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黒鍵のエチュード(ショパン) [ショパン]

最近、この音楽日記で、ピアノ曲の割合が、最初のころに比べて、明らかに減っている。
それはそれで、全く問題ないし、いろいろなジャンルの曲を聴けるようになったのは、
いいのだが、ピアノの曲は、星の数ほどある。

なんと言っても、ピアノ音楽といったらショパンだ。
ということで、今日の音楽日記は、ピアノ曲の中では、超有名曲。
ショパン作曲の【黒鍵のエチュード】である

さて、ショパンの練習曲(エチュード)には、
別れの曲・革命・木枯らし 等、名曲が多いが、この黒鍵のエチュードは、どうだろう。

ちょっとだけ曲の解説をしてみよう
 ・右手は、ピアノの黒鍵ばかりを、すばやい動きで、軽快に均一に弾く。
 ・左手は、スッタカートの和音で、旋律をひく。
 ・弾き方によっては、華麗な曲になり、ダブルオクターブで豪快に終わる弾き方もある。
 ・作曲家ゴドフスキーは、この曲を基に、原曲とはちょっとちがった7曲もの練習曲を
  作曲している。(って、これは、関係ありませんね(笑))
  (でもその中には、右手と左手を入れ替えた曲もあるのですよ・・・)

まあ、この黒鍵のエチュードは、2分程度の練習曲で、
ピアノ曲の中では、有名曲だが、はたして、これは、名曲だろうか?

ちなみに、この曲に関して、の批評?は、

「クララが、黒鍵のエチュードを弾いたが、もっといい曲はいっぱいあるのに、
 なんでこれを選んだのだろうか? この曲はちっとも面白くない」(ショパンの手紙)

ははは、作曲者自身こんなことを手紙に書いたらしい。

たしか、に有名な指揮者のハンス・フォン・ビューローも
「ご婦人用、サロン用の聴いていてきもちがいいだけの曲」と言っている。

しかしである、私は、音名などで遊んで作曲したシューマン等と違って、
けっこう真面目なショパンが
右手が黒鍵だけを弾くちょっと遊んだ曲を書いたというだけで、
私は、この曲は、大好きだ。
ショパンもこういう気分の時があったのだなあと思うと、
この軽やかなサロン風練習曲も、イメージが変わる。

ショパンのエチュードは、よく言われることだが、純粋な手の練習曲ではない。
そこには、さまざまなイメージや幻想や気持ちが込められていると思う。

ということで、ショパンさん、なかなかいい曲だと思います。

以下は、ちょっとだけ有名な話

しかしですね、右手は、黒鍵だけを弾く ということで有名な曲ですが、
最後から20小節前の右手には、F(ファ)の音がでてくるのですよ。
(そう、ファですから白鍵の音ですね)
この音は、華麗な動きのある黒鍵のフレーズではないし、
確かに無理すれば、左手でこの音を取ることもできるけど、
どうせだったら、この音、どうにかしてほしかったなあ
ショパンさん


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Cecilia

暑いピアノ部屋でこれを弾いています。
だいぶ指が動くようになったのですが・・・修行している気分になります。
でも一通り弾いた後の充実感がたまらなくて繰り返し何回も弾いてしまいます。
来週までもうちょっとモノにしたいのですが・・・。(理想はフレディ・ケンプ・・・)
by Cecilia (2008-07-28 21:29) 

みどりのこびとちゃん

おっと、黒鍵のエチュードを練習して、いるとは、
暑い日は、右手は、さらっと、かっこよく弾きたいとこですね

私は、ランランのまねして、右手みかん奏法を挑戦したけど、
玉砕です(笑)
by みどりのこびとちゃん (2008-07-30 00:36) 

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