訃報:レイラ・ゲンジェル (Leyla Gencer 1928.10.10〜2008.5.9) [訃報]
ミラノ・スカラ座は、5月9日夜、レイラ・ゲンジェルが、自宅で亡くなったと報じました。享年79歳、ご冥福をお祈りします。
ミラノ・スカラ座のホームページには、哀悼の意をこめて、Addio a Leyla Gencer という記事と写真が掲載され、『レイラ・ゲンジェル(最後の女王)とともにオペラの歴史の一つの時代が終りました。明確に。』とくくっています。
ゲンジェルは、1928年10月10日、トルコのイスタンブールで生まれました。1950年アンカラでオペラデビュー、イタリアデビューは1953年ナポリ、1957年スカラ座デビュー。1980年代前半までスカラ座の常連として活躍。その後も後進の指導にあたっていました。
ゲンジェルは、ルッジェーロ・ライモンディのデビュー当時に大活躍していましたので、必然的に共演も多いのですが、初共演は、1965年5月フェニーチェのミュンヘン引越し公演《ジェルザレム》、ゲンジェル37歳、ライモンディ23歳です。
♪この時のライブをアップしました。↑
その後、《ルクレツィア・ボルジア》《シモン・ボッカネグラ》《メデア》《アイーダ》《ジョコンダ》で共演、最後の共演は1972年カターニャでの《エルナーニ》でした。
関連記事:
・レイラ・ゲンジェル(1928.10.10- )のインタビュービデオVideoClip
・これは面白い!RAIのラジオミッレヴォーチ
・レイラ・ゲンジェルの《アイーダ》★☆RRとの共演記録VideoClip
・1965年ライブ《Verdi:ジェルザレム》
・ケルビーニ作曲《メデア》:Leyla Gencerのメデア
・《ルクレツィア・ボルジア》4番目の夫ドン・アルフォンソ:中くらいの役(2)MP3
・《ジョコンダ》アルヴィーゼ:中くらいの役(4)MP3
・ヴェルディ《エルナーニ》:つれて逃げてよ・・・MP3
ミラノ・スカラ座のホームページには、哀悼の意をこめて、Addio a Leyla Gencer という記事と写真が掲載され、『レイラ・ゲンジェル(最後の女王)とともにオペラの歴史の一つの時代が終りました。明確に。』とくくっています。
ゲンジェルは、1928年10月10日、トルコのイスタンブールで生まれました。1950年アンカラでオペラデビュー、イタリアデビューは1953年ナポリ、1957年スカラ座デビュー。1980年代前半までスカラ座の常連として活躍。その後も後進の指導にあたっていました。
ゲンジェルは、ルッジェーロ・ライモンディのデビュー当時に大活躍していましたので、必然的に共演も多いのですが、初共演は、1965年5月フェニーチェのミュンヘン引越し公演《ジェルザレム》、ゲンジェル37歳、ライモンディ23歳です。
♪この時のライブをアップしました。↑
その後、《ルクレツィア・ボルジア》《シモン・ボッカネグラ》《メデア》《アイーダ》《ジョコンダ》で共演、最後の共演は1972年カターニャでの《エルナーニ》でした。
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「イタリアデビューは1953年ナポリ....」
http://archive.sfopera.com/reports/rptOpera-id1677.pdf
アメリカへの歌劇のデビューは、1956年サンフランシスコでした。
by サンフランシスコ人 (2008-05-11 03:11)
そうでしたか・・・
私がイタリア・オペラを聞き始めた頃は、レイラ・ゲンチャーという読み方で、「現地ではきわめて高い評価を受けてるベルカント歌い」として名前だけ有名、録音はほとんど手に入らず(輸入盤のLPが高かったせいもあって)という、いわば『幻の名歌手』でした。
その後、ゲンチャー間違いでゲンチェルらしいよとか、ジェンチェルはイタリア語読みだけどトルコ出身だからトルコ語読みにしないととか・・・ゲンジェルが正解なのですね。
CD時代に入ると彼女のライヴ盤もかなり入手しやすくなり、少なくとも日本の場合は、私たちの世代より今のファンの方が彼女の歌唱により親しんでるかもしれませんね。
ご冥福をお祈りいたします。
by TARO (2008-05-11 13:46)
サンフランシスコ人さん、毎度どうもです。
by keyaki (2008-05-11 18:03)
TARO さん
>私がイタリア・オペラを聞き始めた頃は、レイラ・ゲンチャーという読み方
名前の読み方は、日本独自でもいいので、同じにして欲しいです。
何度も共演しているライモンディが、放送でゲンチャと言ってますから、レイラ・ゲンチャーが正しいというか、ご本人がそう言っている可能性が高いですね。
今の時代80歳前に亡くなると、ちょっと早いかんじですが、シミオナートさんは、お元気なようですね。
by keyaki (2008-05-11 18:29)
好きな歌手の一人、、、とても残念です。
最近は彼女のルクレツィア・ボルジアをよく聴いていました。
ちなみに、名前の読みなんですが、南條年章によると「ゲンチャー」だそうです。本人に直接聞いたとか(南條年章オペラ研究室の、「カルメル会修道女の対話」上演時の解説にそう書いてありました)。
ほんと、統一して欲しいものですね。
by gon (2008-05-11 22:21)
gonさん
>名前の読みなんですが、南條年章によると「ゲンチャー」
ありがとうございます。
上のコメントにも書きましたが、本人と面識のあるライモンディがゲンチャと言っていますし、トルコ語読みだと正しくはゲンジェルのようですが、ゲンチャーでいいんでしょうね。
オペラ歌手も、人気商売ですから、名前自体を短くしたりして、みんなが覚えやすく...ということもありますし。
>ルクレツィア・ボルジア
なんか巷でも、ルクレツィア・ボルジアが流行っているようなかんじですね。2月にはグルベローヴァが歌いましたし。
by keyaki (2008-05-12 14:27)