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「いい積み木」とは? [あそびモノがたり]

先日の本の紹介の記事(http://blog.so-net.ne.jp/mamaru/2007-02-20-1
)で、「積み木の買い方」については別途記事にしてまとめたいなと思っています・・・なんて書いてから、おやおやー、ずいぶんと経ってしまった!

もう、最近、書きたいことが多くて困っちゃうわ~(笑)

さて、「おままごと道具の揃え方」(http://blog.so-net.ne.jp/mamaru/2007-02-27-2)に引き続き、長男1歳児のブームで怒涛のごとくおもちゃ購入に走った(一応その時点でのベストは尽くして検討はしたと思うけれど)mamaruの反省を元に考える、おもちゃ購入シリーズ、第二弾!
テーマは「積み木」です。

長男に積み木を買ったのは1歳のクリスマス。
ということで、11月生まれなので、1歳1カ月にて、積み木をドカッと購入したことになります。

当時、私の頭の中は「いいおもちゃ」ブームでいっぱい!
「基尺」「精度」「積み木の遊び方」・・・
ああああぁ!いい積み木って何?どれが一番いい積み木なの?
・・・と実際、考えれば考えるほど、わけがわからなくなった、というのが正直なところ。

まず、「基尺」というところでは、たとえばフレーベルの積み木は10分の3なので約3.3cm。
和久洋三さんのが3cmと4.5cmだったっけ?
それから、ネフが5cm、ハバ社が4cm・・・。
どれもいわゆる「いいおもちゃ」。
でも、どの基尺が一番いいわけ?!
結局、どの積み木がいいのか自分で選ぶ基準にはなりませんでした。

それに、基尺をそろえて積み木を集めたほうがいい、って話も、結局、将来、スカリーノとかキュボロとかピタゴラスイッチ系の玉ころがし積み木も遊びたいなって思っていたから、じゃ、それらの基尺とそろえたら遊びが広がっていいわけ?と思ってこれまた基尺を調べたが、これまた、わからなさに拍車をかけただけで・・・結局、決断の基準にはならず。

それに、今思えば、3cmと4cmの積み木が混ざってたら、12cmで公倍数なんだから、3個と4個と違う数で並べればそろうわけで、それもまた数学的な知恵につながるかもしれないから、基尺だって、そんなに厳重に考えなくても、実はよかったのでは・・・と思える。
もちろん、選択する一つの基準にすることはできるし、揃えれば広がりやすい、というのはそうなんだろうと思うけれどね。でも、絶対にそろってなくちゃだめってことはなくて、こどもって、柔軟だから、結構なんでも遊ぶような気がする。

それから、「精度」。これは、用意する「数」にも関連すると思うけれど。
もちろん、積み上げて、遊ぶわけなので、少し積んで崩れるようないい加減なものはイマイチ。
しかし、我が家は保育園で過ごす時間が多いから家に滞在する時間が短く、さらに狭い家なので、こどもの遊び専用のスペースがあるわけではなく、その限られた時間で作り上げることのできる作品といえば、そんなに大量の積み木を必要とするわけではなく・・・。

となると、「精度」も、超厳密に精度の高いものでなくとも、10個とか積み上げられればいい。
だって・・・3歳4か月になる今だけど、10個以上彼が積み上げている姿を見たことがないんだもん。
しかも、私が購入した当時、私の頭の中には、上記で述べたような我が家での使用条件、というようなことはまるで念頭になく、「できるだけたくさんあったほうが、子どもの創造が広がりそう!」なんて、わくわくしたイメージしかなかったから、ものすごいたくさんの積み木をそろえてあげたい!ってなんだかえらく張り切っていたような記憶が・・・(汗)
まぁ、もちろん、これも、積み上げられる数が多いにこしたことないから、精度がいいものがあれば、そのほうがいいだろう、とは思うが。

で、シュタイナーの積み木にいたっては、基尺も精度も関係のない無垢の自然木の集団。
なので、そうなると、もう完全にお手上げ、なわけです。

数も、多すぎても少なすぎても駄目、といわれても、いったいいくつが適正なんだろうか?
と、これまた難題だったし。
まぁ、多すぎたら隠せばいいか、と多めに買ってしまったのだけれどね。私は。
でも、確かに多すぎて、長男が手を出しにくかった、というのは、今ならよくわかる。

