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3DトリックアートのJulian Beever(ジュリアン・ビーバー)が歌舞伎町シネシティにやってくる! [イベント]

Batman and Robin to the rescue by Julian Beever

バットマンとロビンがビル4階の壁に火事で取り残された人を救出!

思わず唾を飲む緊張のレスキューシーン、実はこれ映画のワンシーンではありません。ロンドンの歩道路面にイギリス人アーティストのJulian Beever(ジュリアン・ビバー)氏がオイルチョークを使って描いた3Dのトリックアートなんです。下のは、昨年の7月G8が開催されていたイギリス・エジンバラでの歩道に描かれたLive8(世界を動かす先進国首脳に対して「アフリカなどで貧困によって救えるはずの命が毎日3万人も失われている」のを先進国の支援拠出額倍増や債務帳消しによって救済を呼びかける活動)をサポートするイラスト。

 

左の写真は正面からの見た目、右は横から見たもの。あまりのリアルさに足を止める人たちも多いという。Julian Beever氏のこういったトリックアートの活動は既に10年ほどだとか、イギリス本国のみならフランスやベルギー、オーストラリアなどいろいろな国に及ぶ。そして、2006年5月、いよいよJulian Beeverのトリック・アートが海を越えて日本に、それも歌舞伎町にやってくる!

期日は5月22日から24日までの3日間に、歌舞伎町シネシティ広場をキャンバスに立体絵を描こうというもの。実現にあたっては、5月27日から新宿ミラノ座で公開される映画「GOAL!」を配給する東芝エンタテインメントが、映画のPRとともに、この映画自体がイギリス・プレミアリーグを舞台にするサッカー映画であるということなどさまざまな環境があって実現したものである。そのため、シネシティ広場に描かれる3Dアートは下の案のように「GOAL!」のPR用アートということだが、それはともかく制作進行がライブカメラでも逐次見れるかもしれない。

シネシティ広場では、5月17日から21日まで東京ギンガ堂のシアターアプル公演「夢~歌舞伎町物語」のプロローグ部分を移動演劇という形で屋外でデモンストレーションを行う。その直後に22日から24日までがこのアートイベント、25日には映画「GOAL!」のプレミアイベント(ゲスト等は未定)と続くことに。乞うご期待!

4月19日、歌舞伎町商店街振興組合で行われた「よくしよう委員会」(片桐基次委員長:組合専務理事)でも、事務局長の城氏からこのイベントについて説明があった。

 

暖かくなってきたので、シネシティ広場におけるイベントの持ち込みも増えてきている。20日には第二回歌舞伎町ライブ・ミュージックプロムナードも開催。話はかわるが、この日の「よくしよう委員会」では歌舞伎町の客引きについての議論があった。「歌舞伎町から客引きを追放するキャンペーンをなにかできないか?」というものである。現在、歌舞伎町にはカラオケ・居酒屋(飲食店営業)、キャバクラ・セクキャバ・ホストクラブ(風俗営業)、違法性風俗・裏DVD、若干の中国エステなどがある。違法性が高いほど人目を忍んで客を引く姿があり、逆に違法とはいいにくいカラオケ業や居酒屋は缶ジュースをのみながらタバコのポイ捨ても目立つといった具合にマナーも悪く、非常に来街者から評判が悪い。また、22時あたりから黒人のキャッチ(セクキャバ等)があずま通りや一番街、靖国通りに目立ち始める。風俗・性風俗については法的に客引きは違法行為となっているため、暴力団のケツ持ちが存在し、たとえば一人当たり電信柱間隔ごとに縄張りを持つ。(単位ごとにミカジメ)一方、黒人キャッチは先日もミカジメ要求する住吉系暴力団とトラブルがあったりしているところから、表面上は暴力団の資金源にはなっていないが、違法風俗のような電信柱単位の縄張りでせいぜい10mもついてこないのと異なり、黒人はひつこく50mくらいついてくる。

地域の不動産業者などからは「歌舞伎町は客引きが多いから出店はちょっとね・・」なんていう話が客からあると言う。といって、警察もなかなか客引きを徹底排除するのは人員も足りないという現実をどうしたものか。とくに、6月1日に風俗案内所条例施行を控え、既に客引きは増加傾向で、深夜の花道通りは路上に出るキャッチの方が一般の客よりもはるかに多いのが現実。いかに客引きがいにくい空気をつくるか、あるいはちがった形でいい方法はないか。昼間は制服の警官が街を歩いているが、深夜は本庁から私服で見回ってるというが、民間でもできることを探さないといけない。


