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French Swinging Jazzy Night! [舞台全般]

 高泉さんとパトリック 

「ア・ラ・カルト」を初めて観たのは2002年のこと。
ともかく楽しくて、終わった後、幸せな気分でいぱいになれたのね。
それ以来、「ア・ラ・カルト」は我が家の年末の楽しみになりました。

高泉さんとの出会いはこの「ア・ラ・カルト」。
女優さんであり、ジャズ歌手であり、そして、「ア・ラ・カルト」の台本も
書かれるという多彩な才能を持つ彼女。笑顔が素敵なの!

そんな彼女のライブが大阪であるというので行って来ましたよ。
もうね、めっちゃ楽しかったです。高泉さんの歌はもちろん、
お喋りが楽しくてね。しかも、バンドの皆さんが素敵で!!!
極上のフレンチ・ジャズの夕べ♪でした。楽しかったー。
こんなことなら1部から通しで聴けばよかったと後で後悔。

<ライブ>
2006年08月09日(水) 21:00- ROYAL HORSE 
☆member
高泉淳子(vo) Patrick Nugier(vo,aco,flh)
有田純弘(g) 竹中俊二(g) Chris Silverstein
★★Guest
Patrick Nugier(vo,aco,flh) 

今回は1部(19:00-)と2部(21:00-)が入替制。
お店の方が1時間程度で終わるって仰るので、
2部に参加の私達は8時15分過ぎにお店に到着。
まだ終わってませんでした。やっぱりね。
開演も遅れたんだろうけど、1時間じゃあねえ。
立って待っている間に、1部の曲も少し聴けてよかった。

でも、この入替制ってのが大変でして。
ここはBlue Noteと同じような形式でテーブルでお食事もできて、
清算は後払いなのね。これがなかなか時間がかかる。
結局、座れたのは9時頃でした。2部の始まりが9時10分過ぎで、
お料理を頼んだり(1ドリンク、1フードは頼まないといけない)、
それがやってきたり・・・しばらく落ち着かなかった。
まあ、でも、飲みながら、食べながら、ジャズを聴くっていうのも、
それはそれで悪くはない。問題は立って待っている間に足が攣っちゃって。
しかも両足。痛いのよ~。冷や汗まで出てきちゃって大変でした。
ダーリンに「帰る?」と聞かれたけど、それも無理だってば!
必死で揉み解して開演までにはなんとかなりましたが、
もうどうしようかと思いましたよ。1部と2部では構成も違ったようだし、

こんなことになるなら、1部から参加すればよかったわ。
通し券があったから、そっちの方がかなりお得だったしねえ。
まっ、いいや、次回はそうしましょう。

さて、まずはセット・リストといきたいところですが、えっと、すみません、
曲名がわかりません。ジャズやシャンソンに詳しくなくて。
お喋りの順番もかなり怪しいです。とりあえず、思いつくままに。

1部の高泉さんは清楚なオフ・ホワイト系の服でしたが、
2部はぐっと大人っぽくってことで、黒のドレスでした。
こちらの方が似合ってたと思う。素敵でしたよ~。(^^)

始まりの曲はジャズらしい?というとなんですが、
かったる~い感じのする曲。 ← ボキャブラリー無し

高泉さんは伸びやかな声というわけではないのですが、
ジャズがよく似合うハスキー・ボイス。
あっ、お喋りの時はとっても可愛らしいお声ですよ。^^
私的にはこの最初の曲のようなかったるい感じの曲よりも、
もっと軽快な曲や、ジャズ風のシャンソンが似合ってると思う。
それも、英語や仏語で歌っている時の方が好きです。

この日は「ア・ラ・カルト」でもお馴染みのクリスと竹中さん以外に、
ギターで有田さんが参加されてて、ご紹介がありました。
有田さんのマンドリンの弾き語り(後半は皆さん参加)で、
♪ハニーサックル・ローズ♪これ、題名でいいのかな。(かなり不安)
「ア・ラ・カルト」でも歌われているし、有名な曲だと思うので、
馴染みはあるんですが、いまひとつよくわかってないの。
高泉さんがいつも気持ちよさそうに歌ってはって、好きなんですよ。
有田さんのマンドリンがまたよくてね。後でお伺いしたら、
普通のマンドリンとは違って、丸みがないタイプで、
フラット・マンドリンというんだそうです。めっちゃ素敵な音色。
有田さんの笑顔が優しくてねえ。それがそのまま音にも現れてる。
リズムも正確で小気味よくて、聴いてて嬉しくなっちゃいます。
マンドリン以外に演奏されていたのはジャズ・ギターだとか。
また聴いてみたいなあ。

高泉さんは、もともとお芝居よりも歌がお好きだったとのことで、
大学で演劇サークルに入った時も「何ができる?」と聞かれて、
「歌」と答えていたそうで、よく余興に歌わされたと仰ってました。
それ以来、お芝居の時にもよく歌われてるいるそうです。
大学時代に知り合ったのが「ア・ラ・カルト」のメンバー。
白井晃さんはサラリーマンをしながらお芝居をされていた時が
あったようですが、ある日「(お芝居との両立は)もう限界だ」と、
会社に行けなくなったとか。そんな時に上演したお芝居の最初に
歌っていたという曲が♪バイバイ ブラックバード♪(だと思う)。
「 泣かないで」という意味が込められているそうです。