そして、積み木の色。
まぁ、私は無垢の色が好みだけど・・・でも、ネフの積み木の美しさは捨てがたい。
また、「色がついていると空想を妨げる」という説もあれば、逆に「色から連想して想像が広がる」と考える人だっている。

それでは、形は?
自然木から、いわゆる正方形から展開するもの、レンガ積み木、平べったいやつ、丸や三角が入っているのがいいのかいけないのか、ネフの積み木は? 玉系の積み木は?
・・・と、これまた、わからなくなるばかり。

・・・で、結局、「日本人だから、国産の木の積み木を最初に与えよう。それが森林育成にもつながるだろう」ということが私の中でひとつの基準になり、下記の写真にあるような我が家の「木の積み木」が2種類、いわゆる積み木、とレール系積み木が、選ばれたのでした。

それが、1歳のクリスマス。

で、その購入について、今、どう思うかというと・・・早すぎたな、というのが結論。
もう少しして、長男の遊びを見てから買ってもよかった・・・と思う。

実際、2歳代までは、積み木よりも、LEGOの活躍頻度のほうが高かった我が家。
3歳頃になって、私が積み木を取り出しやすくしたり、一緒に遊ぶようにちょっと心がけたりしたから、積み木の登場頻度が増してきて、今は、LEGOも積み木もよく遊ぶようになった。

それでも、レール積み木にいたっては、まだ、自分だけでは遊べない。
キュボロやスカリーノと違って、ちょっと不親切なつくりの我が家のレールは、玉の転がる勢いを考慮して道の間隔を少しあけたりしなければならず、なのに、積み木の載せる場所の幅は狭くて崩れやすい、ということで、大人でも試行錯誤してようやくいい感じに玉が流れるようにできるという、ちょっと高度な代物だったのだ。
ネフスピールのように組み合わせて壊す、頭でっかちに積むことができる、なんていうちょっと変わった遊び方もできる、一粒で二度おいしい、っていう感じで選んだんだけど、その分、遊び方はちょっと高度で、これは・・・4歳以降になってきて、満喫できるのかなぁ・・・ってところ。

また、出産祝いでいただいた、ネフのセラ。
これは、2歳頃から、ママの真似してクリスマスツリーは作るようになっていたけれど、これまた、あまり遊ばない積み木だった。
でも、3歳になると、これをさまざまなものに見立てたりして、よく遊ぶようになったなぁ。
あ、これは年齢によるものなのか、上記の基本の積み木を使った遊びをママがちょっと積極的に展開したために、積み木そのものへの興味が増したことが原因なのか、わからないけれどね。

それから、我が家にはプラスティックの積み木もあったりする。
たまたま、長男が小さい頃、レール系積み木の基尺とそろえようと思ったがために、3cm基尺という小さ目を選んだことから、ちょっと長男が遊びにくかったみたいだなぁと思ったときに、近所のリサイクルショップにあって、買ってみたもの。
これ、かなりよく遊びました!積み木同士を組み合わせたり、また、さいころで遊んだり。

そうそう、実家には、パンパースの景品でもらった、ABCの平たいパンパちゃん積み木もある!
これまた、ABC順に並べたり、絵を見て、その向きをそろえたり、積み上げたり、我が家にある積み木とはまた違う楽しい遊び方で長男は楽しんでいる。

ちなみに、私が小さかった頃は、あいうえおのついた平べったい積み木だったそうで、これも、非常によく遊んでいたわよ、と木の葉さん。

・・・ということから考えると、実は積み木の選び方も、なんでもよいのだなぁ・・・と思う。
我が家では、積み木だけじゃなく、プラスティックや木にかかわらず、ほかのおもちゃと組み合わせて、いろいろと遊びが展開しているしね・・・。

つい、這えばたて・・・と、早め早めに買いたくなってしまう親心だけれど、多すぎても遊びにくいし、サイズや好きな遊び方なんかも、結局、子どもの好みや遊びの傾向もあるから、親の勝手な思い込みやいわゆる「知識」「情報」で選ぶより、やっぱり子どもを見て、一番いいタイミングで、そのときに遊びやすいものを、遊びやすい量で与えるのが一番いいんだね、って学習したのです。

まぁ、次男にいたっては生まれた瞬間にそろってるから、親が近づけ方を工夫したり、一緒に遊んだりして、早めに買った場合と同じく、やっていくんだろうけど。

我が家の実感で言えば、
1歳でLEGO、2歳で積み木、3歳でセラ、4歳でレール積み木・・・
というように、少しずつ様子を見て買い足していけば、買う楽しみもママはずっと味わえたし、よかったんだろうなぁ・・・と(笑)

