドも外されていたために、まずは足回りを中心に給油です。クランクピンにもたっぷりグリスを注油します。そして長期間動くことのなかった蒸気エンジンのシリンダーにもシリンダーオイルを注油します。ポッターのエンジンの弁装置はピストンバルブのため、バルブシリンダーにも給油を行います。

そうこうするうちに、お湯が沸き始めます。圧力計の針がじわっと動き出し、ブロアーのパイプからシューシューと音がし始めます。ボイラー水が沸騰し始めました。ここで燃料を石炭に変え、さらに圧力を高めます。
圧力計の針が4kg/cm2を指したあたりで、待ちきれなくなった羅須地人たち、やおらエンジンに蒸気を送りエンジンを温め始めます。


エンジンを温めます。ドレン管から水が出なくなればOK


そして火入れから1時間半後、ポッターは汽笛短声一発、ゆっくりと動き始めたのでした。
このあと、試運転ということで、代表幹事T氏、メカニックS氏、部品A氏を乗せたポッター号は何度か本線走行を行いつつ、コンディションを整え、無事試運転を終了しました。


走行状況を見るために3人乗りで本線へ

走行状況の調整の時には、毎度のとおり、いろいろ紆余曲折はあったものの、明後日からの3日間、ポッターは本務機としてがんばってくれそうです。
復活したポッターに暖かいご声援を。


飛行機雲が輝く夕暮れの試運転最終列車。
3日も晴れるといいな!

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