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年末恒例「ア・ラ・カルト」☆2006年12月30日&大晦日 [舞台全般]

夕方から雷と激しい雨になりましたね。
今日は一日ゆっくりしています。ようやくお休みって感じ。
実家でも何もせずだらだらしてただけなんですけど、
途中で電話対応してたから落ち着かなくてね。
昨日も一日走り回ってました。しばらくこんな感じかな?
まあ、年末のM!を励みに頑張ります。^^

さて、昨年末も観ましたよ。ア・ラ・カルト。
初演から18年めだそうですが、私は5年めになります。^^
前回の感想はこちら。
年末恒例「ア・ラ・カルト」☆2005年大晦日

  ア・ラ・カルト~役者と音楽家のいるレストラン~
左から、中西さん、陰山さん、高泉さん、白井さん、石井さん   

【観劇日】2006年12月30日、C席9列、12月31日大晦日千秋楽、C席5列、
  大阪ビジネスパーク円形ホール
【役  者】高泉淳子 、白井 晃、陰山 泰 + 石井一孝(visitor)
【音楽家】中西俊博(v)、クリス・シルバースタイン(b)、竹中俊二(g)、林 正樹(p)

基本の構成は毎年同じ。設定はとあるレストラン。
美味しいお酒とお食事(本当に食べてるの!)と楽しいお喋り。
ショート・ストーリーと歌のショーで構成されています。

物語の主人公はいつか訪れる恋人を待つ一人の女性だったり、
常連客である高橋くん&典子さんだったり、恋人一歩手前?の二人や、
年老いたご夫婦のお話まで、レストランで繰り広げられる風景の数々。

白井さんはオーナー役なんですが、物語によっては女性に扮したり、
旦那さま役をしたりする。高泉さんも恋に悩む女性を演じたかと思えば、
男性役もするし、お着物姿のマダムからおばあちゃままで早変わり。
そんな中、陰山さんはショー・タイム以外は一貫してウェイター役。
それが登場人物は変わっても同じレストランという雰囲気を保っている。
毎年思うけど、この3人の息がぴったりなんですよね。
こんなレストランがあったら是非行ってみたいなといつも思う。

レストランとはお食事が第一の目的だけど、それだけではなく、
お食事をしながらの会話やお店の雰囲気を楽しむ場所。
毎年、ア・ラ・カルト開店前のご挨拶で白井オーナーが言う言葉。
うん、まさにそのとおりですよね。食事を楽しむとはそういうこと。
一人だけの食事はどんなに美味しくても味気なかったりする。
誰かと一緒に、またはお店の方との会話を楽しみながら食事をする、
それが幸せな時間。そして、音楽。最高の組み合わせです。

ともかく今年も楽しかった!
年末に思いっきり笑って、あったかい気持ちで締めくくれるのは
最高に幸せです。ありがとうございます。^^

メニューの中身はこちら!

お笑いネタとか書きたいことがあり過ぎてまとまらないので、
サイドデイッシュ的なお話と、ゲストの石井さんのお話を中心に。
まずは今年もアペリティフのお話です。お酒大好き~。(笑)

アンゴスチュラビターズってご存知ですか?
ベネズエラでドイツ人医師によって考案されたとされるビターズで、
健胃・強壮・解熱の薬効があり、もともとは胃薬だったそう。
お酒の中にはこうした薬効のあるものがあったりしますよね。
苦味が強く、現在では主にカクテルに苦味をつけるのに使われるとか。
マンハッタンやシンガポールスリング、シャンパン・カクテルなど。
カクテルのレシピはよくわからないので今まで意識してませんでしたが、
今度ちょっと見てみよっと。

今回、彼女が頼んだのはオールド・ファッションド。

【作り方】
ロックグラスに角砂糖を入れ、アンゴスチュラ・ビターズを振りかける。
角砂糖にビターズが染み込んだ所で氷を入れ、バーボンウイスキーを入れる。
ステアはしない。そこに、レモン・オレンジ・ライムのスライスを入れる。

