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銀座で懐石。汐留の眺めのいいバーでイタリア人をご接待 [グルメ]

12月29日夜、突如、来年、仕事を一緒にするかもしれない
イタリア人カップル、そしてもう一組(元ロシア人)の夫婦と
食事をすることになりました。

場所は、銀座の某和食店のしゃぶしゃぶ懐石。
靴を脱いであがりますが、テーブル席です。
これは、外国人の接待の基本。

今回のイタリア人カップルはイタリアの
南部にある都市サレルノに在住。
サレルノ県の公式ホームページ(日本語)
《地中海式ダイエットのもとになる“サレルノ式健康療法”から
生まれた、純粋で豊かな食文化の伝統があります》
とあるように、食に関しては長い伝統がある土地柄。

男性(出身はユーゴスラビア)の方は、
以前、ガストロノミア(美食学、美食法)の
テレビ番組を持っていた食の専門家です。

27日に来日し、29日に築地市場を見学。
(これも外国人の東京見物場所の定番。
築地で場外関係者が新ツアー開始。
イタリア人が行きたがった日本の意外な場所

行ったのが少し遅く、マグロのセリはみられなかったそうですが、
膨大な魚の種類と量には圧倒された様子。

現在、築地には、シチリアや地中海からマグロが
運ばれてきますが、シチリアのマグロ漁のこと、
美味しいアクアパッツアの店のことなど教えてもらいました。
(来年には、サレルノ、アマルフィなどを訪問したいものだ。
宿の心配はないけれど…)

地中海のマグロも小ぶりになっているようで、
この先、本当に心配です。

お酒は、和食店なのになぜか置いてあるイタリア、
シチリアの白ワインとトスカーナの赤ワイン。
向こうではそんなに高いものではありませんが、
銀座の値段を知ったら驚くだろうなー。

料理は特筆すべきものはありません。
女性の方も食関係の仕事に従事。
日本食の食器をほめていました。
「お造りを入れた箱型の食器が買いたい」と。
イタリア料理に限らず、西洋の食器は定番のものが多く、
日本のように多様ではありません。
和食器のプレゼンテーション(提示の仕方)は、
世界に誇るべきもののようです。
(和食器を使うイタリアン、フレンチは、少し前から流行った)

和食店での支払いは、最近、ロシア人ビジネスマンの来日時の
アテンドをかなり行っている元ロシア人が。
(彼もマイルを集めているのでカード支払い。
イタリアとロシアのマイレージの達人

その彼が二次会の店を指定。
ロシア人もお気に入りという汐留のコンラッドのバー。
28階にあります。
なぜここかというと、このバーは大きく窓が開いていて、
東京港の夜景を一望できるからです。
コンラッドは、新興ホテルの中ではかなり苦戦しているみたですが、
少なくともバーの方は、一杯でしたね。
なおロシア人ビジネスマンはコンラッド、新宿のパークハイアットを
使うことが多い。銀座でリーズナブルにあげたい場合は、
三井ガーデンホテル銀座を使うそう。

香港マンダリンホテルからお知らせが、特別な
オファーはあったのか? 東京ホテル戦争は?


カクテルの中に「ゲイシャマルガリータ」というのを見つけ、オーダー。
みんなで味見をしました。
グレープフルーツジュースのかわりにマンゴーと、
オレンジジュースで作り、ハイビスカスの花がグラスにさしてあります。

結構、外人が注文しているみたい。
「ゲイシャ」って言葉に反応しますね。
映画「SAYURI」とその原作「Memoirs of a Geisha」の影響で、
また多くの外国人が興味をもったもよう。
(京都で、舞妓の格好が出来る場所を教えてあげたら喜んでいた)

こちらのバーのお値段はちょっとお高め。
眺望と生の音楽(ライブを毎夜行っている)分がチャージされているのでしょう。
(ロイヤル・パーク汐留のバーも眺望が楽しめる)

イタリア人カップルは30日から京都、2泊して広島、
そして大阪。関空から帰国というスケジュール。

前に来たイタリア人たちもすべてこのパターン。
どうしてと思っていたら、イタリアで
売り出されていたんですね。パック旅行で。
(値段は聞きそびれたが、JRが海外の旅行者用に出している
新幹線のパスを使うのでかなり安い)
広島が入っているというのが日本人には不思議ですが、
宮島と原爆ドームを見学するようです。

バーの後、車で滞在先のホテルへ送って、接待は終了。
サレルノの他にベネチア、ローマなど3軒もの家を持つ
やり手の二人。次はイタリアでと誘われましたが、
家に招かれたら、お返しはやはり家というのがルール。
さて我が家は…。これが悩みなのですね。

もう一つの悩みは、言葉。
今回、イタリア語だけじゃなく英語もスムーズに出てこなくて四苦八苦。
イタリア人カップルは英語もできたけれど、誰かがイタリア語を喋りだすと
それからはイタリア語になってしまう。
英語もイタリア語も日々、触れるのが大事ですね。
ネイティブに会う前の10分音読

海外からのお客様の接待で懐石を食べる機会の多いあなた。
食材や料理法などを英語で説明するのはなかなか大変。
機内食を変えた男としても知られる和田吉弘さん。
京都の懐石の名店「菊乃井」のご主人です。
美しい写真と英語での解説は、プレゼントとしても喜ばれます。
英文版 菊乃井 - Kaiseki: The Exquisite Cuisine of
Kyoto's Kikunoi Restaurant

接待は日本人も外国人も同じ。
ちょっとした心遣いがビジネスの成否に影響を与えるんですね。
接待で男をあげる人さげる人―接客こそ実力。
人間の真価が問われるものです


カップルが住んでいるサレルノは、地中海ダイエットの発祥の地。
サレルノ養生訓―地中海式ダイエットの法則
ナポリの南にあるサレルノの町。そこは、ボローニャについで
世界第二位の古い歴史を持つ大学がある場所でもあります。
8世紀に作られた世界最古の医学の学校。
そこで作られたのが、今もイタリアをはじめ欧米で
読み継がれているサレルノ養生訓です。
その詳しい内容を生活習慣病に詳しい医師が解説しています。


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