星人ロロン（11）
◎ルビィの森に着いたロロンと田茂木、調査団の一行は、やや赤みを帯びた葉をもつ、鬱蒼たる木々からなる森林の神秘さに、しばし調査の目的を忘れ、見入っていた。日の光が葉を通し、赤く染まって地面に届いている。..
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星人ロロン（10）
☆田茂木にはここが如何言うところか、ピーン！ときた。つまりここは、銀河で最大の古代文明を築いたプカスカ人の影響を受けたところのひとつなのだ、と。 ☆赤毛で耳朶のない、原始的な貫頭衣を着たベルベル..
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星人ロロン（9）
〇出発時の強力なGの圧力をうけ、ロケットは大気圏を抜けた。ガルー号は、静かなる宇宙空間の中に今、あった。田茂木とロロンは、ロケットの船室にいて、無重力の世界で、プカプカと浮かんでいた。ふたりはオレンジ..
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星人ロロン（8）
☆それから2ヶ月くらい経った、ある春の日のことだった。 ☆ロロンと田茂木は、小型ながら高性能にして大出力の“メガトロンエンジン”を持つ二人乗り用ロケット「マゼラン」に乗って、はるか銀河系の中心近..
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