高泉さん扮する女性が(↑)を「柑橘系三兄弟」と呼んでましたね。
彼女は角砂糖が溶けるのをじっと待ってから静かに飲んでいました。
そんな彼女のところに、2幕ラストの場面では素敵な男性(石井さん)が
花束を持って登場。破れたと思っていた恋の再開?
それとも新しい恋の始まり??ともかく年の瀬に幸せの予感。
今度は苦過ぎる(個性の強過ぎる)女性にならないよう気をつけましょう。
アンゴスチュラ・ビターズはほんの少しで十分魅力を発揮します。^^

高橋さんと典子さんは相変わらず楽しい。
ウェイターさんも絶妙。前菜はムール貝。
メイン・ディッシュは「ラ・パン」。ウサギ料理~。
私はまだ食べたことがありません・・・。
なんとなく、ね。

この後、いよいよゲストの石井さんが登場。
レストランの場所が大阪城公園駅と京橋駅のどちらからも
ちょっと遠くてわかりにくいという設定になってました。
道に迷って、シアターBRAVA!に行ってしまったとか。
喉が渇いた彼に勧めたのが彼女が待ちながら飲んでいた、
ミント・ジュレップ。これもバーボンを使ったカクテル。
本来はサマー・カクテルなんだそうです。

【作り方】
グラスにミントの葉を数枚とシュガーシロップを入れ、
マドラーを使ってミントの葉をよくつぶします。
上からクラッシュド・アイスをいっぱいにつめ、
バーボンウイスキーを入れ、よくステアして出来上がり。

私の大好きなモフィートと似てる。^^

一昨年末にレミゼで初めて観た石井さん。
カテコの様子を見ていても大人しい方だと勝手に思ってました。
それが!それが!!とんでもない。おもしろい~♪
このまま吉本に入れるんじゃないかというくらいなんですよ。
台詞の間合いやテンポも凄くよくて、笑わせてくれます。
いやー、びっくり。ダーリンも「お笑いの方がいいんちゃうか!」
というくらいの褒めっぷり。もうもう笑えます。

なんたって背も高くて、カッコイイですよね。^^
でも、間近で見るとお顔が大きい?と思っていたら、
休憩後のマダムとのお喋りで笑いながら
「50メートル向うから見てもらった方がいいんですよ~」
と嬉しそうに仰ってました。外人顔ですしね。
マダムとの記念撮影でも自己流遠近法とかなんとか
言いながら嬉しそうに一歩下がって撮ってもらってました。
その様子がまた可愛いの。大阪っぽいノリでしたが、
3代続いてる生粋の東京は葛飾の生まれなんだそう。
お父さまは「ハヒフヘホ」が言えないだけでなく
書けないそうで、髭剃りを「シゲソリ」と書いてはるとか。

実は彼はシンガー・ソング・ライターなんですね。
ア・ラ・カルトへの出演が決まるまで知りませんでした。
なかなか芽が出そうになくて、たまたま受けた
「ミス・サイゴン」のオーディションに受かったのが
ミュージカル俳優になるきっかけだったそうです。
最初はミュージカルは苦手だったそうですが、
今は育ててもらった恩も感じてるし、
これからもミュージカルを広めて行きたいと仰ってました。

会場で売られていたCDも買ったんですが、
ミュージカル・ナンバーを歌う時の石井さんの方が私は好きです。
トークの最後に歌ってくれた♪If♪もなんとなく物足りなくて。

でも、ショー・タイムでの「ジキルとハイド」は凄かった。
「ジキルとハイド」はとても気に入ってはるようで、
歌う前に「ミュージカル俳優の血が騒ぐ!」と叫んでました。
見事にパロっていて、「ジキルとハイド」のオファー待ち、
という設定。最後に「関係者の皆さまよろしくお願いします」
と消えていく。かなり本気?(笑)帰ってから調べたら、
鹿賀版「ジキルとハイド」は今年が最後なんですね。
もう次のキャストが決まってるの?それとも本気でアピール?!
ともかく、石井さんが演るなら観たい、観たい!!
パロっている内容もおもしろかったですけど、
歌そのものが迫力でした。ミュージカル・ナンバーを歌う時は
歌い方が違うのね。台詞からも気迫を感じました。
CDに入っている真面目版もとってもいいの。
フジテレビさん、東宝さん、是非是非お願いします。^^ 

