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教育と医学。 [からだモノがたり]

最近、身体関連がマイブームで日夜いろんな本を読んでいる。
今日の読書はこの2冊。

子どものアトピー、ぜん息、アレルギー 「免疫力」をつければ必ず治る―家庭で簡単にできる食・眠・運動習慣

子どものアトピー、ぜん息、アレルギー 「免疫力」をつければ必ず治る―家庭で簡単にできる食・眠・運動習慣

  • 作者: 福田 稔, 伊藤 泰雄
  • 出版社/メーカー: 三笠書房
  • 発売日: 2004/12
  • メディア: 単行本


ホメオパシーin Japan―基本36レメディー

ホメオパシーin Japan―基本36レメディー

  • 作者: 由井 寅子
  • 出版社/メーカー: ホメオパシー出版
  • 発売日: 2004/03
  • メディア: 単行本


各本の概要は本のリスト(http://blog.so-net.ne.jp/mamaru/2007-02-21)に簡単に書いておくけれど、これを読んでいてふと思ったことがある。

以前、「占いと運命。」(http://blog.so-net.ne.jp/mamaru/2007-03-02)という記事でも書いたことだが、やっぱり、西洋医学と東洋医学とホメオパシーと九星気学は、言葉や表現、手法は違うけれども、人間の見立ては同じである、ということだ。

面白いことに、これらのいずれも、人間は大きく分けて4種類になる、としている。
あ、西洋医学はそういう分析はないかもしれないけど。

で、そこで思い出したんだけど、シュタイナーも4種類、なんだよね。

そうして、さらに思考は発展して、そういや、シュタイナーもモンテッソーリも、人智学と医学、という違いはあるけれども、こどもそのものを観察して、成長や気質を分析した上で、教育を考えている、という点が共通しているのよね。

それで、そういや、日本の教育ってどうなんだろう、って思って。

私が大学で勉強した範囲(といっても非常に不真面目な学生だったのであてにならない)では、教育原理や教育心理学の授業あったけど、どれか1つの理論を詳しく、ということではなく、ああいう理論もあるし、こういう研究や発見もあって・・・みたいな歴史的知識のようなところばかりを学んだし、教員採用試験(なぜか一次試験受かったんだよねぇ・・・二次も受けてみればよかったか?)のときもそういうことが問われたように思う。

日本の教育は、こどもをこういうように分析して見ていて、それに基づいてやってます、というような知識は、私の勉強した範囲では記憶に、ない。

カリキュラムでも、教育法でも、そういう一つ、芯になるような、人間観というものがあれば、おそらく教員採用試験で当然問われていると思うけど、記憶にない。

発達心理学は、それはそれで、正しいこどもの分析ではあるんだけれど、それを総合して、日本の教育では、こどもをこういう風にとらえて、やってます、っていうポリシー、バックボーンってあったっけなぁ?なんだったっけなぁ?

・・・まさか・・・ないってことはないよね???
だって、それがバックボーンにあるから、筋が通るってもんで。
観念論だけで、教育が左右されているとしたら、こどもたちが、かわいそうではなかろうか。
きちんとした観察や科学的根拠のある指標って、あるんだろうか?

そこで、また思い出したのだけれど、私が敬愛する井深大さん(ソニーの創業者ね!)は、晩年、教育、特に乳幼児の成長の部分と、東洋医学を、かなり熱心に研究して、発言しておられた、ということを思い出したのだ。

以前は、なんでまた東洋医学・・・と、思っていたんだけど・・・、なるほど!と思って。

当然の帰結として、日本の教育を考えた結果、そのバックボーンとして医学的に人間を見よう、日本だから東洋医学・・・という流れだったのではないかと、はたと思い当たったのだ。

そう思うと、もしも、井深さんがもう少し長生きなさったら、もしかしたら、日本のシュタイナーみたいになって、日本の教育ももっと変わっていたかも・・・と、かなり残念な気分になった。

もう一度、井深さんの本を読み直してみようかな。

それと、日本の教育が根拠にしている、こどもの見立て、ことに科学的な観察と分析も基づくモノがあるのかどうか、あればそれは何か、調べてみようっと♪

ちょっとまじめな祝日の夜☆

最近、なんか工作とかの記事が少なくてごめんなさいね・・・。
いろいろとちょこちょこと雑工作はやってるんですけど、つい、考えている物事の方が自分にとって面白いし、大事なモノだから・・・こっちを記録しちゃってるんだよねぇ。

どうかお許しくださいませ。


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コメント 7

mamaru

余談ですが、医学と教育つながりでは、「シュタイナーの家庭の医学」に面白い記載がありました。

まずは、ホルモンのことを語っている若返りの話では、いつまでも若々しくいられるのは、知的好奇心で物事の真実を見ようとする姿勢で、ホルモン剤などは一時的なものでしかない、とのこと。
なので、いつまでも若々しくいられるための脳みそを作るために教育が必要なのだ、ということ。

