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スケルツォ第3番 嬰ハ短調(ショパン) [ショパン]

さて、私は一人の音楽家を追求して、勉強しようという気は、さらさらないみたいである。
(まあ、子供のころから、勉強が好きでなかったからなあ・・・)

ベートーベンを聴いていると、リストやショパン等を聴きたくなり、
バッハやスカルラッティを聴いていると、バルトークやスクリャービン等を聴きたくなる。
まあ、結構、お気楽に音楽を聴いています。(いいのかなあ? やっぱり悪いのかなあ?)

ということで、ベートーベンの曲が続いたので、
今日の音楽日記は、久々にショパンの曲である。

ショパンは、スケルツォを四曲作曲している。
(ちなみに、スケルツォというのは、ユーモラスな声楽曲から発達し、
 冗談や滑稽さを表す、速い三拍子の曲です。)

ショパンのスケルツォの4曲は、同じ作曲者のバラードの4曲と共に人気の作品であるが、
このスケルツォの中で最も私が好きなのが、第3番である。
(一般的に最も人気のある曲は、CMでも使用された、第2番でしょうね
 どうも私は、あまのじゃくらしいです。いえいえ、もちろん第二番もいい曲ですよ。)

さて、このスケルツォ第3番の私の好きな所は、
  ・第一主題が、四曲中最も、男性的で、力強い。(多分)
  ・ショパンのスケルツォは、どれもかっこいいコーダが付いているが、
   多分、最もかっこいいと、勝手に思っている。
  ・構成が、劇的。
  ・そして、何と言っても、第二主題がコラール風なのがいい。

そう、私は、コラール主題(又は、それっぽい主題)がある曲に弱いのである。
(同じように、フーガが入っている曲にも弱いのだが・・・)
ブルックナーの交響曲で言えば、第5番が好きなのと同じ理由である。
(曲想は、全然違うけど)

この第3番のスケルツォは、豪快なオクターブの主題の後に、
落ち着いたコラール風の主題が、豊かに響き、
その中で、高音のキラキラした色彩もある。
それが繰り返され、
そして、最後は、とてもとても劇的なコーダ。
私のような一般人には、たまらない構成である。
こんな風にわかりやすい主題と構成の曲もいいと思う。
ピアノ音楽は、こうでなくっちゃね。という感じである。

いろいろな本を読むと、
この曲は、ショパンがジョルジュ・サンドとの幸せの絶頂期に作曲されたものらしい。
まあ、それで、ショパンの曲に時々ある、
内面の暗さというのを感じない曲なのかもしれない。
ショパンも長生きすれば、もっともっとこんな曲を書けたんだろうなあ。


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