この後かな?今度はパトリックのご紹介がありました。
昨年の「ア・ラ・カルト」のゲストでもあったアコーディオン奏者。
多才な方のようで、トランペット風のものも吹いてはりました。
高泉さんの憧れの方だったようてすが、初めてご一緒した時に、
シャンソンの替え歌を歌ったら睨まれたような気がして、
それ以来、10年程会ってなかったとか。その替え歌を披露。
最初はオリジナルをバトリックが歌って、その後、高泉さんの替え歌。
アコーディオンを弾きながら歌うパトリックの声は甘くて優しい。
うーん、さすがはフランス人!なんて、曲に浸っているその時、
高泉さんの替え歌が!♪ズボン、半ズボン~♪なんじゃそれ~?!
途中もわけわからないままなんだか可笑しくて、大笑い。
ラストは♪マルシェ、 カレ~、マルシェ♪で終わったと思う。
もうねえ、高泉さんのセンスは凄過ぎますよ。可笑しいよ~。

パトリックはかなり日本語がお上手です。
しかも、さすがフランス人というか、お喋り好き~。
話し出したら止まらない!て感じでした。
たまにわかりにくい時もあるけど、一生懸命喋る姿が可愛い。
この時はフランス移民にまつわる歌の話をしてくれました。
ケイジャンって歌の名前かと思っていたら、後で少し調べたら、
カナダのフランス系移民のことのようで、ケイジャン音楽とか、
ケイジャン料理があるそうです。歌はカントリー風の曲調でした。

この後かな?高泉さんは一旦退場されて、
高泉さんのリクエストによるパトリックの歌が2曲。

1曲目はパトリックとどなたかのオリジナル曲だそうで、
TVドラマ「美味しい関係」(TVは見てないけど原作は好き♪)で
流れていた曲だそうです。それと、哀愁漂うタンゴ風の曲。
これも聴いたことあるけど、名前はわかりませんー。
もうね、パトリックのアコーディオンは圧巻でした。
じっと指先を見詰めてるとわけわかんなくなってきちゃうので、
曲を楽しむために見ないようにしようと思うのですが、でも、見ちゃう。
大阪のライブハウスが、一瞬でパリの街角のカフェに変わる。
ともかく素晴らしかったです。フランス語って艶があるねえ。

再び、高泉さんが登場して、まず一曲。

その後に海外でお芝居をされた時のお話をされて、
「歌は3分で人の心を掴むことができる」というようなことを仰ってました。
お芝居だと言葉の壁もあって、なかなかそうはいかないと。
そして、終わりも近づいてきたということで、
「今日来て下さった皆様に、いいことがたくさんありますように!」
と歌ってくれた歌・・・

始まった途端にぐっときちゃって、
その直前の言葉のとおり、一瞬で心を掴まれちゃってた。
なんだろうねえ。わからないけど、泣いてました。
もう恋はしないと決めていたそんな昨日までの自分とはさようなら、
日差し溢れる明るい未来に向かって歩いていこう!みたいな歌で、
切なくて泣けるんじゃなくて、とってもあったかくて、
高泉さんの笑顔と歌声と、バンドの皆さまの笑顔が素敵で、
とっても幸せな気持ちになれたんだと思う。

有田さんもそうですが、竹中さんの笑顔も素敵なんですよねえ。
お二人とも本当に楽しそうに演奏されてて、見ていて嬉しくなる。
もちろん、クリスも!クリスのベースはライブハウスという、
空間の中で気持ちよく響いてました。皆さん、息もぴったりなのですが、
パトリックがアコーディオンを弾く時に他の3人がパトリックを
ちらちら見詰めてたりとか、それぞれの音を確かめながら、
丁寧に演奏されているのがとってもよかったです。

そんな風に楽しく過ごしているうちにあっという間にラストの曲。
昨年、パトリックが「ア・ラ・カルト」に出演するということでできた曲?
とっても楽しい曲です。

この後、拍手は鳴りやまず・・・アンコール♪

高泉さんは大阪の初めての場所ってことで、
かなり緊張されていたようですが、「大阪は熱い!」と
喜んでくださって、みんなもやんや!やんや!!

そして、お芝居でも歌でも、彼女はいつも、
「明日も生きていきましょうね!」
という気持ちを込めてるんだとか。

だから、私は彼女の作る「ア・ラ・カルト」が好きなんだなあ!
その気持ち、しっかりと届いてますよ。^^

歌ってくれたのは、♪オー・シャンゼリゼ♪

誰もが聞いたことのある歌ですよね。
これをジャズ風に歌ってくれました。
また泣けてきちゃってねえ。

♪オー、シャンゼリゼ~、オーオーオー、シャンゼリーゼ~♪

という感じで、めっちゃ気持ちよさそうでした。^^

すーごく、よかった。
高泉さんの声にとってもよく合ってて、
心に響いたよ。

♪いつも 何か 素敵な ことが あなたをまつよ シャンゼリゼ♪
(このフレーズはフランス語でしたが)

うん、そうですね。
最後の最後まで笑顔をありがとうございました!

CDの紹介などは次の記事へ! Jazzy Nightの後、Finger Steps


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コメント 2

kanoちゃん、充分レポートできてるよ~(笑)
私も知り合いの知り合いがステージ立つということで、一度ジャズライブに行ったのと、大好きだった人の行き着けお店がジャズバーで連れてってもらったなぁ・・・遠い目(笑)
by (2006-08-15 18:28) 

kanon

Periちゃん、ありがとう~。
思い入れたっぷりなので、頑張って書いてみました。^^
真夏の暑い夜、たまにはジャズもいいよー。
by kanon (2006-08-16 13:47) 

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