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前奏曲 第7番(ショパン) [ショパン]

さて、先日の音楽日記で、ショパンの黒鍵のエチュードのことを書いた。
よくよく考えて見ると、
ポーランドの代表的な舞曲で、ショパンの代名詞であろう、
マズルカを今まで、一曲も取り上げていないことに気が付いた。
(マズルカというのは、3/4のリズムで、2拍目又は、3拍目にアクセントがある
 ポーランドの民族舞曲ですね)

そこで、マズルカ全51曲(60曲?)から、
私の一番好きな曲を選ぼうと考えたが、
考えると、どれもこれも短いが、とてもとても魅力的である。
それで、51曲を譜面を見ながら、聴き始めたが、
なんせ、51曲も聴くのは、時間がかかる。

ということで、ショパンのマズルカから、まず、一曲を選ぶのは、今度にして、

マズルカのリズムで、書かれた、ショパンの作品の中で、
一番有名なのは、どれだろうか、と考えてみた。

ショパンは、自分のいろいろな曲にマズルカのリズムを使用している。
(ポロネーズの中にマズルカがある曲も書いている)

このマズルカのリズムで書かれたショパンの作品の中で、最も有名なのは
多分、おそらく、日本だけかも知れないが(笑)
前奏曲集の中の第7番の曲だろう。

こういっても、ピンとこないて人もいるかもしれない。
しかし、胃の薬のテレビCMのBGMというと、知らない人は、いないだろう(多分ね)

わずか17小節の1分以下の曲だが、
とてもとても、落ち着く曲である。
速度は、アンダンティーノで、マズルカのリズムではあるが、
ゆっくりとしている。

技術的には、易しい曲ではあるが、
この曲の13小節目には、手の大きい人でないと、押さえられない和音がでてくる。
アルペジォにして、一番上の音を左手でとるのも、なんだしなあ。
手の小さい私としては、ここは、普通の和音にしてほしかったなあ。

この曲は、ゆっくり落ち着いて弾くと、ちょっと悲しい感じもする。
しかし、ちょっと遊んで(ショパンさんごめんなさい。)
速度を速くして、マズルカのリズムを強調し、舞曲風に弾くと、
ポーランドの楽しいマズルカ舞曲そのものである。

でも、ゆっくり弾くから、胃を落ち着ける薬のCMに、ぴったりなのだが、
リズミカルにちょっと速く弾くと、元気よく飛び跳ねる、
スポーツ栄養剤のCMのイメージになっちゃいますね。


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