ま、おもちゃは無限にあるから、誕生日やクリスマスで困ることはないんだけど・・・

でも。

ありすぎるより、ないほうが想像力を膨らませるような気がするし、やっぱり多すぎても遊びにくいものだから、おもちゃ選び、これからは慎重に厳選して、可能ならてづくりのものなんかを中心にして、少しずつ、与えていきたいな、って思います。

ちなみに、ママがこれから買いたい積み木が実はまだあるのだ~。
収納場所との相談だけどね・・・。
どうもネフ、キーナーの製品には、弱くって(笑)
だって、美しいし、楽しいんだもん!
いつか、何かの機会に、きっと買ってしまいそうな気がします・・・。


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ずんずん

そうですね。うちは2歳半ですが積み木ではあまり遊びませんね。
デュプロのほうがまだ多いと思います。
うちには、妹が買ってくれた無垢の色々な木の積み木と(これは小さい頃いろいろ舐めて味を確認していたみたい)お下がりでもらった普通の積み木と、セラがありますが、セラはまだまだ遊びませんねー。

 あ、うちの子は一時期よくモノを投げて遊んでいたのでその時期積み木は隠していました。一度当たって痛かったのですよ・・・
by ずんずん (2007-03-02 23:10) 

ほんと、積み木は迷いますね~
うちもまだ積み木はたまに気が向いたときに遊んで
いるけれど、まだまだ… アトリエに行っているので
一応童具館のをちょっとずつ買おうかと思ってはいる
ものの、まだ卓上用のケルンブロックしか買っていません。
親としてはガツンと揃えたくなるけれど、そこをぐっと
こらえて子供の様子を見ながら買っていこうかなーと
私も思っているところです。私が時々訪れているブログに
参考になりそうな記事が出てました↓
http://chono.blog6.fc2.com/page-1.html
by (2007-03-03 00:58) 

間もなく2歳になる息子に『積み木』なんて考えていたので、
とーっても参考になりました。
今、いろんな物を積むのが楽しいみたいです。
先日は新聞屋さんが持って来た洗剤を5、6個
積んだりくずしたりして喜んでました。
となると、今のところはまだちゃんとした積み木は要らないのかな〜、と悩んでますが・・・・。
by (2007-03-03 03:27) 

mamaru

そうなんですよね~。
積み木。
実際、家で息子が遊んでいるのを見ると、せいぜい25個くらいかなぁ。
自分で遊べているのって。
その遊びの風景を今度別の記事でお見せしようと思っていますが。
やっぱり、他の木のおもちゃなどもいろいろ組み合わせてますよ。
小さい色の付いたビーズとか、お人形型のものとか。

ほんとだ!
のんのんさんにご紹介いただいたページの積み木の購入の仕方、本当に参考になりますね☆
そうなの。
4cm基尺って、BRIOの汽車とかスカリーノと合わせられるのよね~。

ちなみに、うちが購入したのは、「だいわ」という日本のメーカーです。
http://www.rakuten.co.jp/toy-daiwa/
ここも1個から買い足せるのとお値段も安い。
4cm基尺のもあるんですよ。
おままごとセットやパズルなど、他のおもちゃもあります。

レール積み木は、工房Taishiさんの。
http://homepage3.nifty.com/kbtaishi/
こちらも1個から買い足せます。
で、ちょっと変わった積み方もできたりして、面白いので買ってみました。
が、少し、積むのが難しいので、親が積んであげては遊んでます。
ビー玉を転がすと楽しいんですよ~。
自分で遊べるのは、4歳・・・いや、5歳くらいじゃないと崩しちゃうかも。
単純な積み方ならば今でも遊べますけどね。
by mamaru (2007-03-03 13:43) 

mamaru

そうそう、買うタイミングも大事だと思います。

上記の記事の方のおうちでは、購入したらすぐ遊びまくっている、ということですが、我が家の場合、早すぎたから、ね。

やっぱり大人もそうですけど、買ってもらったばっかりのときって、一番関心が高くなるんだと思うんですよね。
で、そのときに、「ジャスト!」のタイミングで与えられていると、先の方のおうちのように自然と、積み木遊びに熱中するんだと思うんです。

