F2プリンスメロン隊,初収穫 [家庭菜園]
隊長、基地のF1プリンスメロン隊ですが、収穫の後小さな実を幾つか付けていたのですが、やはり駄目なようです。
うむ、これまでよく働いてくれたが、遂に力尽きたか。2株で20個も実を付けたら余力は残っておらんじゃろ。撤収じゃ。
了解しました。スイカ隊とは逆に、プリンスメロン隊は接ぎ木苗の方が、実が大きい上に数も多く、圧勝でした。
それが普通なのじゃ。接ぎ木苗は継母に鍛えられているから打たれ強く、少々の試練ではへこたれないのじゃろう。来年は接ぎ木苗のみスカウトしようぞ。
何か違う気もしますが、連作障害の問題もありますし、その方が良さそうですね。プリンスメロン隊の跡地には島ダイコン隊などを配備する計画になっておりますので、早速残渣を撤去して整地します。
しかしまだじゃ、まだ終わらんぞ。
去年収穫したプリンスメロン隊の種から育てているF2プリンスの戦況はどうか。
やはり親とは違うようで、株によって実の模様が様々です。こちらは一番親に似ている実でホワイト隊員、
こちらは縞々のストライプ隊員、
こちらは妙に緑が濃いグリーン隊員、
こちらはウリみたいな模様のウリ隊員です。
う~む、何やらメンデルの法則の実験のようじゃな。
F1品種から種を取って栽培しているのですから、やはり一筋縄ではいきません。簡単に親と同じモノが作れたら、プリンスメロンの種は売れなくなってしまいますよ。
種屋め、上手いことやりおって。
それにしてもプリンスメロンの片親はカンタロープというネットメロンのはずじゃが、残念ながらそれらしい実は付いておらんな。それにF1と比べるとF2は実の数も少ないし、大きさも大分小さいようじゃ。
それは仕方ありません。F1隊のように入念な土作りをしていなかった上に、1株あたりのスペースも極端に狭いですから。
F2隊の苗を配備した6月はまだイチゴ隊が戦果を挙げ続けていたからな。イチゴ隊の場所が空かないので基地の片隅に配備するしかなかったのじゃ。
それでも最初のうちは勢いが良かったのです。しかし途中からぱたっと生長が止まってしまいました。
やはり根を張れるスペースが狭いので、肥料が切れてしまったのじゃろう。
F2隊には一番親に近いものを選抜するという使命がある。もし使えるようなら、来年はイチゴ隊とのローテーションを考えるつもりじゃ。そのために今生っている実だけでも収穫できるよう、液肥で凌ぐのじゃ。
了解しました。最初に実戦配備したグリーン隊員の実はヘタに離層が出来ているものがあります。
おお、そうか。プリンスメロンは収穫適期になると自然に実が蔓から取れるが、このF2隊員もそういった親の形質を受け継いでおるようじゃな。
F2プリンス隊、初の戦果です。重さは680gでした。
うむ、市販のプリンスメロンよりやや大きめというところか。
問題は味じゃな。
切った感じは普通のプリンスメロンですね。味はいかがですか。
ちょっと若い感じがするので、やはり追熟させた方が良いな。甘みはプリンスメロンよりやや淡い感じがする。どちらかと言うとニューメロンに近いぞ。
確かに。
プリンスメロンの片親はニューメロンですから、ニューメロンに似た実が出来てもおかしくありません。
翌日
こちらは同じ株から採れた2号機です。重さは800g、お尻が割れていたので少し切り取ってあります。
こちらの方が柔らかみはあるな。
味の方も末生りプリンスメロン程度の甘さはあり、これはこれで美味しく食べられるが、本生りプリンスメロンの強烈な甘さには及ばないな。お尻が割れていなければ追熟できたのに残念じゃ。
F1品種から採った種から、親と同程度のモノを作るのは簡単ではないと言うことでしょうか。
うむ、可食部の大きさはF1プリンスと同じでニューメロンよりかなり大きいし、ニューメロンと違ってへたに離層が出来るので完全に親に戻った訳では無いようじゃがな。
まあこれも実験じゃ。他の株の戦果も見て精鋭部隊を選抜し、プリンスメロン隊kappaバージョンを育成するのじゃ。
了解しました。
F2プリンスメロン隊、株ごとに違う模様の実が成ってます。最初の株の実の甘さはプリンスメロンにやや及びませんでしたが、他の株の実の味はどうなのか、楽しみでもあります。
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うむ、これまでよく働いてくれたが、遂に力尽きたか。2株で20個も実を付けたら余力は残っておらんじゃろ。撤収じゃ。
了解しました。スイカ隊とは逆に、プリンスメロン隊は接ぎ木苗の方が、実が大きい上に数も多く、圧勝でした。
