SSブログ

さよならベリーズ第2章 夏祭りの思い出⑦

このブログは私が書いたイラストと写真入り小説(想像物です)をメインにしてます。
クリックするとそれぞれの最初のページに行きます。

リンク集 http://blog.so-net.ne.jp/masato-k/2006-07-23

マンガ「ももちとさきっち」
http://blog.so-net.ne.jp/masato-k/archive/20060625-0--1
イラスト入り小説「さよならベリーズ~うつろいゆく季節の中で~」
          第一章 モモコとの出会い
http://blog.so-net.ne.jp/masato-k/archive/20060427-0--1
イラスト入り小説「さよならベリーズ~うつろいゆく季節の中で~」
          第二章 夏祭りの思い出
http://blog.so-net.ne.jp/masato-k/archive/20060723-1-1

ぜひぜひ感想をお待ちしております!



舞波(まいは)ちゃんっ!!」
苺の柄の浴衣を着た女の子は舞波ちゃんだった。
僕は自転車の速度を緩め、舞波ちゃんの前で止まる。
まことも同じように僕の後に止まった。
舞波ちゃんは微笑み軽く手を振る・・・。
「雅人先輩!」

 

舞波ちゃんは笑ったときに、えくぼができる。
それがまたかわいい。
僕は自転車に乗ったまま話しかける。

「これからお祭りに行くの?イチゴ柄の浴衣、すごく似合っててかわいいよ!」

僕はおせじでも何でもなく、素直に見たままの感想を伝えた。
舞波ちゃんは僕から目線をそらし、照れくさいのか少しうつむいて言った。

「え!?そう!?ですか・・・?ちょっと子供っぽいかな?って思ったんだけど・・・。」

「全然そんなことないよ!すごくかわいいよっ!」

舞波ちゃんの顔は赤くなった。そしてそれを隠すように両手で頬を覆うと
少しうつむき加減のまま黙ってしまった。

僕は、まことと舞波ちゃんは初対面だったことに気づいて、
自転車に乗ったまま片手をまことの方に向け紹介する。

「舞波ちゃん。こっちは友達のまこと。」

まことは笑って軽く手をあげる。

「ようっ!」

舞波ちゃんは少しうつむいたまま、目線をまことに向け小さな声であいさつする。

「こ、こんにちは・・・。」

やっぱりちょっと人見知りする子みたいだな。

「あ!」

舞波ちゃんは何かに気づいたらしく、僕達のうしろの方に目を向ける。
僕達もそっちを見てみると・・・。

薬師堂の脇の石階段から降りてきた女の子がいた。
僕の知らない子だ。
長いストレートの髪に、ユリの柄の青い浴衣
その子は・・・。

                                   ・・・つづく



nice!(1)  コメント(2)  トラックバック(57) 
共通テーマ:GBA2005ノベル

nice! 1

コメント 2

masato

実際の舞波ちゃんとは、性格を変えてあります。(というか、皆そうだけど)
一部分だけをとって、そこをオーバーにしてある感じ。
舞波ちゃんだったらおとなしい性格をよりおとなしく。
by masato (2006-08-13 06:40) 

masato

プロフィールに書こうとおもいましたが、「内容が適切ではない」という理由で書き込めなかったので、ここで書かせてもらいます。
この作品(ブログ)についての方向性を伝えたいと思います。
これは創作物ですので、皆さんの感想がほしいのです。
より面白いもの、感動できるもの(できればいいなあ)
より見やすいもの、等、より良くしていきたいと思っています。
しかし、人それぞれ好みや感じかたの違いがあると思います。
そのことを僕はふまえた上で参考にさせていただきたいと思います。
最初の頃はどれだけの人が見てくれてるのか、閲覧数が気になってましたが、今は参考までにわかればいいです。
問題は、無反応という状態が一番よくないと思います。作品として作っているのだが、どう思われているのだろう?ということが、一番気になります。
なので、(勇気はいりますが)辛口意見もぜひコメントしてほしいです。ただし、具体的に書いてほしいです。「つまらない」だけではなく、どこのどういうところがどんなふうにつまらないのか?
また「こうした方が面白いのでは?」という意見がありましたら、ぜひアドバイスいただきたいです!

尚、さらに追記しますと
(これは勇気がいるので自分の内に秘めてましたが)
僕はプロを目指してます!
そのために、7年間続けた会社にも退社する旨を伝えてあります。
(退社は来年の春を予定していますが)
退社理由は
「マンガ家になる!」
です。
・・・しかし、肝心のところで悩んでいるところが・・・。
本気でその気があれば、年齢とか未熟さは乗り越えていけると思うのですが、その本気さがあるのか、疑わしくなってきました。
いままで、イラストレーターになりたい!画家になりたい!
と思って33歳になったわけですが・・・。
こんな自分の事は、見てる人には関係のないことですが、
こうして書いておけば、見てる方の視点も変わってくると思います。
率直なコメントもらえると、うれしいです。
変えられないものは変えられませんが、意見を参考に軌道修正することもあるかも知れません。
・・・この際、
「つまらん!」「気持ち悪い!」「アイドルでネタつくるな!」「やめろ!」
「もう見ない!」「どこかにあるような内容だ!」「センス悪い!」
「もっと楽しめるような内容にしたら?」「絵が堅すぎる!」「内容が変態っぽい!」「自己中心的!」「わかりにくい!」等、等、
一言でもコメントもらえたらうれしいです。(具体的な方がうれしいですけど。)
by masato (2006-08-13 06:54) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 57

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。