我が家の場合は、壁の花、状態だったので、関心を喚起するのに、少し大人の介入が必要でしたからね。
ていうか、積み木も最初、遊びはじめは、親と一緒に遊ぶモノ、ですよね。
置いてあればすぐ遊ぶかっていうと、よほど、いいタイミングで与えない限り、こどもが自分だけで遊べるのって4歳以降だそうですから・・・。

我が家のように、おうちの飾りになっていて、2~3歳になっておられるおうちだったら、ネットで見られるような遊び方を参考にして数個で遊ぶのをちょっと一緒にやってみると、積み木遊びが急に見られることもあるかもしれないなぁと思われます。
by mamaru (2007-03-03 13:48) 

mamaru

そういえば、ぼうさんちは、牛乳パックとかで手作りをして見るのもありかもしれませんよ~。友人はフェルトを貼り付けて、大きなブロックみたいのを作っていた気がする!
by mamaru (2007-03-03 13:55) 

みずたま

おもちゃを選ぶときって・・・理屈抜きで楽しいよね!
時期的なものは遅すぎるよりは早すぎ、の方がいいのかもよ〜
私も長女のときは今ひとつタイミングがつかめず、
ろくろくおもちゃがなかったけれど
次女が育つ頃には長女の分が、いただきものも含めてたくさんあったので「へ〜お姉ちゃんは見向きもしなかったのに・・・」という
おもちゃで激しく遊んだり、「え?もうそんな遊びができるの?」
って驚いたり。2歳の次女の方が積木なんかも上手で、
うちは相当高く積むのよ〜。自分の背を超えると
いすを持ってきたりして工夫しながら積んでる(笑)たしか2歳前だったと思うけど…。
mamaruさんちでも次男君が、またちがった遊びの段階を見せてくれるかも!さらに三人目ちゃんも?(笑)

 積木で遊ばない、というお話をよく聞くんだけど…
そういう場合は親自身も積木遊びのバリエーションが少なかったり
するのかも。子供って模倣するし、そこから発展もさせるけど
やっぱり親や上の子の遊び方がたたき材料になっている気がします。かくいう私も…お城やお部屋つくったり、ドミノしたり
ピラミッドつくったり・・・ワンパターンだったので例の本を
買ってみたんだけどね。
うちではレゴより積木の方が人気だったかな。

 私もいろんなおもちゃ、みてはわくわくするんだけど
うちはパパがブー!って感じなのでがまんがまん(涙)
両方の親戚がイベントごとにくれる、命の短いおもちゃが
溢れかえっているのが現状です・・・とほほ
by みずたま (2007-03-03 14:12) 

mamaru

あ、こないだのちゅんくるさんちの記事面白かったよね~。
そうかぁ。早すぎでもいいのか。
要は「そろそろかな」ってときに目に付くように置いたり、親がちょっと遊んであげたりすると、爆発的に広がるのかもね!

ご覧になっていなかった方のために
http://blog.so-net.ne.jp/tyunkuru/2007-02-18
これです。これ。
「例の本」もここにあります。

そっかぁ、こどもの個性もありそうだよね。
それと下の子は上の子がやるのを自然と見ているから、意外と早い段階で、思わぬ遊びをするのかもしれないね。
なんか、いまでも、おもちゃで遊びはじめたり、遊び方とか、次男は早いし、えらく上手!な気が・・・。

しかも、大人とこどもだと、教えてしまったりするし、大人の創造力の枠で治まってしまうけど、こども同士だと、創造がより広がりそうだよね。
なんか前提とかもないわけで。

ほほー。次男の遊びが本当に楽しみ!

そうそう、命の短いおもちゃののばし方、新しい命の与え方なんかも、ちょっと考えてみたいなって思ってるの。
うまく組み合わせ遊びを促せれば、より使えるんじゃないか、と思って。
しまじろうのDMすら、リピートして遊んでいる我が家としては(笑)
by mamaru (2007-03-03 14:19) 

mamaru

しかし、結局、何を買うか、ではなく、どう遊ぶか、親がどうかかわるか、そこが肝心で、おもちゃ自体はなんでもいいおもちゃになりえるのかもしれないよね・・・なんて思ったりして・・・。
by mamaru (2007-03-03 20:32) 

mamaru

ちなみにLEGOのデュプロから、小さい普通のLEGOへの替え時は3~4歳みたいです。
http://blog.so-net.ne.jp/mamaru/2007-02-23のコメント参照。
by mamaru (2007-04-03 14:58) 

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