それが普通なのじゃ。接ぎ木苗は継母に鍛えられているから打たれ強く、少々の試練ではへこたれないのじゃろう。来年は接ぎ木苗のみスカウトしようぞ。
何か違う気もしますが、連作障害の問題もありますし、その方が良さそうですね。プリンスメロン隊の跡地には島ダイコン隊などを配備する計画になっておりますので、早速残渣を撤去して整地します。
しかしまだじゃ、まだ終わらんぞ。
去年収穫したプリンスメロン隊の種から育てているF2プリンスの戦況はどうか。
やはり親とは違うようで、株によって実の模様が様々です。こちらは一番親に似ている実でホワイト隊員、
こちらは縞々のストライプ隊員、
こちらは妙に緑が濃いグリーン隊員、
こちらはウリみたいな模様のウリ隊員です。
う~む、何やらメンデルの法則の実験のようじゃな。
F1品種から種を取って栽培しているのですから、やはり一筋縄ではいきません。簡単に親と同じモノが作れたら、プリンスメロンの種は売れなくなってしまいますよ。
種屋め、上手いことやりおって。
それにしてもプリンスメロンの片親はカンタロープというネットメロンのはずじゃが、残念ながらそれらしい実は付いておらんな。それにF1と比べるとF2は実の数も少ないし、大きさも大分小さいようじゃ。
それは仕方ありません。F1隊のように入念な土作りをしていなかった上に、1株あたりのスペースも極端に狭いですから。
F2隊の苗を配備した6月はまだイチゴ隊が戦果を挙げ続けていたからな。イチゴ隊の場所が空かないので基地の片隅に配備するしかなかったのじゃ。
それでも最初のうちは勢いが良かったのです。しかし途中からぱたっと生長が止まってしまいました。
やはり根を張れるスペースが狭いので、肥料が切れてしまったのじゃろう。
F2隊には一番親に近いものを選抜するという使命がある。もし使えるようなら、来年はイチゴ隊とのローテーションを考えるつもりじゃ。そのために今生っている実だけでも収穫できるよう、液肥で凌ぐのじゃ。
了解しました。最初に実戦配備したグリーン隊員の実はヘタに離層が出来ているものがあります。
おお、そうか。プリンスメロンは収穫適期になると自然に実が蔓から取れるが、このF2隊員もそういった親の形質を受け継いでおるようじゃな。
F2プリンス隊、初の戦果です。重さは680gでした。
うむ、市販のプリンスメロンよりやや大きめというところか。
問題は味じゃな。
切った感じは普通のプリンスメロンですね。味はいかがですか。
ちょっと若い感じがするので、やはり追熟させた方が良いな。甘みはプリンスメロンよりやや淡い感じがする。どちらかと言うとニューメロンに近いぞ。
確かに。
プリンスメロンの片親はニューメロンですから、ニューメロンに似た実が出来てもおかしくありません。
翌日
こちらは同じ株から採れた2号機です。重さは800g、お尻が割れていたので少し切り取ってあります。
こちらの方が柔らかみはあるな。
味の方も末生りプリンスメロン程度の甘さはあり、これはこれで美味しく食べられるが、本生りプリンスメロンの強烈な甘さには及ばないな。お尻が割れていなければ追熟できたのに残念じゃ。
F1品種から採った種から、親と同程度のモノを作るのは簡単ではないと言うことでしょうか。
うむ、可食部の大きさはF1プリンスと同じでニューメロンよりかなり大きいし、ニューメロンと違ってへたに離層が出来るので完全に親に戻った訳では無いようじゃがな。
まあこれも実験じゃ。他の株の戦果も見て精鋭部隊を選抜し、プリンスメロン隊kappaバージョンを育成するのじゃ。
了解しました。
F2プリンスメロン隊、株ごとに違う模様の実が成ってます。最初の株の実の甘さはプリンスメロンにやや及びませんでしたが、他の株の実の味はどうなのか、楽しみでもあります。
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タグ:プリンスメロン
F2になるといろんな個性が出てくるのですね。美味しければ問題なしですね。(^^)
by 水郷楽人 (2010-08-29 21:06)
F1品種の種って、親と同じように育たないだけでちゃんと開花・結実するんですね♪
ある意味福袋みたいでおもしろそうです*^-^*
せっかくなので、どれも美味しくいただけるといいですね~。
by さちこ (2010-08-30 01:03)
同じ親でも個性的なJr達でまさにリアルメンデルの法則という感じですね。
その他の株の隊員の味の報告、ワタシも楽しみです^^
めざすは固定化してオリジナルですね~、期待してます!
