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ナポリ・サンカルロ《ロンバルディ》いよいよ...ティート・ベルトランは出演 [ロンバルディ/ジェルザレム]

この公演は、9日に亡くなったレイラ・ゲンジェルの追悼公演に..(5月14日 ナポリ)1953年、ここナポリのサンカルロ歌劇場でサントゥッツァを歌いイタリアデビューを果たしました。

 ナポリのテアトロ・サンカルロのホームページは、未だにキャスト変更していませんが、16日からはじまる《ロンバルディ I Lombardi alla prima crociataのパガーノは、シュロットからR.ライモンディに代わりました。右の写真は、ドレスリハーサルの写真だと思います。キャスト変更の記事は、こちら(5月8日)。元々は、シュロットが出演するはずだったことは、いっさい書いてないです。しかし、パガーノは、《ロンバルディ》の主役といえる役ですから、これが日本だと、理由はなんなんだ!ということになると思いますが、さすが、オペラの国、そんなことでは騒がない、ということなのかしら。まあ、「都合により....」なんて文言はなんの意味もないですけど。
*右上のMP3は、改心したパガーノ(R・ライモンディ)と恋人のジゼルダ(ドイテコム)に看取られながら死んで行くオロンテ(ドミンゴ)の三重唱、感動的で美しい曲

 もう一つの注目していたテノールのティート・ベルトランは、出演することになっています。2月の裁判で有罪の判決が出ましたが、無罪を主張して上告しましたので、保釈金を積んで出国が認められたということでしょう。
 《ロンバルディ》では、テノールの役は、オロンテ(回教徒の王子でヒロインのジゼルダと恋仲)とアルヴィーノ(パガーノの兄)とあって、それぞれ重要な役ですが、オロンテは、若手で有望なテノール、アルヴィーノはベテランテノールの役どころで、出番もけっこうあります。
★ベルトラン事件の詳細は、 5月3日の記事とコメントに書かれています。

♪5月20日にはRAI3で中継されます。

参考:《ロンバルディ》《ジェルザレム》録音
関連記事:
・シュロット契約違反で告訴★☆ナポリの《ロンバルディ》もキャンセル!(コメントにベルトラン事件の詳細あり)

・訃報:レイラ・ゲンジェル (Leyla Gencer 1928.10.10〜2008.5.9)
・1965年ライブ《Verdi:ジェルザレム》
・ヴェルディ《イエルサレム》のソプラノのアリアVideoClip
・ヴェルディ《イエルサレム》VideoClip
・最新の「ロンバルディ」と余談MP3
・パガーノ-Ruggero RaimonVideoClip
.......................................................................

ディスコグラフィー:
Verdi: I Lombardi Alla Prima Crociata / Gavazzeni, Pavarotti, Scotto, et al 1969年ライブ * アーティスト: Giuseppe Verdi, Gianandrea Gavazzeni, Rome Opera Orchestra, Anna di Stasio, Luciano Pavarotti, Mario Rinaudo, Renata Scotto, Ruggero Raimondi




Guiseppe Verdi: I Lombardi * アーティスト: Giuseppe Verdi, Lamberto Gardelli, Royal Philharmonic Orchestra, Ruggero Raimondi, Stafford Dean, Christina Deutekom

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コメント 10

サンフランシスコ人

サンフランシスコのテレビ局が、メトロポリタン歌劇場の《ロンバルディ》を放送した時に見ました。
by サンフランシスコ人 (2008-05-16 02:03) 

euridice

>ティート・ベルトラン
出演できてよかったですね^^+

RRなら観客も絶対満足間違いなし!
by euridice (2008-05-16 08:02) 

サンフランシスコ人

ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団のサンフランシスコ公演に行った事があります。

アーティスト: Giuseppe Verdi, Lamberto Gardelli, Royal Philharmonic Orchestra, Ruggero Raimondi
by サンフランシスコ人 (2008-05-16 09:29) 

keyaki

サンフランシスコ人さん
メトのテレビ放送は、パヴァロッティが出ているようですけど、どうっだったんでしょう。

>ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
記事で紹介しているCDは、《ロンバルディ》の定番ともいえるスタジオ録音ですので、ぜひ、お買い求め下さい。
by keyaki (2008-05-16 09:39) 

サンフランシスコ人

「パヴァロッティが出ているようですけど、どうっだったんでしょう。 」

出ました。

http://www.inbaseline.com/project.aspx?project_id=53682
by サンフランシスコ人 (2008-05-16 10:49) 

keyaki

euridiceさん
真相はわかりませんが、お仕事させてもらえなければ、困るでしょうし.....

この公演、ライモンディが新聞のインタビューでDVDになるって言ってます。
んん〜? 一昨年のヴェローナの《トスカ》もあとで出演が決まって、DVDになりました....
シュロットの代わりに出ることになったって話してます....。
http://www.ilmattino.it/mattino/page_view.php?pbk=1&Date=20080515&Edition=CIRC_SU2&Section=noedipage&Number=51&vis=G
by keyaki (2008-05-16 10:59) 

菅野

サンフランシスコというと知り合いのトロンボーンのジニファー・ベイカーが住んでいるところですね。どんな難しい現代曲メモやる女性です。フリーなのでオペラにもトラで出ているかな?最近はドイツ語に凝ってこちらに来ると来ないとか?HPだけはドイツ語なのですか(笑)。
by 菅野 (2008-05-16 18:08) 

サンフランシスコ人

「さすが、オペラの国、そんなことでは騒がない、」

リッカルド・ムーティの時代に、スカラ座のアメリカ公演が中止になりましたが、米国のオペラファンの文言はありませんでした。
by サンフランシスコ人 (2008-05-23 10:10) 

keyaki

サンフランシスコ人さん
それを言うなら、
>米国のオペラファンの文言はありませんでした
では意味が通じませんから
「米国のオペラファンから苦情は出ませんでした。」
とか
「米国のオペラファンから文句(モンク)は出ませんでした。」
となります。

私が書いた
>「都合により....」なんて文言はなんの意味もないですけど。
の「文言」は「もんごん」で、意味は、「語句」という意味で、堅い言い回しです。
by keyaki (2008-05-24 20:46) 

サンフランシスコ人

米国での抗議とか苦情は、新聞に投書しますけど、スカラ座のアメリカ公演中止の投書はありませんでした。
by サンフランシスコ人 (2008-05-25 05:40) 

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