先日の喜兵衛プロジェクトの空き物件ツアーのあと、自分あてにこんなメールを頂いたので紹介します。

Sent: Wednesday, April 19, 2006 6:26 PM

さて、ツアーに初めて参加して、なんとなくのイメージや雰囲気のようなものを体感できたことは非常に有意義でした。ただ、喜兵衛プロジェクトらしさというよりも不動産仲介プロジェクト的な色合いが濃いまま終わってしまったことが残念でした。ブログにも書かれていたように、プロジェクトの方向性なり趣旨に沿ったツアー内容ではないと思わざるを得ませんでした。ギャバクラやホストクラブ、スナックを開業したい方であれば魅力的なツアーだったかもしれません。少なくとも、喜兵衛プロジェクトが目指すものとツアー内容にギャップがあり過ぎて、私自身、戸惑ってしまいました。

それから、喜兵衛プロジェクト事務局の対応も不安でした。どこか他人事の空気が漂うからです。実際に参加した個人なり企業から、ツアー後の感想や聞き取り調査などなく、果たして喜兵衛プロジェクト会議のメンバーがツアー参加者の声を知っているのか不安です。実際、私のところには何も事後の連絡や調査などの電話はありません。喜兵衛プロジェクトが、わざわざ税金を使って不動産会社にお客を紹介しているように映ってしまいました。

恐らく、手探り状態なのでしょうけれども、お話にならないという印象を持たれないためにも、プロジェクトとして、最低限の事前事後の聞き取りぐらいはすべきではないかと思います。事務局にこのようなことを言うと、単なる苦情、クレームとして受け取られそうなので、失礼とは思いますが、寺谷様にメールしました。今後ともプロジェクトの行方には注目していこうと思っています。様子を見ながら、またツアーに参加するかもしれませんが、その時はよろしくお願いします。

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実はこの日の空き物件ツアーには私も同行していたわけだが、こういった実際に「歌舞伎町に進出しよう」とかすかにも思って参加してくれた方からの意見は大切だと思い、ご本人の許諾を頂き公開することにした。思いを自分宛にも送っていただき、少なくとも接点をもってもらえる方はまだいい、それすらなくただツアーに参加して、あるいは事務局に問い合わせして、シラケて去っていった方々もいるのだろうなと。

事務局にしても、喜兵衛プロジェクトの委員方も、反論はたくさんあるだろう。しかし、現実にこうした声が複数あるということも認識するべきだし、また委員ではないが会議に参加、微力ながらいろいろ意見をいわせてもらっている自分自身にも反省すべき点は多い。どこかでキーをかけちがえたかな?とか、また喜兵衛プロジェクトに対する街の不動産業者やビルオーナーからのコンセンサスがいまだに十分得られていない事実など深刻な問題もある。個人的にも、このまま喜兵衛プロジェクトを進めていって果たして機能するのか、疑問も多い。いろいろ、人脈とか人間関係で物事は進んでる場合も多いのはわかる。個々の面子もある、機能しないからといって、一度壊して改めて立ち上げなおすのが簡単じゃないのもわかる。では、どうするか。

ある街の事情通の方に話をしたら、こんなことを言われた。

「スペーストラスト(街では最大手の不動産業者)だけが一肌脱いで協力してくれているからといって、それだけではすぐに限界がくる。物件にも限りがある。その他にも、たくさんの不動産屋がこの街にはいる。みなさん、これは収入になりそうだなって思えば協力してくれる、そういう話をみなさん待っている。しかし、そこがまったく見えてこないのではないか。そんなアプローチを探して欲しい。」

とはいうものの、不動産業者の選別は非常に難しいところもある。実際、山口組系の不動産業者が一番街の某問題物件をまるごと手中におさめ仲介斡旋に動いているという情報も入ってきている。また貸し的手法が上限金利をはるかに上回る闇金融の隠れ蓑になっている場合もある。金貸しの上限金利が議論になっているが、不動産を絡めると金利100%200%が合法的にできてしまうという問題もある。

このブログをずっと読んでいただいている方には、自分がどうこのことを思っているかはわかると思うので、今日は外部の意見を紹介するにとどめておくことにする。まだまだ歌舞伎町には商業地としてポテンシャルがある。ポテンシャルがあるうちに次々と対策、カンフルを打たねばならない。


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YUKI-arch

Julian Beeverの3Dのトリックアートを、
観に行きたいと思っています。
日程をしっかり手帳に書き込みましたよ。
by YUKI-arch (2006-04-22 08:21) 

Tera

ジュリアン・ビーバーのトリックアート、自分も楽しみにしています。
現代のフレスコ画(フレスコの意は生気のある、新鮮な)、ダヴィンチと言ってもいいんじゃないかと。今回は商業アートですが、こう言ったアイディアを、たとえば新しく開発するビルの天井に書いてもらうとか壁面を活かすとか、そんなことが出来たらなぁと思います。
まずは、制作時に雨が降らないでくれれば^^;
by Tera (2006-04-26 14:47) 

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