by panda (2010-08-30 05:22)
へえ~~、そうなんですか。
一株ごとに違う実がなるとは、わかりやすいですね。
スイカは親と変わらない実がなったのですが、メロンはそうもいかないのでしょうか。
狭いスペースを利用しての野菜作りですので、そうすると、やはりちゃんとした種を買うか、苗を買うほうがいいですね。
時間と手間をかけて育てても、イマイチだったな~では、つまりませんものね。
いい勉強になりました。
接木苗、高いのですが、収穫に間違いないことを考えると、接木のほうがいいのかなあ?
by ann (2010-08-30 07:02)
メローン。スイカとともに私が苦手なモノです(本当)。
今年は放置気味ながらもプチトマトは成功だったので、気をよくして来年は果物に挑戦してみようかしら・・??
・・とクランベリーが一粒しかできなかったトーゴの独り言でした(汗)。
by トーゴ (2010-08-30 16:22)
水郷楽人殿、
確かに色々な個性があって面白いです。これで味が良ければ言うことなしですね。
nice!ありがとうございました。
by kappa (2010-08-30 20:26)
さちこ殿、
福袋とは言い得て妙ですね。
色々食べ比べることができるのも楽しみで、
収穫が待ち遠しいです。
by kappa (2010-08-30 20:28)
panda殿、
実はネットメロンの出現も期待していたのですが、遺伝的には劣勢なのかも知れませんね。
ともあれ味比べの楽しみとともに、品種固定ができたら嬉しいです。
nice!ありがとうございました。
by kappa (2010-08-30 20:29)
ann殿、
仰るとおり、収穫を見込んだ栽培ではF1種の方が確実性があって良いと思います。
ただプリンスメロンの種は1粒100円近くするんですよ~。
なので5月に植えるガチンコ隊は購入苗を使い、収量を期待しない6月以降に植える苗は前年採った種から自作して楽しもうと考えています。
メロンは実が熟す時の株の弱り方が激しいので、末成りまで収穫するつもりなら、接ぎ木苗をお薦めします。撤収時、カボチャの台木は木みたいに太くなっていました。
by kappa (2010-08-30 20:35)
トーゴ殿、
メロン、スイカが駄目とは、もしかしてウリ科のウリ臭さが苦手なのでしょうか。
だとするとキュウリも駄目とか・・・ あっ、でもゴーヤは大丈夫なのですね。
ともあれ、メロンやスイカは甘いので、子供さん用に栽培してみるのも良いかもです。
by kappa (2010-08-30 20:38)
やはりF2種のほうは結果がイマイチですね~~
それでも取れてるので成功ですかね??
とにかく今でもメロンが食べれるとはうらやましいww
by o-sami-o (2010-08-30 21:03)
o-sami-o殿、
メロン隊は本成りの最初の7個が強烈に甘かったのですが、慣れてきたのか末成りなのか、段々甘さが薄れてきた印象です。
今回は株からできる最初の実なので、もっと甘くても良いと思ったのですが、F2のせいなのか、猛暑のせいなのか・・・
でも確かに採れるだけマシですね (^_^;)
nice!ありがとうございました。
by kappa (2010-08-30 21:06)
>接ぎ木苗は継母に鍛えられているから打たれ強く
なるほど!そうだったのですか!
どうりで、病気もせず、頑張るわけです(^^)
プリンスメロン、F2も切り口が素晴らしいですね。
甘味が薄いようですが、見た目は本当に美味しそうです。
by kurizo (2010-09-01 21:11)
kurizo殿、
ホームセンターでは自根苗より接ぎ木苗の方が多く売られています。値段が高く利ざやが大きいということの他に、接ぎ木苗の方が失敗が少なくクレームがつけられにくいと言うこともあるのかも知れません。
F2隊、その後続々収穫していますが、時期的なものなのか、プリンスメロンほど収穫適期がはっきりしない感じがしており、やはりニューメロンの形質が出ているようです。
nice!ありがとうございました。
by kappa (2010-09-04 14:49)