なめられた新国:再度ラウラ・ジョルダーノのキャンセルについて [オペラ歌手]
わぉ、こんな満面の笑みのラウラ・ジョルダーノの写真がイタリアのサイトにアップされていました。
トリノの開幕公演《ファルスタッフ》の10月7 日初日に観劇した有名人たちの写真に混ざって彼女の写真が....楽屋入りか出か、どっちかですね。写真説明にも「若くて素晴らしいソプラノ、ラウラ・ジョルダーノのトリノデビュー」と、大歓迎の様子ですわ。このトリノの《ファルスタッフ》は、イタリア人が指摘していて気づきましたが、キャスト全員イタリア人!なんです。確かに今どきめずらしい 偶然ですね。それとこれとは別問題ですけど....キャンセルのこと、もうほとんど忘れていたのに、このくったくない笑顔を見ていたら「なめたらあかんぜよ〜」と悔しさがむくむく.....
前の記事では、私の希望的善意100パーセントの推測でしたので、ここで、ちゃんと状況的事実をメモしておきます。
★新国《フィガロの結婚》公演日程:2007年10月18日〜10月27日
★トリノ《ファルスタッフ》公演日程:2007年10月7日〜10月24日
1月24日:新国2007/2008シーズン 全ラインアップ発表!
※ラウラ・ジョルダーノ、新国と出演契約
9月5日:トリノ《ファルスタッフ》全キャスト発表
※ナンネッタ役にラウラ・ジョルダーノの名前
9月30日:新国に「健康上の理由」で、日程を遅らせて欲しい旨の連絡 (医師の診断書有り)
10月5日:新国ラウラ・ジョルダーノのキャンセル発表と同時に中村恵里さんのスザンナを発表
10月7日:上の写真のように元気いっぱいでトリノの《ファルスタッフ》に出演
どうみても契約違反ですよね。トリノと完璧重なっているわけですから、リハーサルを数回休んでなんとかなるものでもないのに「日程を遅らせて欲しい」とは....公演そのものをずらっせってことですか。ほんとなめられているとしかいいようがないですね。オペラの公演にキャンセルはつきものですが、他の劇場に出ているなんていうのが当たり前だということはないでしょう。こういう場合、どう対応するのか知りませんが、新国も私たちに説明責任があると思います。
関連記事:
・ラウラ・ジョルダーノ新国キャンセル&トリノ開幕公演《ファルスタッフ》
・トリノ歌劇場のノセダ新音楽監督2007/08プログラム発表
参考:
・共演者略歴/ラウラ・ジョルダーノ
・ファルスタッフ:主な公演1986ー2007
健康上のどんな理由か知りませんけど、だれもが納得の理由説明がない限り、先の契約をキャンセルして、他に出演というのは、とりあえず不誠実な印象を持ってしまいます。新国としても、こういう場合には、強く説明を求めるべきだと思います。泣き寝入りは恥だわ。
納得の説明例:「妊娠初期で飛行機に乗れません」とか「高所恐怖症、あるいは、閉所恐怖症、うっかり忘れてました→この場合、二度と日本に来られないけど、まあ、治りましたって言えばいいかも」とか「準備できませんでした」とかなんとかかんとか。
by euridice (2007-10-12 17:39)
>「準備できませんでした」
最近どこかで聞いたような…(^^)プロなのに、とは思いますが、まだ仮病よりはすっきりしますね。
ジョルダーノの場合はどうなんでしょう?妊娠しているなら飛行機は駄目ですから来日できないのは納得がいきますが、それにしても見事にかぶる日程でのオペラ公演フル出演というのは顰蹙ものですね。単になめられているだけかもしれませんが、しっかり説明して欲しいものです。
by Sardanapalus (2007-10-12 22:26)
euridiceさん、Sardanapalusさん、民間じゃなくて,国立の劇場にこんななめたことしていいわけ?
新国も知りませんでしたでは、済まないと思いますけど。ノヴォだったら、気づいていたかも.....
ラウラちゃんは、スザンナは、すでにレパートリーですよ。2004年にジェノヴァで歌っているそうです。
by keyaki (2007-10-12 23:12)
皆さま...
こんな失礼な歌手のことはさっさと忘れて、新国のフィガロの成功を是非とも広い気持ちで祈ってあげて下さい~
代役の中村恵理さんって、去年のイドメネオのイリアがそれはもう本当に素晴らしくて、きっと今回もステキな歌を聴かせてくれると間違いなしデス!
私はどちらかといったら、外人キャストでオペラを聴く方が好きなんですが ^^; 、そんな私の偏見もすっかり吹き飛ばされちゃったんです。
新国の研修所出身で、初演ではバルバリーナを歌っていたのが、2回目の再演でついにスザンナ!なんて、絵に描いたような最高のサクセス・ストーリーじゃないですか!