 In The Scent Of Love

「ジキルとハイド」真面目版も入っている石井さんのCD。
ミュージカルを中心に書き下ろしの2曲も入っています。
実はこの中にスティービー・ワンダーの♪I Wish♪が入っていて、
全然違うアレンジに仕上がっています。
思わずオリジナルが聴きたくなって、それがこちら(↓)に繋がるの。
(長いでしょ~。) 
スティービー・ワンダー
少し物足りない歌もありますが、音楽センスはいいと思う。
なんだかんだと何度か聴いています。

いつも大きな舞台で演じている石井さんが、
「ア・ラ・カルト」はあったかい、そして、大阪は熱い!
僕みたいだと仰ってました。嬉しいな。

年初から長くなってきたけど、このままいっちゃう~。

ショー・タイムですが、これはもう楽しいの一言♪
ペギーにセルシオ、3人で歌う♪ABC♪(お
疲れさま~)、
石井さんのジキルとハイド、どれも個性豊かで強烈。
それぞれが臆することなくステージの空気をがらりと変えていく。
そして、高泉さんの♪On the Sunny Side of the Street♪
昨年の夏のライブ以来(
French Swinging Jazzy Night!)、
この歌に弱いの。思わず涙が出ちゃう。大好きです。

デザートでのシーンは今回から親子ではなく、
ご夫婦になりましたね。高泉さんの子役が辛くなってきた?
ここで取り上げられているのがこのCD。

チェット・ベイカー・シングス

チェット・ベイカー・シングス

  • アーティスト: チェット・ベイカー, ラス・フリーマン,
  • ジェームス・ボンド, ピーター・リットマン
  • 出版社/メーカー: 東芝EMI
  • 発売日: 2006/06/14
  • メディア: CD

ダーリンも知らなかったようです。
かなり古いようですが、昨年新たに発売されてるのね。
ちらっと演奏してくれた感じだと聴いたことはある?

最近、昔の音楽にかなり興味があるので、
これもamazonで注文してみましたよ。
冬の夜にジャズを聴く・・・なんかいい感じでしょ。

♪マイ・ファニー・ヴァレンタイン♪という歌も入ってて、
若い時にこのアルバムを好きな人にプレゼントするのが流行った、
というのが話題。

好きな歌をテープに録音して、
日本語の歌詞を添えて渡したりしたとか・・・。
白井さん扮するだんなさまが当時恋人だった
奥さまに渡したのが♪タイム・アフター・タイム♪
素敵な歌詞のようですね。^^

高泉さん達の年代とはちょっと離れていますが、
でも、ダーリンにテープをもらったことはあるから、
とっても懐かしい感じがしました。

今だと簡単なことが、あの頃は手間も暇もかかった。
なんだか、今から思うとそれが嬉しいですね。

最後は今回もハンドベル。
大晦日の千秋楽はオール・スタンディングでした。
キャストの皆さまの輝く笑顔が嬉しかった。
本当にお疲れさまでした。ありがとうございました。
また今年の年末を楽しみにしてますね。^^


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コメント 6

素敵なレポありがとう♪
読んでるだけで笑っちゃったりホワッとしたりしちゃったよ。
by (2007-01-08 13:20) 

kanon

Periちゃん、楽しんで頂けて嬉しいです。
ありがとうね。毎年、とっても素敵なのよん。
今年の年末は青山円形劇場へ是非!!
by kanon (2007-01-08 20:54) 

「タイム・アフター・タイム」っていろんな人がカバーしてるけど
やっぱシンディーローパーのがよかったよね。
by (2007-01-10 22:02) 

kanon

魔女さん、ありがとう。シンディー・ローパーも好き。
チェット・ベイカーの「タイム・アフター・タイム」はかなり古いようだから、
シンディーのとは違うんだけど、こちらもいいよ。^^
by kanon (2007-01-13 01:04) 

あっ!また間違えたか(T_T)
by (2007-01-13 20:22) 

kanon

魔女さん、いいの。いいの。
私もよくわかってないからー。^^
by kanon (2007-01-14 16:08) 

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