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タグ検索トップ  >  記事  /  亡者
記事 での「亡者」の検索結果 362
もうじやのたわむれ 314
はなし汎武ん ] 09:00 08/28
 発羅津玄喜氏がおせっかいの決意表明をするのでありました。  我々は船の左舷からプールサイドを通って船尾に行ったのでありましたが、今度は船尾から船首に向かって右舷のデッキを歩いてみるのでありました。..
タグ: 亡者 戯れ 娑婆 味わい 陰鬱 無表情 気配 お茶の水 演芸
もうじやのたわむれ 313
はなし汎武ん ] 09:00 08/26
 デッキの最後尾まで来て拙生は足を止めるのでありました。船のスクリューが蹴立てる白い波が眼下に見下ろせるのでありました。そこから真っ直ぐ延びていている航跡は、地獄省の港を出た三途の川を横断するこの船が..
タグ: 亡者 戯れ 気後れ 及び腰 あれこれ 無愛想 たじろぐ 居酒屋 勇気
もうじやのたわむれ 312
はなし汎武ん ] 14:00 08/24
「ああそうですか。そう云う事なら」  発羅津玄喜氏はそう云って、一礼してから席に座り直すのでありました。 「しかし準娑婆省まで二三時間かかるとなると、退屈しますよねえ」  逸茂厳記氏が微糖の缶コ..
タグ: 亡者 戯れ 娑婆 コーヒー 散歩 お辞儀 無意味 クール
もうじやのたわむれ 311
はなし汎武ん ] 09:00 08/22
「いや、止しておきましょう。私だけ飲んでも美味くはないですし、私の今の立場は、酒を呑気に飲んでいられるようなものではないでしょうからね」 「この度の事は、亡者様には何の落ち度もないのですし、偏に我々..
タグ: 戯れ 呑気 亡者 お辞儀 娑婆 コーヒー 遠慮 演芸 池袋
もうじやのたわむれ 310
はなし汎武ん ] 09:00 08/20
 確かに船のデッキにあるマホガニーの板敷きの客室には、乗船客は我々だけしか居ないのでありました。我々は広い客室の、隅の方の席に固まって座るのでありました。  せっかく広々とした客室を一亡者三鬼で独占..
タグ: 亡者 戯れ 娑婆 寄席 演芸 池袋 落語 コーヒー きびきび
もうじやのたわむれ 309
はなし汎武ん ] 09:00 08/18
「手塞ぎでしょうから、準娑婆省までそのお土産品は私がお預かりいたしましょう」  逸茂厳記氏が気を利かせて、歩きながら両手を差し出すのでありました。 「これはどうも恐れ入ります」  娑婆時代から無..
タグ: 亡者 戯れ 娑婆 無精 愛想 テレビ コーヒー 魅力的 あれこれ
もうじやのたわむれ 308
はなし汎武ん ] 09:00 08/16
 逸茂厳記氏が無精な事を云うのでありました。 「いやひょっとしたら二泊になるかも知れんよ。まあ、三泊にはならないと思うが」  補佐官筆頭が、肩から袈裟に下げた旅行カバンを撫でながら云うのでありまし..
タグ: 呑気 腕時計 無精 旅行 戯れ 娑婆 心根 審問官 記録官
もうじやのたわむれ 307
はなし汎武ん ] 09:00 08/14
「判りました。色々気を遣って頂いて痛み入ります」  拙生は深めのお辞儀をするのでありました。 「本当は私達も準娑婆省まで同行して、貴方様のいまわの際に立ちあって、向うの世への旅立ちを静かに見送りた..
タグ: 旅行 愛想 按配 たじろぐ しめやか 記録官 審問官 お辞儀 娑婆
もうじやのたわむれ 306
はなし汎武ん ] 09:00 08/12
「ところで、せっかくこちらにいらしたのですから、・・・」  記録官が、今までずうっと後ろに回していた手を、おずおずと前に差し出すのでありました。その手には熨斗のかけられた小ぶりの紙函が握られているの..
タグ: 亡者 戯れ 娑婆 審問官 記録官 老人 生一本 気後れ 地図
もうじやのたわむれ 305
はなし汎武ん ] 14:00 08/10
 窓際の長椅子の傍に見慣れた顔が二つあるのでありました。それはこちらに来て最初に会話を交わした、あの審問官と記録官でありました。  審問官と記録官は、二鬼の護衛につき添われて出発ロビーに現れた拙生を..
タグ: 亡者 戯れ 娑婆 審問官 記録官 お辞儀 愛想 しめやか あれこれ 審理
もうじやのたわむれ 304
はなし汎武ん ] 09:00 08/08
 拙生は呑気にそんな愛想なんぞを云うのでありました。「ところでお二鬼共、準娑婆省の方には行った事がおありなので?」 「私は前に一度、矢張りあの補佐官筆頭のお伴で、これも同じように或る亡者様の護衛で行..
タグ: 娑婆 戯れ 亡者 呑気 愛想 辺境 あれこれ ちょっかい 気配 了見
もうじやのたわむれ 303
はなし汎武ん ] 09:00 08/06
 補佐官筆頭の後ろについて審理室を出ると、廊下に賀亜土万蔵警護係長と逸茂厳記氏に発羅津玄喜氏と云う、見慣れた顔が揃っていて、拙生に夫々お辞儀をするのでありました。 「おや、これはどうも」  拙生は..
タグ: 亡者 戯れ 娑婆 審理 お辞儀 しめやか 遠慮 了見 高校生 体育会
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