それから、もう一つは食べ物の話。
教育というのは国民が、自分の健康を保つのに必要なものを適切な量食べられるようになるという分別をつけること、だそうで。

以上2点がシュタイナー教育のポリシーだと思うと面白いと思いません?
つい、見た目の華やかさや芸術性に目を奪われがちだけど。
実のところ、健康に暮らすために、教育があったんだなぁと思った一文。
by mamaru (2007-03-22 13:15) 

neige

なるほどー。そうつながっていくんですね。
シュタイナーって、もちろん子育ての参考に読んだりしてるんですが、それとは別に学問としてもすごく面白い!
医学系も読んでみよーっと。
by neige (2007-03-28 22:33) 

mamaru

そのうちドイツに留学しちゃったりして(笑)
人智学って体系全部の一部が教育なんですよね。
豊かに生きるための、教育。
それには、物事を深く洞察したり、感じたりする力が不可欠・・・。
そんなことが、ああいった教育方法になってるのかなぁ、と。
でも、シュタイナー的子育てって素敵ですよね☆
by mamaru (2007-03-29 09:42) 

neige

行ってきましたよクレヨンハウス☆
記事にするの明日になりそうだし、マニアなことはきっとかかないのでここで感想を。(笑)

書籍は、日本で発売されているすべてのシュタイナー関連の本を揃えたのでは?ってくらいありました。
子連れだから、じっくり吟味する時間がなくて、逆に困っちゃいました。
売り切れになっててあきらめていた、クーヨンの去年のシュタイナー特集の号もあって、とりあえず買いました。

おもちゃは、普段どのくらい店頭に出てるのかわからないけど、コーナーとかあってどれも豊富に揃ってました。
今回、おもちゃは見るだけ~、と思っていたんですが、買っちゃいました。ルドルフ人形作成キッド¥5.000☆(笑)完成品を買うとうん万円するんですね。ビックリです。
自分で作るといつ完成するか分からないから、母に作成を託しました。(微笑)

人智学の本は、荷物になるし買わなかったけど、きっと読みますね、私。(図書館、アマゾンバンザイ!)
シュタイナーの本を読んで、目からウロコってことはあまりないんだけど、だからこうなのね、ってことが多くて面白い。
ふと思う子どもの遊びに関しても、シュタイナーだったか、イントラ講座で聞いたことだったか、と思うことがあって、重なってるというか、つながってるんですね。

だから、いかにもシュタイナーって環境で子育てをしなくても、基本さえおさえておけば、シュタイナー教育はできるんだなぁと思うようになりました。
でも、シュタイナー幼稚園の写真を見ると、通わせてみたい欲求が・・・。
通える範囲にないのがホント残念。モッテッソーリならあるんですけど。。。

クレヨンハウスは何時間いても飽きないですね。
定期的に行きたいなーと思いました。
そのうち一緒に行きましょう☆

なんかやたら長くなってしまいました。
メールにすればよかったかな。。。(汗)
by neige (2007-03-30 01:09) 

mamaru

記事ではマニアなこと、フツー書かないよね!
私はつい、面白くなって書いて、誰もコメントしないだろうなーとか思って後で苦笑してるけど(笑)
なんせ備忘録だから、書かないと忘れるのだよ・・・ニワトリ頭!

そうそう、シュタイナーの本って目から鱗、じゃなくて、自分の頭の中身を確認させられる、とか、他で何かの知識を得たとき、あ、そんなことあったよな、みたいなの多いよね☆
人智学ってきっとそうなんだろうなーと思うんだぁ。

そして、日常生活の中で、いくらでも実現できる。
これも、同感です。
もちろん、「学校」とか「幼稚園」に通わせるというのもありだけど、家庭の環境の中で手遊びや似たようなことを体験させて、同じように感性を育てることは絶対にできると思う!

クレヨンハウス探訪!ぜひぜひぜひ!
で、あそこでランチもしましょうぞ。
そのうち、なんかイベントとかしかけてみたくなりそうよね~。
うひひ!
by mamaru (2007-03-30 10:28) 

先生もよいかも。。。小学校かなあ??
しかし、mamaruさんって、本当に知的好奇心のかたまりのような
方ですね〜。私も、おかげで随分と色々勉強できていますよ。
mamaruさんの一番の先生は、息子さん達なのかもしれないですね〜!!お子さん達の将来も、楽しみになります。
by (2007-04-02 23:43) 

mamaru

結局、私って、好奇心丸出しの子どもと一緒なんですよね~。
まぁ、今回に限っては一応大人の勉強ですが、子どもと同レベルで驚いたり面白がったりしている節があります・・・。

ワークショップとかやってみたいなーって思っちゃいますよ。
もしもそういうネタがあればね☆
子どもと遊ぶのは大好きなのだ。

今、気になっているのは、駒形克己さんのワークショップ。
とりあえず、本を入手中なのです。
素敵なデザインに惚れました☆

そうそう、どんなママも、一番の先生は子どもだと思いますよ(^^)
見つめているといろいろと教えてくれる!
by mamaru (2007-04-03 09:39) 

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