きっと、彼女も心に期すところは大きいと思うし、上手くいってくれたら良いな~と思わずにはいられません。
by tsukune☆彡 (2007-10-13 00:32)
tsukune☆彡さん、
中村恵理さんのバルバリーナは、評判でしたよね。2003年10月ですから、もう4年になるんですね。
その後の、「こうもり」では、コミックな演技も上手で、イドメネオのイリアもよかったですね。急な代役ですけど、上手く行くといいですよね。
でも、新国もあんまりお人好しでは困ります。もっとしっかりしろ!です。
by keyaki (2007-10-13 03:03)
私生活の事はあんまり言いたくないけど、この人、Florez王子の元彼女だったんですよね。 なんとなく、何故二人が巧く行かなかったのか判るような気がします、なんて言っちゃいけないかしら。だってFlorez王子は律儀な山羊座そのものだから。
by babyfairy (2007-10-19 08:19)
babyfairyさん
そうなんですってね、新国シーズン発表の時に話題になったんですよ。お仲間ブログで...
昨日。フィガロの結婚はじまりましたが、中村恵里さん、よかったそうです。
でも、だからいいってことにはなりませんから、新国には、ちゃんと対応して欲しいです。
by keyaki (2007-10-19 17:37)
カルメンも休演だそうです…。
新国、大丈夫か~。
by ふくきち (2007-10-19 20:40)
ふくきちさん
新国のサイトに行って来ました。
11月と来年の4月なのに健康上の理由って、みんな妊娠かい!
ちょっとひどすぎじゃないですか!
カルメン:
マリーナ・ドマシェンコ → マリア・ホセ・モンティエル
「魔弾の射手」エンヒェン:
リディア・トイシャー → ユリア・バウアーJulia Bauer
なんかヨーロッパあたりで、日本の悪い噂でもたってるんでしょうか?
キャンセルした歌手の動向を見張ってなくては......
by keyaki (2007-10-19 20:57)
ドマシェンコは、8月末のサイトウ・キネンもキャンセルしていますね。
そういえば、コヴェントガーデンだったかしら...のカルメンもキャンセルしたような.....
2006年11月のサンフランシスコのカルメンも病気で降りてますよ。
若いのに長期療養が必要な病気って....それに順調に回復していないということですから心配ですね。ゆっくり療養に専念して、早く復帰されることを願っています。
by keyaki (2007-10-19 21:50)
2008年3月2日[日]「エイジ・オブ・エンライトメント管弦楽団《ヨハネ受難曲》」
公演に出演予定のソリスト、キャロリン・サンプソン(ソプラノ)が、
長距離の空路移動を避ける必要があるという医師の指示により来日できなくなりました。
代わって、本公演にはリディア・トイシャー(Lydia Teuscher)が出演いたします。
by guest (2008-02-05 17:17)
guestさん、4月10日からの公演を健康上の理由でキャンセルしたリディア・トイシャー(Lydia Teuscher)が、3月2日に来日ですか!
健康上の理由ってなんなんでしょうね。新国さんにお伺いしてみようかしら....
operabaseでスケジュールを見ると、6月まで予定が入ってないし、出演は全部ドレスデンですね。ということは、病気ではなくて、出産とか家庭の事情ってところのようなかんじですね。
by keyaki (2008-02-06 02:10)
ラウラ・ジョルダーノは、サンタフェ・オペラ(2008シーズン) の「ファルスタッフ」に出演?
http://www.santafeopera.org/2008/2008seasonoverview.php
"Italian soprano Laura Giordano is their daughter, Nannetta"
by サンフランシスコ人 (2008-03-30 07:57)
サンフランシスコ人さん、ナンネッタを、わざわざイタリアからですか。まる2ヵ月もアメリカの田舎(多分)にいなくちゃならないんですよね。私でも行きたくないです。
彼女は、今年のPalm Beach Opera(フロリダ)と Opéra National de Montpellier(フランス)に出演予定でしたが、両方とも出演してないですね。
なにか健康上の問題があるのかもしれませんね。オペラ歌手は、スポーツ選手並に体力がないと続かないでしょうね。
by keyaki (2008-03-31 02:02)
ラウラ・ジョルダーノは、先週サンタフェ・オペラの「ファルスタッフ」に出演したそうです。
by サンフランシスコ人 (2008-07-08 07:43)
また、ナンネッタなんですね。
by keyaki (2008-07-08 23:58)
「また、ナンネッタなんですね。」
http://sfreporter.com/articles/publish/pa-review-070208-reasons-and-blackberries.php
"Laura Giordano shines as Nannetta. "
" Laura Giordano’s Nannetta projects youthful charm...."
by サンフランシスコ人 (2008-07-09 02:14)