記事 での「SF小説」の検索結果 28件
銀河系・明日の神話(2)
●第1章第2話・惑星シエスタへ●
☆鬱蒼たる熱帯系の密林に覆われた、惑星ギラを出発して、はや数時間。昆虫学者・田茂木茸雄とアンドロイドのロロン、それに惑星ソラリスで、2人に命を救われた男性型アン..
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銀河系・明日の神話/『星人ロロン』改め(1)
☆今回からは、『星人ロロン』改め『銀河系・明日の神話』というタイトルで、話を書くことにする。デジタル流行りで電子書籍の時代が来始めているという今、必要なのは『物語の復興』なのだ。☆
●第1章..
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星人ロロン・第2部(10)-最終章
(久しぶりに「ドラマ・ミニアチュール」を再開する)
☆昆虫学者・田茂木茸雄の古い知り合いである最上百合子の両親が、面相の良くない彼女の恋人代わりに雇ったというアンドロイドのジークフリート。彼から..
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星人ロロン・第2部(9)
▼惑星ソラリスで発見した、身元不明の男の記憶を解析していた、田茂木茸雄とロロン。モニターを見つめるその2人に、蒼ざめた驚愕の色が浮かんだ。
▼モニターに映し出されたのは、なんと、朝永とドド・..
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星人ロロン・第2部(8)
☆「う~ん、それもそうだな…」虚空を漂う目つきをして、無表情に近い表情の男をみて、田茂木も呟くように言った。確かに、この男をおいて、惑星ソラリスへこれ以上の物見遊山なんて、出来るわけがない。
☆..
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星人ロロン・第2部(7)
☆謎の記憶喪失男のポケットから転がり出た、なぞの黒い石の玉…?田茂木とロロンには、それがいったい、何を意味するシロモノなのか、皆目、見当がつかなかった。それもそのはず、彼等はその石の由来なんてまるで知..
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星人ロロン・第2部(6)
☆『(5)からの続き』☆
☆惑星ソラリスの、青一色でネットリした、コラーゲン液性の海から、瀕死の状態で助け出された、眼のうつろなそいつは、自分の名前すら、思い出せない様子であった。
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星人ロロン・第2部(5)
☆青く輝く海で満たされた、生きた惑星ソラリスの、宇宙ポートが、ガルー号を操るロロンと田茂木茸雄の眼にいよいよ大きくうつり始めた。
☆「さあ、着くぞ」田茂木は操縦竿を手前に引いて、着陸態勢にロケッ..
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星人ロロン・第2部(2)
☆ガルーロケットの脳型コンピュータつき羅針盤が、この星に衝突したショックでか、酷くイカレていた。ナビゲーション機構が正常に作動しないらしい。惑星昆虫学者の田茂木茸雄は、ハッチを開けて出て来るなり、深い..
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星人ロロン・第2部(1)
☆ベルベル星を旅立った、田茂木とロロンを乗せたロケット・ガルー号は、順調に銀河系内を航行していた。ロロンは、ガルー号の船窓から、真っ暗な宇宙空間を眺め、有る事を思い返していた。
☆それは、ピンダ..
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星人ロロン(12)-第1部最終章
★地下の大理石で出来た、大きな丸い扉を前にした一行は、しばらくはその前で、立ち止まっていた。やがて、ラングラーが腕まくりをして、扉を動かして開けようとした。「う、うむむむ…!」
★だが、扉はびく..
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